【静岡保育園】3歳女児バス置き去り死亡事件とは?ヘラヘラ会見や悲惨な状況について調査

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2022年9月に起きた「牧之原幼稚園バス3歳女児死亡事件」。

あまりにも悲惨な事故だったため、テレビでも大きく報道されました。

そしてその中で行われた謝罪、説明会見。

会見で垣間見えた園長の人間性、当時の園の杜撰な管理体制など調査しました。

静岡保育園3歳女児バス置き去り死亡事件とは?悲惨な状況について調査

認定こども園「川崎幼稚園」にて、3歳の女の子が送迎バスに置き去りにされ死亡する事故が発生しました。

子供の送迎バスの置き去り死亡事故は、前年の2021年に福岡県で発生したばかりでした。

2度このような事故が起こらぬよう、保育現場では再三注意喚起が行われ、バスでの確認作業の見直しや事故防止の登園アプリなどが導入されました。

どうしてこの時の教訓が活かされなかったのか、同じ事故がなぜ起きてしまったのか?

幼い命が犠牲になった悲惨な事故の状況をみていきます。

牧之原市認定こども園「川崎幼稚園」バス置き去り死亡事件について

2022年9月5日、静岡県牧之原市の認定こども園「川崎幼稚園」で送迎バスに女児が置き去りにされ、死亡する事故が発生しました。

事故当日の朝、普段の運転手が欠勤したため代理で園長が送迎バスを運転し、児童を幼稚園に送り届けました。

園につくと、バスに同乗していた職員は、泣いてしまっていた園児の手をひいて先に降車。

そして園児が全員降車したと思い込んだ園長は駐車場にバスを停め、車内確認をしないままバスを施錠しました。

先生の降車の指示を待って座っていた3歳の女児は、バスの中に閉じ込められてしまいました。

約5時間後にバスの中で発見された際には、女児に呼吸はなく、暑さに耐えかねたのか上半身の衣類を脱いだ状態で倒れていたそうです。

すぐに病院に搬送されましたが、まもなく女児の死亡が確認されました。

女児をバスに乗せた際、同乗していた職員が乗車チェックを記入し忘れていたため、バス内の人数の把握ができておらず、園に到着した後も女児がバスに取り残されている事にだれも気づかなかったとのことでした。

母親が朝に用意した水筒の中身も空っぽになっており、灼熱のバスの中で苦しみ、亡くなっていったとニュースでも大きく取り上げられました。

事故当日は園長がバスを運転

事故当日は普段のバスの運転手が急遽休みとなり、代替えの運転手を探したが見つからず、園長自らバスの運転を行っていたそうです。

会見で園長は、「園児の降車確認は同乗してた女性職員がすると認識しており、バスの後方を振り返り確認はしたが、座席まで見ていなかった」と発言しました。

さらにはバス送迎の後に病院で待ち合わせをしていた為、慌てており、児童降車後の車内点検をしていなかったとも認めました。

事故当日担任は何をしていた?欠勤していたとの噂も?

事故後のTwitterでは、事故当日は担任が欠勤していたと噂になっていました。

しかし、会見で「担任、副担任ともに女児は欠席だと認識してしまっていた」と説明があった為、事故当日に出勤していたことが証明されました。

欠勤の噂はTwitter上での勘違いということになります。

そして担任は事故当日、女児の不在に気づいていながら保護者への欠席確認を怠るという安全管理においての重大な確認ミスを犯しています。

川崎幼稚園では、出欠確認を登園アプリで行い、保護者が出欠を朝までにアプリへ入力する事になっていました。

被害にあった女児も事故当日、「出席」と登録されていました。

朝の時点で、副担任がこのことに気づき、担任に報告しましたが特に保護者に確認することもなく無断欠席だと認識してしまったそうです。

その後、女児の父親がアプリで「欠席」となっているのに気がつき、園に確認の電話を入れましたが、ここでも女児の出欠確認が行われず女児が発見されることはありませんでした。

この2回の確認が行われていれば、確実に女児は助かっていたと警察の調べで判明しています。

バスの窓にもペイントされていた

女児が発見されなかった要因の一つに挙げられるのが、バスのペイントです。

運転席と助手席を除く後方部分の窓が、白色のシールのようなもので覆われており、動物のイラストが描かれていました。

園によると、「デザインがかわいい」と決まったもので、園が使っている3台の送迎バスのうち、当該バスだけが窓全体へ装飾がされていたとのこと。

装飾により車内が見えづらかったことで、発見にいたらなかったとも考えられます。

静岡保育園バス置き去りはわざとだった?疑われる理由3選

バス置き去り事故が報道された際、TwitterなどのSNSでは「置き去りはわざとではないか」、「園児への虐待があったのではないか」と意見が多くみられました。

園職員は、何度も女児の不在に気づく機会があったにもかかわらず、多くのミスが重なり女児を助けられなかったことに疑問の声が上がったようです。

疑われる理由①6人しか乗っていないのに忘れるはずがない

送迎バスと聞くと大人数を想像しますが、今回の送迎バスに乗車していたのは被害女児を含めても園児6人のみでした。

園長と職員は降車の際、同乗していた2歳の園児が泣いていた為そこに気を取られ、被害女児が降車していない事に気が付かなかったと証言しています。

はたして大人2人共が子供1人を忘れるなんてことが本当にあるのでしょうか

国の幼稚園、保育園の保育士の配置人数は、1-2歳児で園児6人あたり保育士が1人というのが基準で決められいます。

その基準を超える大人2人で子供6人を見ていたのにもかかわらず、どちらも女児1人がいないことに気づかないなど、疑惑の声が上がるのも仕方ありません。

疑われる理由②お仕置きで閉じ込めていたのでは?

