ダークウェブにはやばいサイトが多くあり、利用すると怖い目にあうと言われています。
「また都市伝説的な話でしょ?」と信用していない人もいるでしょう。
しかし、実際にダークウェブ自体は存在しています。
では、ダークウェブを利用して、本当に酷い目にあった人はいるのでしょうか?
また、ダークウェブにはどのような目的で利用されているものなのでしょうか?
目次
そもそもダークウェブって何?

ダークウェブが危険であることは有名です。
しかし、「そもそもダークウェブってどいうこと?」「普段使うネットとは違うの?」などと思う人もいるでしょう。
そのため、まずはダークウェブがどのようなものであるか確認しておきましょう。
匿名性の高いサイト

私たちが日常的に使っているワード検索でヒットする誰でも利用できるサイトのことをサーフェイスウェブと言います。
また、会員サイトやメールサーバーなどののログイン後のページにように、検索でヒットせず、特定の人しか辿り着けないサイトをディープウェブと言います。
そして、通常の検索でヒットせず、特殊なツールを利用しないと辿り着けず、ディープウェブよりも深い位置にあるサイトがダークウェブです。
その大きな特徴は匿名性が高いことです。
サイトの運営者やユーザーや個人情報やサイト内でのやりとりなどの特定が難しくなっています。
アクセスはできる?

ダークウェブに入るには特殊なツールが必要です。
しかし、そのツール自体は入手が難しいものではありません。
そのため、ネットの知識があれば、ダークウェブに入ること自体はそれほど難しくはないでしょう。
危険性が高いって本当?

「匿名性が高いのであれば、むしろ安全なのでは?」と思った人もいるでしょう。
しかし、ダークウェブでは匿名性が高いことから、危険なやりとりがされることの多い場とされています。
また、ネットのプロフェッショナルも多く利用しているので、いくら匿名性が高いと言っても完全に身が保証されるわけでもありません。
サイトの種類も、違法な売買がされるショップサイトやサーフェイスウェブでは公開できない闇動画サイトなどがあるようです。
そのため、うっかり危険なやりとりをしている場に入り込んでしまうと、怖い目にあう危険性があります。
ただし、ダークウェブのサイトが全て危険というわけでもありません。
匿名性が高く、個人を特定することが難しいので、真実を伝えるために規制された情報を発信したり、情報交換したりなどを目的に利用している人たちもいます。
ダークウェブには何がある?

ダークウェブには危険なショップサイトや闇動画サイトなどがあると言われています。
では、具体的にどのようなサイトがあるのでしょうか?
違法な売買がされるショップサイト

ダークウェブにもネットショップがあります。
ただし、そこで売買されているのは、企業情報や個人情報、PCウイルスなどの一般では取り扱えないものが売られています。
中には、人身売買や暗殺依頼まで行っているサイトもあるようです。
すでに閉鎖されていますが、シルクロードは有名なショップでした。
ドラッグや個人情報、ハッキング技術のノウハウなどが販売されていて、利用登録者は95万人以上いたと言われています。
トラウマ確定の動画サイト

サーフェイスウェブでも直視できないグロ動画や画像を見かけることはあります。
しかし、規制によってそれらの画像はすぐに削除されることもよくあります。
ダークウェブでは、そのようなグロ動画や画像が平然と並ぶ闇動画サイトもあるようです。
さらに、サーフェイスウェブで見かけるものよりも、過激で残酷なものも多いと言われています。
また、中には監禁された人の様子をライブ配信して、視聴者はコメントで監禁されている人に対してやってほしいことを希望できるサイトもあると言われています。
闇情報が飛び交うブログやチャット

ダークウェブは匿名性が高くて、個人を特定されにくいです。
そのため、ブログやチャットでは、国が規制をしている情報の発信や違法性のある情報がやりとりなどがされていると言われています。
また、これらのサービスの運営は国から情報開示の請求をされても、絶対に情報を渡さないそうです。
ダークウェブで酷い目を見た人はいる?

ダークウェブが危険であることは有名です。
ネット掲示板などでも、「酷い目にあった」と、書き込まれていることもよくあります。
それらの書き込みが本当であるかは不明ですが、中には情報が詳しくて本物っぽく、ゾッとするような話もあります。
危険性を把握するためにも、ダークウェブのやばい体験談を確認しておきましょう。
リアルタイムでの特定

Aさんはダークウェブに興味本位で入りました。
適当なサイトを選んで入ると、そこでは仮面を被った男性がただ椅子に座っているだけのライブ配信をしていました。
コメント機能があったので、Aさんは配信者に「あなたは誰ですか?」「そこで何をしているのですか?」などと質問をします。
しかし、仮面の男性は何も答えませんでした。
しばらくすると、仮面の男性からAさんに対して「あなたはここがどういう場所か知っていますが?」と逆に質問してきました。
Aさんが「わかりません」と返すと、仮面の男性は「あなたはすぐにここから去るべきです」と忠告します。
その忠告から、Aさんは「ここでは違法なことをしているのですか?」と尋ねます。
すると、仮面の男は「すぐに去るべきと言ったのですよ。⚪️⚪️さん」と言います。
そのとき、Aさんが呼ばれた名前はコメント欄に表示されているハンドルネームではなく本名だったそうです。
動画でトラウマ

