うたで話題のマヌルネコは飼えるのか?飼育している動物園はどこ?

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猫にはいろいろな種類がいて、どれも人気が高いです。

それらの種類の中で、マヌルネコに注目が集まっています。

どの種類の猫よりも、とにかくモフモフなその姿を可愛いと思う人は多いでしょう。

しかし、どうして急にそのマヌルネコの人気や認知度が高まったのでしょうか?

また、マヌルネコとはどのような猫であり、飼うことはできるのでしょうか?

ネットで話題のマヌルネコとは?

これまでマヌルネコは一般的に知られる種類の猫ではありませんでしたが、急にその人気と認知度を高めました。

急に人気と認知度が高まったことにはきっかけがあります。

では、どうしてその人気と認知度は急に高まったのでしょうか?

また、マヌルネコとはどのような猫なのでしょうか?

マヌルネコの見た目

マヌルネコの大きな特徴は他の猫と比べて圧倒的にモフモフした毛です。

モフモフの毛が全体のシルエットを丸くしていて、そのずんぐりとした姿が可愛いと人気です。

また、短足君の足をしていて、丸い体を揺らしながら少しのそのそと歩く姿も可愛いと言われています。

毛があることで体が大きく見えますが、体長は50cm~60cmくらいであり、一般的な家猫と大きさは変わりません。

もう1つ、明るい場所でも目が縦細くならずに丸いまま小さくなるというの特徴もあります。

細い目も猫らしくて良いですが、可愛さでは丸い目を好む人が多いでしょう。

マヌルネコは目が細くならないので、常に可愛い表情を見せてくれます。

どんな生活をしている?

マヌルネコが生息しているのは、シベリア南部からアジア中央辺りや、イラン・アフガニスタンなどです。

そのため、砂漠地帯や3000mを超える高地などの夏は非常に暑くて、冬は厳しい氷点下という過酷な環境で暮らしています。

モフモフの毛は極寒に適用するためのものであり、短足は岩場に隠れた獲物を狙ったり、身を隠すためのものです。

しかし、過酷な環境でたくましく生きていますが、砂漠や高地などでは雑菌が少ないため、感染症には弱いです。

感染症に弱いので、保護して人間の環境下で繁殖させることが難しいことから絶滅が危惧されている希少な猫でもあります。

マヌルネコがネットで話題になった理由

マヌルネコは他の種類の猫と比べると、あまり認知度が高い猫ではありませんでした。

しかし、那須どうぶつ王国が作成した「マヌルネコのうた」のMVがYouTubeで公開されると、その人気は急激に高まりました。

2021年4月に公開され、5日で再生数は8万回を超え、2023年1月には329万回に達しました。

MVでは可愛い姿も注目を集めましたが、独特な歌詞と中毒性のある曲も人気を集める要因となったようです。

また、「マヌルネコのうた」はMV作成の告知動画が先に公開されていました。

そのタイミングがエイプリルフールだったため、前振りが効いていたことも注目を集める要因になりました。

もともとはエイプリルフール用のネタ動画でしたが、その動画がクリエイターの目に留まり、映像の作成のオファーを求めたことで本当にMVが作成されることになります。

那須どうぶつ王国はマヌルネコの魅力と絶滅を危惧される状況にあることを広めたいと思って、MVの作成を決めたそうです。

マヌルネコを飼うことはできる?

モフモフで可愛い姿を見て、マヌルネコを飼いたいと思った人もいるでしょう。

では、マヌルネコは家で飼うことができるのでしょうか?

もし、飼えるのであれば、どのくらいの値段となるのでしょうか?

法で保護されている

マヌルネコは絶滅が危惧されている希少な猫なので、法で保護されています。

そのため、値段がつけられるような猫ではなく、一般家庭で飼うことはできません。

しかし、繁殖や保護を目的で世界各地の動物園では飼育されていて、日本の動物園でも会うことはできます。

もし、どうしてもマヌルネコに会いたい場合は、動物園に足を運びましょう。

飼育も難しい

マヌルネコは絶滅が危惧されていて、動物園では繁殖が試みられています。

しかし、感染症での死亡率が高く、動物園でも飼育が難しくて、なかなか個体数が増えていないようです。

数が減った原因の1つには、毛皮を目的にした密漁があります。

絶滅が危惧されたことで狩猟は禁止されましたが、密漁されたマヌルネコの毛皮が高い値段で裏取引されていると考えられています。

そのため、野生の数もなかなか増えない状況となっているようです。

マヌルネコに会うには?

マヌルネコは一般家庭では飼うことができないので、どうしても会いたいのであれば動物園に行くしかありません。

では、どこの動物園に行けば会うことができるのでしょうか?

※引っ越しや体調などによって公開時間の変更や中止などされることがあります。そのため、マヌルネコに会いに行く前には、必ず各動物園の情報を確認してください。

那須どうぶつ王国

那須どうぶつ王国は「マヌルネコのうた」を作った動物園です。

2021年にマヌルネコの新施設がオープンされていて、魅力を存分に堪能できるようになっています。

他にも、ペンギンやオットセイなどの水棲動物やレッサーパンダなども見ることができます。

また、カピバラの湯は冬の風物詩にもなっています。

神戸どうぶつ王国

神戸どうぶつ王国にはアズというメスがいて、そのお婿さん候補として上野動物園からオスのナルが引っ越してきました。

ナルは2022年の8月5日から一般公開が開始されています。

また、「動かない鳥」で有名なハシビロコウも見ることができます。

旭山動物園

旭山動物園にはグルーシャがいます。

マヌルネコはマイナス50度にもなる寒い地域で暮らしています。

そこまで寒くなることはありませんが、日本では北海道が野生での生活環境に近いでしょう。

そのため、本来の生活に近い環境で過ごすマヌルネコを見ることができます。

こども動物自然公園

こども動物自然公園にはタビーがいます。

2021年3月にマヌルロックという施設ができました。

乾燥した岩場をイメージした施設で、野生のマヌルネコに近い暮らしを見ることができます。

東山動植物園

東山動植物園にはレフがいましたが、2021年1月に繁殖のため他の動物園に引っ越しました。

代わりに神戸どうぶつ王国からエルが引っ越してきました。

エルは那須どうぶつ王国で生まれたマヌルネコです。

上野動物園

飼育が難しいマヌルネコですが、上野動物園ではその繁殖に何度も成功しています。

生まれたマヌルネコは他の動物園に引っ越しているので、日本のマヌルネコたちにとって上野動物園は縁が深い場所と言えるでしょう。

園内でヌマルネコに会うこともでき、西園の小獣館で公開されています。

マヌルネコに会いに行こう

ネットで話題となったヌマルネコはモフモフの毛や丸いシルエットが可愛いと人気です。

ただし、絶滅が危惧されている希少種であり、一般家庭で飼うことはできません。

しかし、日本の動物園で会うことはできます。

どうしてもマヌルネコに会いたいのであれば、動物園に行ってみましょう。

その可愛い姿にきっと癒されることでしょう。