未確認生物にはいろいろな種類がいて、世界中で目撃されています。
オゴポゴもその未確認生物の1種であり、人を襲う事件を起こしたと言われています。
では、人まで襲うオゴポゴとは、一体どのような生物なのでしょうか?
また、オゴポゴが起こした事件とは、どのようなものだったのでしょうか?
目次
巨大なUMAオゴポゴとは?

有名な未確認生物にはイエティやネッシーなどがいます。
これらであれば姿を想像できる人は多いでしょう。
しかし、オゴポゴのことは知らず、その姿を想像できない人もいます。
そのため、まずはオゴポゴがどのような生物なのか確認しておきましょう。
どんな姿をしている?
今年はオゴポゴ目撃150周年だとさっき気付きました🦕 pic.twitter.com/CSlLbZ3Xdm
— ザクレスホビー (@zakures_hobby) February 2, 2022
オゴポゴは捕獲されていませんが、目撃情報からその姿が想像されています。
体長は5m~15mもあると言われていて、体は蛇のように細長く、緑色をしていて黒っぽい斑点があります。
また、頭には突起が付いていて、顔の印象は馬やドラゴンに近いです。
普段は水の中で生活していると考えられていて、水面近くを泳ぐ姿をたびたび目撃されています。
目撃される場所は?

オゴポゴが目撃されるのは、カナダの南西部にあるオカナガン湖です。
オカナガン湖は幅が5kmほどしかありませんが、長さが127kmあり、長細長い形が特徴の湖です。
深さは232mあり、カナダでは3番目に大きな湖でもあります。
最初の目撃情報は1872年で、それ以降も何十回と目撃され、写真も撮られています。
2021年にも目撃されていて、その際にも写真が撮られたそうです。

引用:東スポ
中には、オゴポゴに触れたケースもあるようです。
1974年、湖で泳いでいた女性が水面が波立ったことに驚いてイカダに急いで戻りました。
その際に、足に何かが触れた感触があったそうです。
イカダに戻って水面を確認すると、オゴポゴと思われる巨大生物が目撃されました。
オゴポゴに関する伝説

オゴポゴの最初の目撃情報は1872年です。
しかし、オカナガン湖で暮らす先住民たちの間では、古くからオゴポゴのことと思われる伝説が語り継がれています。
伝説ではナイタカと呼ばれ、殺人を犯した人が罰によって大精霊に大蛇に変えられた姿を指します。
ナイタカは湖の悪魔という意味があり、人を襲ったり、湖で暴れたりなどする凶暴な巨大生物とされています。
そのため、昔はナイタカが暴れないように、人形や家畜などを湖に捧げる儀式をしていたそうです。
オゴポゴの正体は?

未確認生物の目撃情報は、他の生物や自然現象などによる見間違いということはよくあります。
オゴポゴの目撃情報でも、いろいろな正体が考察がされています。
では、オゴポゴの正体としては、一体どのようなものが考えられるのでしょうか?
小動物の見間違い

オカナガン湖には、ビーバーや水鳥などのいろいろな動物がいます。
これらをオゴポゴと見間違えていると考える人もいるようです。
特に、カワウソは狩りの際に群れが列になって泳ぐことがあるため、その様子が大蛇のような巨大生物が体をうねらせながら泳いでいるように見えることもあります。
サメ

チョウザメはサメに似た淡水魚です。
その大きさは1mもあり、中には3mになるものもいます。
そのため、大きなチョウザメが水面近くを泳いだ際に、巨大な未確認生物と勘違いされることはよくあるそうです。
オゴポゴも同様に、大きなチョウザメと見間違えただけと考える人もいます。
古代生物の生き残り

未確認生物の正体で定番となる説が古代生物の生き残りです。
オゴポゴも恐竜のプレシオサウルスや、古代にいたクジラのバシロサウルスの生き残りなどと考える説もあります。
これらは体の大きさや体の特徴などが一致するそうです。
軍まで出動?!オゴポゴが人を食べた事件

オゴポゴの目撃情報は多くあり、中にはオゴポゴに触れたと思われる情報まであります。
それらの目撃情報の中で、特に印象が強いものが1991年にひとがオゴポゴに襲われた事件です。
では、そのオゴポゴが起こした事件とは、どのようなものだったのでしょうか?
夫婦の乗るボートが転覆

1991年、オカナガン湖にバカンスに来ていた夫婦のモーターボートが転覆します。
その様子は周りにいた多くの人たちが目撃していました。
すぐに通報され、救援が呼ばれました。
しかし、救援が到着するまでに1時間かかってしまったようです。
特殊レスキュー部隊が出動

救援には空軍基地からSARという特殊レスキュー部隊が駆けつけました。
隊員たちは事故現場を確認しますが、夫婦の姿が発見できませんでした。
いくら事故から1時間経過しているといえども、夫婦の姿が見つからないのは不思議なことでした。
しかし、夫婦が見つからない代わりに別のものが見つかります。
隊員が巨大生物を確認

夫婦の姿は見つかりませんでしたが、代わりに事故現場の近くを泳ぐ巨大生物の姿が目撃されます。
その際に、ヘリから写真が撮られたと言われています。
隊員たちは巨大生物を見つけて、「爬虫類か?」「哺乳類みたいだ」「湖にクジラはいない」などと混乱したそうです。
隊員たちは巨大生物の写真や、その巨大生物がぶつかってボートが転覆した可能性などを公式の結果報告としたそうです。
正体は不明のまま

オゴポゴと思われる謎の巨大生物は捕獲されていないため、その正体は不明のままです。
また、その後も夫婦の遺体が発見されることはありませんでした。
そのため、「夫婦はオゴポゴに食べられた」と考える人もいるようです。
オゴポゴのボート衝突事件の噂や考察

1991年にオゴポゴが人を襲って食べた可能性のある事件が起こりました。
この事件にはいくつかの噂があるようです。
また、事件からオゴポゴの生態も考察されています。
自作自演だった?

オゴポゴに襲われた夫婦の夫は、インサイダー取引に関与していたと言われています。
そのため、ボートの転覆事故で死亡したように見せかけて罪から逃げたという噂があるようです。
その理由であれば、遺体が見つからないことも納得できます。
しかし、死を偽装するためにわざわざオゴポゴを使う理由はないでしょう。
オゴポゴが見つからないのは不自然?

オゴポゴの姿はSARの隊員がヘリから姿を確認しています。
それだけの有力な情報があるにもかかわらず、オゴポゴは未だに捕獲されず、未確認生物のままです。
そのため、「国が意図的に存在を隠しているのでは?」という陰謀論があるようです。
しかし、オゴポゴの存在を隠したいのであれば、わざわざオカナガン湖でそのままにしておくとは考え難いでしょう。
また、国が隠しているわりには目撃情報が多すぎるでしょう。
オゴポゴの生態がわかった?

オゴポゴは人を襲ったことから、凶暴な性格であり、肉食であると推測されています。
しかし、ボートを転覆させてから1時間も現場にいたことから、警戒心が薄いと考える人もいるようです。
また、「他にも食べ物があるかもしれない」と考えて、貪欲に食べ物を探し続けていたと考える人もいます。
オゴポゴの新しい情報を待とう

オゴポゴはカナダのオカナガン湖にいると言われている巨大未確認生物です。
目撃情報は多く、写真も多数撮られているので、オゴポゴが本当にいる可能性も完全には否定できないでしょう。
イッカクやダイオウイカなどのように、かつては未確認生物と言われた生物の正体が実際に判明することもあります。
そのため、いつか捕獲したり、詳しい生態が判明したりなどすることを期待して、今は新しい情報を待ちましょう。