都市伝説「山の牧場」は、都市伝説の中で最も信憑性の高いものといえるでしょう。
実際に山の牧場を訪れた人もおり、メディアでも取り上げられ、場所の特定もされているのです。
UFO説やオカルト説など、まだまだ未解決な謎を含む山の牧場には、どんな怪奇現象が起こっているのでしょう。
山の牧場の場所や、噂になっている殺人事件の真相など詳しく見ていきます。
目次
山の牧場の場所が特定!旧朝日牧場がある場所は?

兵庫県出身のオカルト研究家であり、小説家の中山市朗が大学生時代に目撃した「山の牧場」は、有名な都市伝説として語り継がれています。
フジテレビの「世界の何だコレ!?ミステリーSP」でも取り上げられており、場所も特定されていました。
UFOとの関係も囁かれていますが、実在する山の牧場では何が起こっているのでしょうか。
山の牧場がある場所は兵庫県?

中山市朗が学生時代に迷い込んだという、山の牧場は彼の出身地と同じ、兵庫県朝来市に実在します。
山中の道を、少しわきにそれると細い道が続き、その先に廃墟となった牧場らしき施設が姿を現すのです。
兵庫県朝来市といえば、天空の城で有名になった竹田城があるところです。
そんな有名な観光地がある朝来市にひっそりと佇む、山の牧場は本当にただの牧場だったのでしょうか。
兵庫県朝来市 ついに来た❗❗❗ pic.twitter.com/c1mK0AVhk2
— はる♂ (@KuniZoen66126) June 18, 2023
都市伝説の実態を一目見ようと、YouTuberなども訪れていますが、現在は立ち入り禁止となっているようです。
内容①大学生の中山氏が映画撮影

山の牧場は、1982年に当時大学生だった中山市朗が卒業制作で映画を作っていた時に見つけました。
中山市朗のほか、カメラマンと記録係が村の全体像を撮影するために、車で山に登ったのです。
その時、偶然舗装の切れた細い脇道が目に入ってきたといいます。
好奇心に駆られた3人は、その細道を先へ先へと進みました。
どうせ突き当りになるだろう、と思っていたようですが、予想とは裏腹に突き当たったその先には廃墟となった牧場が姿を現したのです。
内容②あと30メートル

学生時代の中山市朗らが、細い道を進んでいた時に、道の横にドラム缶があり白いペンキで「あと30メートル」と書かれていました。
道案内が出ているとなると、きっと何かある。
うっそうと茂る草むらの道を進むのは、少々勇気がいりますが好奇心の方が勝ったということでしょうか。
その先も進むごとに「あと20メートル」などと続き、最後には「終点」の文字がありました。
何とも奇妙な道案内で、「終点」という文字が少し不気味に感じます。
内容③大量の御札と「たすけての」白文字を発見

中山市朗らは車を降りて、終点の先へ向かうとどことなく違和感を感じる牛舎や、ひっくり返ったトラックなどが目に入りました。
そして牧場には不釣り合いなコンクリートの建物を発見し、その中に入ると1階には石灰の山があったということです。
消石灰ならば、土の改良や牧場で消毒にも使用するものなので、置いてあっても不思議ではありません。
しかし奇妙な点がいくつかありました。
- 2階にあがる階段がない
- 多くのビーカーやフラスコが床に落ちていた
- 2階には人形が散らばっていた
- 2階には床から天井までびっしりとお札が張られていた
彼らは階段のない2階に、山の斜面を利用して飛び移ったようです。
そして、この山の牧場が都市伝説になった、大きな原因が襖に書かれた「たすけて」の文字でした。
誰が何のために監禁されていたのか、どうして逃げることができなかったのか、様々な疑問が頭をよぎります。
山の牧場の正体はUFOの秘密基地?

実は、竹田城が近くにあるこの一帯は、UFOの目撃情報も多い場所です。
さらに、廃墟となった建物の中には分厚い医学書や意味不明の文字で書かれた人体図などがありました。
その為、奇妙な物証の数々を見た学生たちは UFOの基地だ、と冗談で言っていたようです。
いずれにしても、見慣れない文字は何を意味しているのか、未だに真相は謎のままです。
【都市伝説】「山の牧場」の後日談5選!奇妙で怖い話が衝撃的!

都市伝説「山の牧場」には後日談が数多く語られ、その怖い話は、通常の牧場とはかけ離れたものでした。
場所も特定されている山の牧場の正体は、UFOに関係するものなのか、その真相を知ったものは現在行方が分からなくなっているようです。
怖い牧場と噂される、山の牧場の後日談を紹介します。
後日談①UFO好きの少年が行方不明

中山市朗たちが山の牧場を発見し、地元の人へその話をするとその人は顔色を変えたことがあったといいます。
さらに、地元の人たちから周辺はUFOの目撃情報が多いという情報を得ました。
UFOが好きだった友人は、後日、山の牧場へ行き写真を撮ったので中山市朗にその写真送るといっていたのです。
しかし写真が届かなかったばかりか、その友人はそれっきり消息が不明となっています。
彼は偶然引っ越してしまい連絡が取れなくなってしまったのか、あるいは彼の身に何かが起きたのか、真相は不明です。
ただ気になる証言が残されています。
それは写真を撮ったという日に、友人の家に正体不明の黒ずくめの男性が訪ねてきたというものです。
中山さんの「山の牧場」の話を聞きなおしたので、Googleマップで調べてたらUFOのマークみたいなのあって笑ったw
なんだろこれ?「山の牧場」の話は、めっちゃざっくり言うと
宇宙人が作った建物では?みたいな話だよん。 pic.twitter.com/wxwJMeynUH— 唯野みき🔧🐰 (@tadanomiki) June 2, 2022
Twitterでは、このUFO形の光をとらえた映像が時々アップされています。
後日談②北海道旅行の女性が拉致?

