真如苑(しんにょえん)という宗教団体を、聞いたことはあるでしょうか?
真如苑は、東京都立川市に本部を置く真言宗系の新興宗教です。
その真如苑ですが、その実体はヤバいのでは?!というウワサもチラホラあるようです。
新興宗教と聞くとそれだけでヤバいイメージがありますが、新興宗教の本来の意味は新しく生まれた宗教という、ただそれだけの意味で、新興宗教自体に、ヤバい意味はないのです。
しかし、わたしたちはなぜ新興宗教はヤバいというイメージになったのでしょうか?!
はたして、真如苑もヤバい新興宗教の1つなのでしょうか?。
そこで今回は、真如苑の元信者の口コミや特徴などを徹底調査し、真如苑がおかしい?!と言われる原因を探っていきます!
ーこの記事でわかることー
- 真如苑がおかしいと言われる理由
- 真如苑信者二世たちの口コミ
- 真如苑について
目次
真如苑がおかしいと言われている原因3選を徹底解説!
ではいったい、真如苑の活動の何がおかしいと言われているのでしょうか?
ここでは、真如苑がおかしいと言われている原因についてを徹底解説していきます!
勧誘方法がおかしい?、前身のまこと教団で暴力事件があった?、強い気持ちがあれば病気にならないと教えてる?の3つのウワサについて、順を追って見ていきましょう。
原因①:真如苑の勧誘方法がおかしい!?
真如苑は、布教活動を重視している宗教団体のようです。
信者たちは、自身の昇進や信仰の実践として、勧誘活動を行っているみたいですね。
しかも勧誘をしないと、信者自身の霊位が上がらないねずみ講のようなシステムがあるとか‥‥
年会費は年2,400円であり、月額に置き換えると200円と少額の年会費であることから、このようなウワサが生まれているのではないでしょうか。
原因②:前身のまこと教団では暴力事件があった!?
真如苑の前身、まこと教団で暴力事件があったと報告されています。
その一端を垣間見れる映像がありました。
この事件は、教団の内部で修行を名目にリンチが行われたという、告発によるものだったようです。
事件の裁判では、初審で伊藤真乗氏に対して傷害罪で懲役1年の実刑判決。
しかし、控訴審判決では一審の判決が変更され、伊藤真乗氏は傷害罪で懲役7ヶ月・執行猶予3年の有罪判決。
この事件は、後に教団名を「真如苑」と改称するきっかけにもなったようです。
原因③:強い気持ちがあれば病気にかからないという教え!?
真如苑は、「病は気から」という教えがあるのでしょうか?
こんなツイートがあるようです。
強い気持ちを持っていれば、コロナから守ってくれるという頭のおかしい宗教真如苑に母が属しているのでめちゃくちゃ外出する
外出自粛が推奨されるなか、一部の宗教団体では通常の活動を続けていたようです。
2020年3月に真如苑の苑主・伊藤真聰氏がだしたとされる拡大する感染症についてのコメントを見てみましょう。
あらゆる人々の安穏と事態の鎮静化を主神に祈念し続けております。
~中略~
私も真剣に、祈っております。
※一部抜粋
基本的には、お祈り中心のようですね。
このようなコロナ過での活動が、外部から見るとおかしいと感じる原因になったのかもしれません。
宗教二世は真如苑をどう思っている?元信者の口コミ・エピソードを紹介!
では親が真如苑の信者だったら、その二世はどういう環境、どういう生活、どういう気持ちになるのでしょうか?
また、周囲との人間関係も気になります。
宗教二世に対して外部からは、時に「洗脳されているのでは」「選択権がなく困っているのでは」といった印象を持ちやすいようです。
ここではその実態を知るために、真如苑の宗教二世の口コミやエピソードをご紹介していきます。
親が貢ぎすぎて家庭が崩壊してしまった!?
