lsdとは強烈な幻覚作用をもたらす薬物で、日本での所持や使用は違法です。
そんなlsdを服用したへびの動きがやばすぎる!と動画も出回り大きな話題になっています。
これを人が服用した場合には身体にどのような影響が出るのか詳しく調べました。
目次
違法ドラッグlsdとは?lsdを服用したヘビの動きがやばすぎる!

違法ドラッグlsdとはどのような薬物なのでしょうか。
lsdを服用したへびの様子からも伺えるやばさについて説明します。
lsdを服用したへびの様子

YouTubeにlsdを服用したへびの動画が公開されました。
最初はゆっくりな動きでトグロを巻いていますが、いきなり動きが大きくなり激しく鋭い動きを見せます。
そのあとはまるで「ヘドバン」のように何度も何度も地面に頭を打ち続けたあと動かなくなってしまいました。
lsdはごく少量で強烈な幻覚作用があり、乱用を続けると長期にわたって精神分裂等の精神障害をきたすこともあります。
このへびがどのくらいの量を服用したか分かっていませんが、人間に置き換えたらと想像するだけでも背筋が凍る思いです。
正式名称はリゼルグ酸ジエチルアミドで別名アシッド

lsdの正式名称はリゼルグ酸ジエチルアミドまたはリゼルギン酸ジエチルアミド、別名アシッドといいます。
「lsd」とはリゼルグ酸ジエチルアミドの頭文字です。
lsdを服用した場合以下の症状が出現します。
- 瞳孔の広がり、視界のぼやけ
- 発汗、動悸
- 判断力の低下
またlsdを複数回もしくは常用した中毒症状として以下のような状態になります。
- 自分自身を現実のものと感じない
- 感覚の歪み
- 極端な幸福感と抑うつなど繰り返す
このような激しい心理状態の浮き沈みなどが多く、服用をやめたとしても症状の消失にはかなりの長期間を要するのです。
lsdを服用した人は12時間も生き地獄に!?

lsdを服用した体験を「トリップ」と呼び、通常12時間ほど続きます。
トリップして害を及ぼす体験は「バットトリップ」と呼ばれ、まさに生き地獄のような苦しみを12時間もの間、味わうのです。
バットトリップの世界に入ると、周りの人が自分を殺そうと襲ってくる、お前は死ぬべきだという幻聴が頭の中で繰り返し囁くなど恐ろしい感覚に取り憑かれてパニック状態になり、自ら命を絶つことも珍しくありません。
服用方法も様々!lsdグミとは?

lsdの服用方法は様々あります。
主な服用方法は小さな紙に浸み込ませたものを口の中にいれて摂取する方法です。
液体にしたlsdの1滴を1センチ四方の紙に垂らして摂取する方法で、販売されている紙は「ストリートブロッター」と呼ばれます。
ストリートプロッターにはポップな絵柄がついているものが多く、lsdを摂取することについて若者のハードルを下げる要因となっているのです。
このほかに「lsdグミ」という物も存在し、市販されているお菓子のグミに浸み込ませたものを食べる方法があります。
lsd自体は無臭で少しだけ苦味があるとのことで、食品と混ぜても味の違和感がないのかもしれません。
またlsdの致死量は10ミリグラム、塩10粒分とされていて、ストリートプロッター約200枚分といわれています。
lsd服用にはメリットも!?ハリウッドスターの体験談を紹介!

lsdを合法とされている国もあり、適切な使用でメリットが得られたと報告がありました。
日本での使用は認められていませんが、海外では多くの研究がされており、ごく微量を一定間隔をあけて摂取する方法が取られています。
ここではlsd服用のメリット・デメリットと合わせてハリウッドスターの体験談を紹介します。
ごく少量を服用するメリット

lsdは強力な幻覚作用のある薬剤です。
アメリカではlsdを幻覚作用をもたらすギリギリの量かそれ以下を服用する「マイクロドーズ」という服用方法が注目を集めています。
マイクロドーズの方法でlsdを用いた結果、以下の効果が確認できました。
- 集中力が向上する
- 気分を改善する
- 創造性が向上する
このような統計がありましたが、症例が少ないため信憑性に欠けるようです。
薬物服用のデメリット

lsdの服用のデメリットについて以下の症例があります。
- 頭痛・胃腸障害
- 不眠症
- 不安感の増加
以上の不調があげられるとともに、「違法性」がデメリットとして多くの人があげていました。
違法薬物とされてない国であっても、服用した場合の不利益を考えるケースも多くみられます。
Netflixで著名人が語るlsdの怖さ
Netflixで配信中のドキュメント「サイケな世界〜スターが語る幻覚体験〜」が話題を集めています。
著名人たちが、lsdやマジックマッシュルームなどの幻覚剤を使用したときの体験談を語り、その内容を実写ドラマやアニメーションを駆使して再現する異色ドキュメントです。
出演者は映画「スターウォーズ」のレイア姫を演じた女優の故キャリー・フィッシャーさんやミュージシャンのスティングさんなどが体験談を語っています。
lsdは精神面に大きく作用し幸福感やその逆の悲壮感や不安感、視界がカラフルな万華鏡のようになったり、宇宙全体と同一化したような感覚が得られるなど摩訶不思議な体験談が詰まった異色のドキュメントです。
このような著名人が語る幻覚の世界は、教訓からトラウマまで様々な体験が語られていますが、決して使用を推奨しているものではありません。
衝撃!!lsdを服用していた芸能人6選!