黒ずくめの男性と聞くと映画メン・イン・ブラックを想像する人が多いのではないでしょうか。
こちらも実在するという都市伝説がありますが、同じように北海道で黒ずくめの男性に拉致されそうになったという話があります。
その女性はUFO好きな友人と撮影のために北海道へ行きました。
そこで正体不明の黒ずくめの男に拉致されそうになり、友人が助け出したというのです。
友人のカメラに何かがうつってしまったということでしょうか。
後日談③ディレクターがUFOを目撃

黒ずくめの男に関して、さらに証言がありました。
あるUFO好きなディレクターが、UFOを目撃した日に正体不明の黒ずくめの男たちが彼のもとに訪れたようです。
そのディレクターは、その事件のあとUFOのことは一切口にしなくなった、という話もありました。
なにか脅されたのではないか、と噂されています。
後日談④殺人事件

山の牧場で殺人事件があったのではないか、と多くの人が恐怖を感じています。
殺人事件に関してメディアでの報道は過去にもありませんが、あまりにも不気味な廃墟なので、どこからともなく噂が流れたのではないでしょうか。
しかし、世の中には闇に消されてしまった真相があるのも事実です。
殺人事件は、怖い牧場というイメージで生まれたものなのか、殺人事件が実際にあったのかはなんともいえません。
後日談⑤奇妙な点が多すぎる

そもそも、山の牧場には奇妙な点が数多く見られます。
- 巨石が事務室に突き刺さっている
- 中山市朗らが発見した床から天井までの奇妙な文字
- つながっていないのに、水が滴り続けるパイプ
- そして牛舎からは牛を飼っていた形跡が見当たらないこと
これらが何を意味しているのか、現在も解明されていません。
久しぶりにGoogleマップで”山の牧場”を見てみたら、謎の光が映り込んでる!!もしかして、UFO!?そんな訳ないか。じゃあ、あの光いったい??#Googleマップ #山の牧場 #廃墟 #心霊スポット pic.twitter.com/LbMJeNW548
— りゅうじ(マステライ) (@41216193) October 20, 2022
山の牧場を検索した人からも、謎の光が反射していると投稿されています。
この光の正体は一体何なのか、それは謎のままです。
都市伝説スポット :
山の牧場色んな人の動画見てたんだが
だれも触れない事があったので 言っておくと” 草刈りしてある ”
ということだ。
誰も使っていない廃墟なのに
広大な土地の大部分が
草刈りしてあるのだ。一体だれが 手入れしているというのだろう。(??)
— サターン5 (@sosetsubi) August 29, 2022
山の牧場に関して、草が刈ってあるあるというツイートもありました。
確かに長年放置されていることを考慮すると、少々奇妙な感じがします。
【体験談】2022年山の牧場に行った者が現る!

山の牧場は兵庫県朝来市和田山町朝日561と住所まで明らかにされています。
その為、この地を訪れる人も出現し、その様子を動画にアップしていました。
この動画は2022年のもので、中山市朗らが訪れてから少々人の手が加えられた形跡もあります。
動画の中では明らかに無理やり後付けされた、と思える階段が映し出されています。
中山市朗らが訪れた時には、階段はなかったと証言していました。
1988年のチラシ

建物の中には1988年に撮影された建物内の写真が残っていました。
その数枚の写真に人物は一切写っておらず、牧場なのに牛の姿や牧場っぽい写真は一切ありません。
1988年当時は、まだ廃墟となっていないことの証明となるでしょう。
ではなぜ、地元の人たちは誰もこの施設の存在を知らないのか、あるいは口をつぐんでいるだけなのか、謎は深まります。
中山氏が言っていた巨石が本当にある!

山の牧場は都市伝説といわれていますが、実際は中山市朗の実体験を「新耳袋」で掲載したことが始まりです。
当時は中山市朗の作り話なのではないか、とも噂されていました。
しかし、2022年に撮影された動画には、中山市朗が語っていたように事務所に巨石が置かれています。
搬入経路が不明な巨石、と中山市朗がいっていたものです。
1982年と1985年に中山市朗が見た巨石は、この動画の中では割られて組み立てられたようなテーブルになっています。
誰かが巨石に手を加えた形跡が残っていたのです。
なんだこれミステリーで山の牧場やっとる❗
てかネットの都市伝説じゃなくて、中山先生の体験談じゃん— センゴク (@M3ntalillness) March 15, 2023
ただの都市伝説と思っていた人も多かったようですが、実際の場所が公表され謎の施設が実在したことに驚く声もあがっています。
子牛の骨が残っている?!子牛

中山市朗らが訪れた際はトイレの天井がはがれていて、そこに子牛の骨が置いてありました。
しかし、動画の中ではその骨は小ぶりなものに変わっています。
犬やキツネ、タヌキの骨という説もありますが、なぜ骨は入れ替わっているのでしょう。
誰かの悪戯なのか、山に住む野生動物のせいなのかはっきりとはわかりません。
そもそも、なぜトイレの天井に骨があるのかも不明です。
山の牧場は、奇妙な怖い牧場として実在していた
山の牧場は場所もはっきりとわかっており、興味本位で訪れる人も増えています。
その為悪戯も多く、もともと襖に書いてあった「たすけて」の文字をまねる悪戯も起きています。
しかし、山の牧場の奇妙さは通常の牧場と比較すると一目瞭然、本当に牛舎として使用していたのか、その正体はいまだ闇の中です。