人類の起源や進化などにはいろいろな謎があります。
「どうやって人は類人猿から進化したの?」「どうして人は急に建築や学問を身につけたの?」
これらの謎を解明する1つの結論として、アヌンナキの介入説があります。
アヌンナキは類人猿を人に進化させ、いろいろな知識や技術を人に与えたと考えられています。
では、そのアヌンナキとはどのような存在なのでしょうか?
目次
人類を誕生させたアヌンナキとは?

類人猿から人に進化したことや、急に高度が知識や技術を身につけたことなど、人類の歴史には謎とされている部分があります。
これらの謎を解明する仮説の1つがアヌンナキの介入です。
では、そのアヌンナキとは何者だったのでしょうか?
アヌンナキって誰?

アヌンナキは高度な技術や知識を持った未知の存在です。
その正体についてはいろいろな説があり、神や宇宙人などと言われています。
また、高度な技術や知識を使って、人を誕生させたり、人に高度な知識や技術を教えたとも言われています。
人類を誕生させたって本当?

ダーウィンの進化論では、生き物は長い年月をかけて進化して、環境に適応できたものが生き残るとされています。
しかし、人の進化だけは謎であり、ダーウィンですら「人類の進化だけは説明がつかない」と言ったそうです。
その謎とされている人の進化は、アヌンナキが類人猿に遺伝子操作を行ったものと言われています。
そのため、アヌンナキは人類を誕生させた存在となります。
アヌンナキは本当にいたのか?

アヌンナキが神や宇宙人と言われたり、類人猿に遺伝子操作を行ったなどと言われています。
これらの話を信じられない人は多いでしょう。
しかし、アヌンナキの存在が囁かれることには理由があります。
世界最古なのに優れた文明

紀元前3000年頃のメソポタミアに、シュメール人が世界最古の国家を作りました。
世界最古の国家でありながら、巨大な神殿や青銅器の作成、文字の使用など、時代に見合わない技術や知識を持っていました。
シュメール人はもともとメソポタミアで暮らしていた民族ではなく、どこから移住してきた民族と言われています。
ただし、詳しいことはわからず、シュメール人がなぜ高い技術や知識を持っていたのかは謎となっています。
アヌンナキが介入した記録

シュメール人が高い技術や知識を持っていた理由は謎でした。
しかし、その理由が記載された粘土板は発掘されています。
その粘土版には、アヌンナキが宇宙人であることや、人類を誕生させたことなどが書かれていました。
また、それらの内容は世界で語られている伝説や神話などとも多くの共通点があります。
そのため、アヌンナキの存在はまったくの作り話ではなく、人類の進化には何者かが介入したと信じる人もいるようです。
アヌンナキが地球にやってきた経緯

シュメール人の残した記録には、宇宙人であるアヌンナキが地球にやってきた経緯も書かれていたそうです。
では、なぜアヌンナキは地球にやってきたのでしょうか?
アヌンナキの星が危機に陥る

アヌンナキはニビルという星で暮らしていたそうです。
ニビルは3600年に1度、太陽系に近づく軌道をしていると言われています。
そのニビルで大気の状態が悪くなり、アヌンナキが住めなくなる可能性が出てきました。
そこでアヌンナキは大気を改善するために金を求めます。
その金を集めるために目をつけた場所が地球でした。
星を救うために地球に来る

アヌンナキたちは地球に降りて、金を集めました。
しかし、金を集めるには自分たちの労働力だけでは足りませんでした。
また、金の採掘は過酷な労働だったこともあり、アヌンナキの一部から暴動も起きました。
そのため、アヌンナキは地球で新しく労働力を確保するために、類人猿を人類に進化させる計画を立てます。
人類を誕生させる

アヌンナキは地球にいた類人猿を人類へと進化させ、技術や知識も与えて労働力にしました。
進化の方法は遺伝子操作と言われていて、類人猿とアヌンナキの人工授精と言われています。
もし、この話が本当であれば、類人猿が急に人類に進化したことや、急に高度な文明が築けたことなどの辻褄が合います。
アヌンナキが人類に与えた知恵や技術