lsdを服用した芸能人は国内外に存在します。
日本では違法薬物であることから使用はもちろん、持っていただけでも犯罪です。
有名人が逮捕されると連日メディアを賑わせ、芸能界と薬物の関係も度々大きな問題として取りざたされます。
大きな社会問題でもあるlsdを使用した芸能人は以下の6名です。
①沢尻エリカ
沢尻エリカさんは1986年生まれの女優、歌手で小学校6年生の時にモデルとしてデビューしました。
2006年に山田孝之さんとダブル主演を勤めたドラマ「タイヨウのうた」では同作で演じた役名義でリリースしたシングル「タイヨウのうた」は大ヒットし、売上は48万枚以上を記録しています。
2019年NHK大河ドラマに出演が決まった矢先、麻薬取締法違反(現在は麻薬及び向精神薬取締法)で逮捕され、大混乱になった現場の様子とともに連日報道されました。
沢尻エリカさんはlsdの他にも複数の違法薬物に手をだしていたと述べています。
違法薬物に手をだすも、「いつでもやめられる」と思い気が付けば10年以上常用していたとの事で次のように話していました。
「気が付けば薬物を制するよりも、制される側になっていた」
沢尻エリカさんが薬物に手を染めたきっかけになった交友関係も「薬物で繋がっただけの偽りの友情だった」と後悔の念を述べています。
2020年2月に、懲役1年6か月、執行猶予3年の有罪判決を受け、現在は療養中とのことです。
②ビルゲイツ
ビルゲイツさんは1955年生まれのアメリカの実業家でマイクロソフトの創業者です。
プライベートは明かさず「酒やタバコ、ドラッグには手を出さない」と評判のビルゲイツさんでしたが、雑誌のインタビューで使用したことを暗に認めています。
1994年に発売された雑誌「プレイボーイ」にはlsdを服用したことがあるかと記者にきかれたビルゲイツさんは「若気の至りはとっくの昔に終わった」と語っていました。
その後も記者から使用を認めるかとの問いには「あっち側の世界だった」と答えていることから、lsdでトリップ経験があるように語られたといいます。
③スティーブ・ジョブズ
スティーブ・ジョブズさんは1955年生まれの実業家でアップル社の共同創業者のひとりです。
lsdの服用について経験談を多くかたっており、lsdを始めドラッグなしでは生きていられなかったとも話しています。
その中でlsdの服用についてスティーブ・ジョブズさんは角砂糖やゼラチンに浸み込ませたものを15回くらい使用していました。
人生がポジティブになり最も重要な経験だと述べ、lsdなくてアップル社の成功はないとも話しています。
2011年56歳のときにすい臓がんで亡くなったスティーブ・ジョブズさんですが、「ドラッグもやったことのないようなヤツが創造的行為などできるわけない」と言い切った話も残されていました。
マッキントッシュもウィンドウズも、lsdがなければ生まれなかったかも知れないと思うと複雑です。
④勝新太郎
勝新太郎さんは1931年生まれの俳優で、奥様は女優の中村珠緒さんです。
1997年に下咽頭がんで亡くなりました。
1990年1月にハワイホノルル国際空港で下着にマリファナとコカインをいれて現行犯逮捕された当時は「パンツにコカイン」でメディアを騒がせます。
勝新太郎さんは、覚せい剤やマリファナについては詳しく使用したときの状態を述べましたが、lsdについては「使用は一度だけ」と語るだけでした。
⑤今井寿
今井寿(いまいひさし)さんは1965年生まれのミュージシャンでロックバンド「BUCK-TICK」のギタリストです。
1989年4月にlsd所持・使用により麻薬取締法違反(現在は麻薬及び向精神薬取締法)で逮捕され懲役6か月、執行猶予3年の有罪判決を受けました。
友人からlsdの「錠剤」を譲り受けたというもので、当時錠剤の所持・使用で逮捕は初めてのケースだったと言います。
BUCK-TICKは結成当時からメンバーの入れ替えが一切ないとされていましたが、当時はバンド自体も活動休止となり存続が危ぶまれていました。
同年12月には東京ドームで開催された「バクチク現象」と題されたライブで今井寿さんもバンドも復活をはたしており2023年現在も活躍しています。
⑥いしだ壱成
いしだ壱成さんは1974年生まれの俳優・ミュージシャンで父親は石田純一さんです。
2001年8月にlsd所持などの大麻取締法違反(現在は麻薬及び向精神薬取締法)で逮捕され懲役1年6か月・執行猶予3年の有罪判決を受け、芸能活動停止になりました。
いしだ壱成さんは復帰後も薬物の影響と疑われる症状や言動が話題に上ります。
2022年のAMEBAで放送されたバラエティー番組では、当時のいしだ壱成さんを「失脚させるために仕組まれたこと」と明かしました。
逮捕されてから仕事が激減、離婚も3度経験していますが、反省の色はあまり見えない気がします。
演技力が素晴らしい俳優さんなので、しっかり反省して再び輝かしい演技を見せていただきたいものです。
lsdを服用したやばいへびの動きから学習!薬物は人生を滅ぼす

lsdを服用したやばいへびの動きがYouTubeにあがったことから、強力な幻覚作用のあるlsdの恐ろしさを目の当たりにしました。
普通に生活していたら縁のない違法薬物ですが、売人はターゲットを目にしたら言葉巧みに親しみをこめて近づいてきます。
一度手を出してしまうと、一生を棒に振るといっても決して過言ではありません。
当記事を読んで少しでも参考になれば幸いです。