近年、園児への虐待と思われる「お仕置き」を行い、摘発される幼稚園、保育園が後を立たず問題になっています。

今回の事故も公表された園側のミスがあまりにも多い点や、会見での園長や副園長の不適切な態度に不信感が募り、「お仕置きとして、わざと女児をバスに閉じ込めたのではないか」とSNSで話題になりました。

疑われる理由③保育活動時に何度も点呼していたのでは?

通常の園では、保育活動時は人数確認のために何度も点呼を行います

1人でも誰かが足りなければ、大問題になりますので細心の注意を払う場面でもあります。

ただ今回の場合、担任と副担任は女児が欠席だと思い込んでしまっていた為、最初から点呼の数には入っておらず、気づかれることはありませんでした。

静岡保育園バス置き去り事故の会見が酷すぎる!園長は反省していない?

バスの置き去り事故後、園側は保護者説明会、会見を行いました。

しかし、この説明会と会見での園側の態度があまりにも酷かったため、園に子供達を預ける保護者の怒りが爆発し、ショックで体調不良になってしまう保護者が続出しました。

何名もが救急車で搬送され前代未聞の騒ぎとなりました。

園長は被害女児の名前を何度も間違える

園長は会見で状況説明を行う中、被害女児の名前を何度も間違える場面がありました

自分が死なせてしまった女児の名前を間違えるなど、言語道断でありえない行為です。

会見での節々の態度や発言から園長には、自身が「事故を引き起こした当事者である」という認識がないように見受けられました。

副園長は会見中に爆笑し「疲れた」と発言

会見中、園長と副園長は何度も笑みも浮かべ、回答中に薄ら笑いをすることもありました。

もちろん笑みを浮かべるような会見の内容ではなく、記者たちの憤りさえ感じる会場で当事者の2人はどうして笑みを浮かべる事ができたのでしょうか。

挙げ句の果てに副園長は、司会を務めていた園職員にむけて「疲れちゃった」と声をかける始末です。

死亡事故の会見中だとは思えない、耳を疑うような発言です。

被害女児が事故当時、灼熱のバスの中でどれほど辛かったか想像すると、無念さと悔しさが滲みます。

会見をみた人からのコメント

今回の悲惨な事故は世間の大きな話題となり、会見の様子も各局で放送されました。

園側のあまりに無責任な態度に、憤慨しショックを受ける人が続出しました。

そして、Twitterではその悲痛な思いを吐露するツイートが多く見受けられました。

 

・会見を見ただけで吐き気がした。反省どころか自分の責任だと思ってないだろう

・見ていられない

・会見なんて泣いて説明できないだろうと思ったら、想像と違うくてショック 

・全員他人のせいにしてる、人為的なミスは本当にありえない

静岡保育園バス置き去り事件について芸能人がコメント!被害女児を思い涙も

静岡保育園バス置き去り事件は、あまりにショッキングな内容だったため大きく報道されました。

それと同時に園が行った説明会見の様子も多数の報道番組で放送されました。

説明会見をみた数々の芸能人も、様々なコメントを残しています。

コメント① 宮根誠司

宮根さんは司会を務める番組にて、コメントしました。

「お父さんの悲痛な悲しみの叫びと、この園長先生をはじめとする園の会見を見るたびに、なんかもう・・・しんどいというか、つらいっていうかね・・・

暑くて、水筒空っぽになって・・・上脱いでしんどかったやろなと思うとね。」と被害女児を弔いました。

コメント② 千原ジュニア

会見を見た千原ジュニアさんは怒りをあらわにしました。

「臨時とか、車のスライドの力がどうとか、クラクションならせるうんぬんでなく、人間として、車にのっけて降りたかどうか。6人が乗って、5人しか降りてない、だけの話ですよね」と話し、当時運転手をしていた園長を強く非難しました

コメント③ 谷原章介

会見をみて「不幸な事故は数多くありますが、車内に閉じ込められて・・・徐々に徐々に苦しんで命を奪われていく・・・」と涙をながし言葉をつまらせながら語りました。

谷原さんは子だくさん、子煩悩で知られていますが今回の事故もわが子に重ねて考え、堪らなかったのでしょう。

コメント④ ヒロミ

ヒロミさんは多発するバスの置き去り事故対策を提案しました

「閉めないってのを基本ルールにして。車を盗まれるとか、何とかは違う問題になっちゃうけど、ドアを開けっ放しにしておくっていうのをやっておくだけでも、もしかしたら何か助かるかもしれない

子供を持つ父親として、もう2度と同じ事故を繰り返してはいけないという強い思いが感じられました。

コメント⑤ 高橋真麻

保育園に通う娘を持つ高橋真麻さんは、「どんなに謝罪されても受け入れられないし、納得できないと思うが、その上で理事長の対応、謝っているように見えないし、反省しているように見えない印象を受けた」と語りました。

ご遺族の気持ちを思い、理事長(園長)に対し厳しい意見をぶつけました。

静岡保育園バス置き去り事件を教訓に

静岡県警は事故が起きた同年12月5日に園長や副園長、当時のクラス担任、副担任の4人を業務上過失致死の疑いで書類送検しました。

園の杜撰な安全管理や職員の無責任さ、園長の認識の甘さが今回の事故を引き起こしたと認められたわけです。

園職員の誰か1人でもしっかりと確認をしてくれていたら助かったはずの命

そして園長、副園長による悲惨な会見での信じがたい態度や発言は、亡くなった女児に対する冒涜であり、ご遺族にとって到底許せるものではないでしょう。

保育園、幼稚園においては、今以上の安全管理の徹底、万が一に備えて子供が自力で助けを求められるような環境づくりを目指していただき、今回亡くなった女児の事故を風化させないよう伝えていってくれることを願いましょう。