アヌンナキは類人猿を人に進化させ、いろいろな知識や技術を与えました。
そのため、シュメール人が築いた国家は、人類最初のものとは思えないほど優れたものとなりました。
では、アヌンナキは人にどのような技術や知識を与えたのでしょうか?
数学

シュメール人は60進法を使ってしました。
そのため、紀元前3000年にはすでに60秒を1分、60分を1時間にする時間の概念があったことになります。
また、発掘された粘土板には教師が生徒に向けて出題した数学のテストがありました。
このことから、すでに数字の計算だけでなく、教育の制度まであったことがわかります。
農耕や建築の技術

メソポタミアは現在のイラクやシリア北東辺りの位置にあり、乾燥した地域にありました。
そのため、農業が難しいはずだったのですが、シュメール人は乾燥地域に適した灌漑(かんがい)農業をすでに発明していました。
灌漑農業は農地の外部から人工的に水を供給することで、乾燥地域でも安定して作物を育てられる農法です。
また、建築では巨大な神殿も作っています。
巨大な聖塔のジッグラトは有名でしょう。
その造りは雑に日乾煉瓦を積み上げたものではなく、計算されて建てられていることがわかります。
法律や金融の仕組み

シュメール人は世界最古の国家を築いています。
国家なので、そこには法律があり、すでに政治が存在していました。
また、金融の仕組みもあったとされています。
そのため、世界最古の国家でありながら、現代に近い暮らしが営まれていました。
アヌンナキと聖書や神話の共通点

シュメール人の残した記録には、アヌンナキが地球に来た理由や、地球に来てから行ったことなどが書かれていました。
これらの記録は世界で語り継がれる神話や伝説などと共通する内容もあります。
では、それらにはどのような共通点があるのでしょうか?
ノアの方舟

アヌンナキの星であるニビルは3600年に1度、太陽系に近づきます。
ニビルが接近する影響で、その度に地球は大災害を受けていました。
アヌンナキはニビルが接近する周期を把握していたため、次の災害に備えていました。
その備えは一族や英雄だけを守るものであり、人類は絶滅させる計画だったそうです。
しかし、エンキというアヌンナキは人類を助ける決断をします。
エンキには密かに人との間に生まれた息子がいました。
その息子に災害に耐えられる船の設計図を渡し、生命の種子を集めて黄金の箱に入れるように指示しました。
エンキの息子は災害に耐えられる船を作り、生命の種子を守ります。
これは旧約聖書のノアの方舟と類似しています。
モーゼの十戒

モーゼが神から与えられた10個の決まりごとが十戒です。
その十戒の内容と、シュメール人の作った法律と似た内容でした。
シュメール人の文明が、後の文明に影響を与えたと考えることもできます。
しかし、アヌンナキは神と言われることもあるので、モーゼはアヌンナキから法律として十戒を伝えられたと考える人もいるようです。
天孫降臨

天孫降臨とは、天照大御神(アマテラスオオミカミ)の孫である邇邇藝命(ニニギノミコト)が、国を治めるために神々が生まれる地から地上に天下る日本の神話です。
アヌンナキは宇宙からやってきて、メソポタミアで高度な文明を築いています。
また、シュメールには鏡・首飾り・剣の3種の神器があり、その剣は7首の龍を倒して得られた物と言われています。
この話もヤマタノオロチ伝説と類似しています。
アヌンナキがいないとは言い切れない

アヌンナキは類人猿を人に進化させ、技術や知識を与えたと言われています。
シュメール人の残した記録には、その経緯が書かれていました。
また、シュメール人の記録だけではなく、世界の伝説や神話などにはアヌンナキとの共通点が見られるものもあります。
これらはあくまでも推測であり、都市伝説の域を出ません。
しかし、それでも宇宙にまだ未知の存在がいて、すでに人類と宇宙人が関係性を持っていると考えると、非常に浪漫があります。
次にニビルが地球に近づいたときには、アヌンナキに再び会えるかもしれませんね。