母親が宗教にはまり、家庭が崩壊してしまったという話は世間ではよく聞きますが、真如苑も例外ではないのでしょうか?
how********
how********さん
2013/8/27 23:56
恥ずかしながら、私の両親が真如苑の信者です。
この信仰の場合は「勧誘」と「献金」を非常に重要な修行と位置づけており、「勧誘実績」と「献金額」が修行成果として評価されるシステムになっています。
特に評価の必須条件は「勧誘実績」つまり、いわゆるネズミ講のような仕組みなのです。 「霊界の教祖の息子からのアドバイス」を真剣に受け取るような人達が、「勧誘」という修行を課せられて、家族や友人知人、職場や地域で勧誘してまわるのですから「かなりやばい」です。
もし身近にこの教団の信者さんがいらっしゃるのであれば、否定せず、興味を持たず、誘われても決して教団施設などに近づかないという3点を強くおすすめします。
このように一部の事例では、家族の一員が宗教団体への大量献金を行うことで、家庭に大きな影響を及ぼすこともあるようです。
自分は信仰していないのに強制的に入会させられた!?
誰しもそうなると思いますが、自分が信じる崇高な宗教に誰をまっさきに誘うかといえば、まずは家族や親しい人からですよね。
真如苑も勧誘に力を入れているというウワサもあるため、親が宗教に入っている場合は、その子供も自動的に入信する可能性が高いのではないでしょうか。
しかも子供が小さければ、NO!とは言えませんよね。
子供には選択権はないですよね。
大人になって、いろんな人の意見にも触れ、宗教から離れていくパターンもあるようです。
親子の関係を犠牲にするパターンもよくあるようです。
下記の投稿は、ある母親の言葉です。母子の様子がよく伝わってきます。
生まれてすぐに「真如苑」という唯一無二の教えに出会えて、あなたはとても恵まれているのよ。
感謝を祈りにかえて、真如苑の活動をがんばろうね。
私は、母や真如苑の霊能者からそのように言われて育ってきました。
あの人は、あんな宗教に入ったから不幸になってしまったのね。
かわいそう……真如苑に出会えていたら、こうはならなかったでしょうに……。
あの人の分も、私が祈りを運んであげなきゃ。
母は今でも、他の宗教の信者さんが不幸にみまわれたと知ったときに、私にそう言ってきます。
自分が入っている宗教が唯一無二で、他の人の宗教がそうじゃないなんて、言い切っていいものなんでしょうか?
無宗教であったとしても、宗教の信者さんに対して軽い気持ちでその宗教を否定する言葉を投げかけるのは、正義なのでしょうか?
自分は偽物だと感じたとしても、自分から見て他の宗教の信者さんが不幸に見えても、相手にとってはかけがえいのない大切な宗教かもしれないんです。
信仰はしていないけれど親の信仰は否定しない!
親と共に真如苑を信仰していたけれど、本人は大学生の頃に彼氏に説得され、20代後半で退会した女性の話がありました。
そんな彼女が、当時の自身の価値観に触れています。
私は子どもの頃から、母と教団からの教育によって、以下のような価値観を持っていました。
「真如苑の教えは唯一無二」
「真如苑の教えが世界の真理」
「真如苑こそが本物の宗教で、人が救われる唯一の道」
私が置かれていた環境からして、こういう考え方をもつのは仕方なかったことだと、今の私は思います。
このような言葉で、熱心な真如苑信者の母親のもとで育ったのですね。
高校生のころ、彼女は真如苑の活動はめんどくさいとは思ってはいたものの、真如苑がこの世界の真実だと当たり前のように考えていたようです。
そんな時、付き合っていた彼に自身が真如苑の信者であることを打ち明け、結果その彼とは別れたものの、その彼とのケンカ原因にもなった「人の大切なものを否定するな!」という強い感情が、その後も彼女の頭から離れなかったようです。
そして結局彼女はその後、20代後半で退会。
それでも、親の信仰心を否定したくはないそうです。
私は真如苑という新宗教を信仰していましたが、大学生の頃に彼氏に説得されて教義を信じられなくなり、20代後半で退会しました。
しかし、宗教そのものの存在を否定する気持ちや恨みはありません。
また、どんな宗教かを問わず、心から宗教の教義を信じて活動している信者さんを否定する気持ちもありません。
こんな考え方をするようになったのは、高校生の頃にとあるきっかけがあったからなんです。
その出来事は、今でも私の宗教観の根底になっています。
彼と母親の間に立たされ、苦悩した期間があったのですね。
この出来事がきっかけで「母の言葉」と「彼の言葉」の狭間に置かれた私は、宗教というものに対して少し複雑な気持ちを持つようになったんです。
現在の私は真如苑の教えを1ミリも信じていませんが、母の宗教活動は応援している立場です。
「自分の宗教は自分の宗教、相手の宗教は相手の宗教」と考えて行動しているのは、この出来事があったからなんです。
様々な想いを乗り越えながら今も暮らしているとのことで、宗教二世ならではの悩みも多そうです。
真如苑は仏教系の新興宗教!信者数国内91万人で多すぎる!?