Bさんは1人の女性が部屋で過ごす映像が流れているサイトに入りました。
「もしかして、どこかの盗撮動画?」と思いましたが、女性はカメラの位置を把握しているようで、時おりカメラの方を見ていました。
また、カメラに向かって話しかけるような素振りも見せます。
ただし、音声は流れていないので、女性が何を伝えているのかはわかりませんでした。
Bさんは自身の生活配信や、これからホラー的要素が起こる演技的な配信や動画などと思ったそうです。
しかし、女性が急に扉の方に勢いよく視線を向けます。
次の瞬間、女性はカメラに駆け寄って、必死に何かを伝えようと訴えかけてきました。
その必死さは演技ではないことが明確にわかる鬼気迫るものでした。
その後、覆面をした人が部屋に入ってきて、抵抗する女性を部屋から連れ出します。
数十分ほど誰もいない部屋が映され続けた後に、唐突に画面が暗くなって何も映らなくなりました。
インパクトの強い内容と、その後の想像によってBさんは忘れられない恐怖を感じました。
ウイルス感染の可能性

Cさんはあるサイトに入ったところ、ページは移動したものの、何も表示されずに真っ黒な表示がされました。
「固まったかな?」と思って、しばらく待っていると処理の負荷がかかっているのか、PCのファンが激しく動き出しました。
危険を感じたCさんはページを閉じようとしますが、ウィンドウの「閉じるボタン」が消えていることに気がつきます。
また、マウスを動かしてもカーソルは動かず、キーボードも反応がなかったそうです。
直感的に「やばい!」と感じたCさんはPCを強制終了します。
PCに異常がないか確認すると、特に異常はなかったようです。
しかし、PCから個人情報が抜き取られたとすれば、その情報はダークウェブで売買される可能性があります。
もし、ダークウェブで個人情報が流れれば、日本国内でネット詐欺の被害に遭うよりも、さらに怖い目に遭う危険性があります。
Cさんは恐怖を感じましたが、ひとまずその後は何も被害はなかったそうです。
ダークウェブにはどうやって入る?

ダークウェブでは違法なやりとりがされていると言われています。
しかし、ダークウェブに入ること自体は違法ではありません。
また、入り方はそれほど難しくもありません。
そのため、興味を持って「ダークウェブに入りたい」「入り方を知りたい」などと思う人もいるようです。
では、ダークウェブにはどうすれば入れるのでしょうか?
Torを使う

ダークウェブにはTorというブラウザを使えば入ることができます。
Torはユーザーの情報を隠したままネットを利用できるブラウザです。
基本的にはTorをPCにインストールすれば、ダークウェブに入れるため、入り方自体は難しくありません。
AndroidとiOSでも、Onion Browserなどのアプリを使うことで入ることができます。
ダークウェブのサイトはドメインが「.onion」となっているものが多いので、アドレスをサイト探しの参考にしましょう。
ただし、Torやアプリなどを使っても、完全にユーザー情報を隠せるわけではありません。
また、訪れた先で怖い目にあう可能性もあります。
何が起こるかわからないので、ダークウェブに入る際には自己責任であることを理解しておきましょう。
ダークウェブに入る際の注意点

ダークウェブの入り方はそれほど難しくありません。
ただし、Torを使っても情報が漏れる可能性があります。
そのため、身を守るには他にも対策を立てておかなければなりません。
その最低限の対策として、やっておくべきことが2つあります。
VPN接続で使う

ダークウェブにはVPN接続をして入るようにしましょう。
VPNは通信するデータを暗号化してくれるため、セキュリティ強化ができます。
ダークウェブで個人が特定されると怖い目にあう可能性もあるので、VPNは入れておきましょう。
専用メールアドレスを作る

ダークウェブのサイトではサービスを利用する際にメールアドレスの登録が求められることもあります。
もし、普段使いしているメールアドレスを登録に使うと、メールアドレスから個人を特定される危険性があります。
そのため、ダークウェブで使う専用のメールアドレスは作っておきましょう。
また、メールはProtonMailやTORboxなどのユーザーを追跡が難しく、Torブラウザで使えるものを使いましょう。
ダークウェブで酷い目を見てしまった人もいるはず

ダークウェブでのやばい話は都市伝説的なものと思って信用しない人もいるでしょう。
たしかに、ネット掲示板などに書き込まれているダークウェブでのやばい話には、本当か疑わしいものもあります。
しかし、中には細かい情報が書かれていて、とても偽物には思えない体験談を見かけることもあります。
興味本位で訪れるにはあまりにもリスクが高いので、必要がないのであれば、近づかないことが無難でしょう。