ではここであらためて、真如苑の基本的な情報や特徴的な修行についてを解説していきましょう。
真如苑の信者数は国内だけでも91万人いるようです。
しかもこの数字は、文化庁の宗教年鑑からの数字で信憑性もありそうです。
和歌山県の人口が92万人なので、ほぼそれと同等の信者数ということになります。
真如苑の基本的な情報を紹介!
真如苑の信者数は91万人と言われていますが、一体どのような活動を行っているのでしょうか?
そんな真如苑の基本的な情報の紹介です。
東京にある真如苑は、伊藤真乗(しんじょう)とその妻・友司(ともじ)によって1936年に設立されたとあります。
友司は1967年に、真乗は1989年に亡くなったとされており、現在は三女の伊藤真聰(しんそう)さんが実質的なトップのようです。
真如苑は、真言宗の影響を受けた仏教系の新興宗教で、「接心」という独自の修行に重点を置いているそうです。
この「接心」は、個人の内面的成長と心の浄化のことだそうで、信者は自己の心と向き合い、日常生活における実践を通じて精神性を高めるとされています。
そして、日本国内に限らず、海外にも活動を展開していて、国際的な交流や文化的なイベントへの参加もあるようですね。
真如苑は、法要、瞑想会、ボランティア活動など、さまざまな宗教的および社会的活動を行っていて、その信者は活動を通じて、社会貢献に努めているとあります。
真如苑の特徴的な修行を3種類紹介!
真如苑には、特徴的な修行が3つあるようです。「3つの歩み」という日常生活でも修行ができるもののようで、その中身は①お歓喜(かんぎ)②お救け③ご奉仕だそうです。
それぞれの内容を見ていきましょう。
- お歓喜(かんぎ):感謝の気持ちを持ってできる範囲でお布施をする。お金への執着心を捨てることも修行のうちのようです。
- お救け:他の人に真如苑の教えを語り伝えていくこと。これが布教活動につながってますね。
- ご奉仕:代表的なものは「早朝奉仕」のようです。公共の場を早朝に清掃することで、モヤモヤもきれいになるという教えみたいです。
それ以外でも、「朝夕のおつとめ」としてお経を朝と夕方読むこともあるとか。
真如苑がおかしいとされる理由は過去の報道によるもの!?
真如苑の情報や元信者の口コミを見てきました。いかがだったでしょうか?
信者の家族は、お布施や周囲との人間関係で苦労していることが見えてきました。
一方で真如苑は、過去の暴力事件の報道やおかしいというウワサはあるものの、おとなしく活動することも徹底されており、現在ではその状況が改善している可能性もあります。
わたしたちは過去のいろんな事件やニュースで、「宗教=あやしいもの」というイメージを持ってしまいがちです。
しかし本来宗教は、人々の心を救い良い方向へ導く崇高なものとされています。
宗教自体は悪いことでなく、日本では信仰の自由もありますからね。
真如苑、未来にわたって人々の心を救える宗教団体であってほしいですね。