みなさんは「バッキー事件」をご存じでしょうか?
この事件はビデオ制作会社「バッキービジュアルプランニング」によるAV女優や素人モデルへの強姦致傷事件のことを指します。
被害者女性をマンションへ連れ込みわいせつな行為を行っただけではなく、思わず目をそむけたくなるような大変むごい行為に及んでいます。
ーこの記事で分かることー
- バッキー事件について
- AVの内容について
- バッキー事件で捕まった犯人の現在について
超閲覧注意と言ってもいいほどの「バッキー事件」について解説していきます。
目次
AV女優事件・バッキー事件とは?動画に写る内容がヤバすぎる!
ここからは「バッキー事件」の詳細について深堀していきたいと思います。
前述のとおりAV女優・素人モデルへの強姦致傷事件なのですが、その内容は強姦致傷事件として片づけて良い内容では決してありませんでした。
被害女性に一体何があったのでしょうか?
撮影現場でどのようなことが繰り広げられていたのか解説していきます。
バッキー事件の概要
事件の概要ですが、まずは居酒屋にてAV女優に脱法ドラッグを吸わせた挙句東京都のマンションへ連れ込みました。
そのマンションの中で、わいせつな行為および撮影が繰り広げられました。
女性の肛門に浣腸器具などを挿入し、さらには器具を破壊するという卑劣な行為にも及んだといいます。
結果として「直腸穿孔」や「肛門裂傷」など全治4か月の重傷を負わせ、処置が遅ければ死亡していた可能性が極めて高い、非常に悪質な犯行だったそうです。
被害者の女性は、人工肛門を付けざるを得ないほどの致命的な後遺症を残しました。
この事件で会社代表を含め8人が逮捕されています。
株式会社バッキービジュアルプランニング
株式会社バッキービジュアルプランニングは日本の企業であり、アダルトビデオを製作する会社でSMや陵辱行為などが主流のビデオを製作していました。
陵辱行為とは「人をはずかしめること。特に、暴力で女性を犯すこと」という意味を持っています。
代表取締役は「栗山龍」さんで、2002年4月に創業しており資産家としても知られています。
被害届が続々と提出されて事件解決?
当初、逮捕された関係者は証拠不十分で釈放されてしまいます。
しかし池袋警察署はこの事件に対し本腰を入れて捜査に乗り出し、その結果バッキーに騙されて出演していたAV女優は次々に被害届を提出しました。
その結果再び2005年3月に関係者らは逮捕されることになります。
この動画ではAVの撮影現場と思われる場所でスーツを着た男性が複数の男優たちにはっぱをかける場面が捉えられています。
さらにAV女優が撮影現場から逃げ出し、通行人に目撃・通報により警察官が駆けつけ事情聴取に当たる様子が収録されています。
撮影スタッフに罪を擦り付けたとして代表「栗山龍」も2006年2月に再び強姦致傷容疑で逮捕・起訴されることになりました。
【手口】素人狙いの募集文句は「ライトなSMです」
では、バッキー関係者はどのような方法で出演者を募っていたのでしょうか。
その募集の謳い文句は「ライトなSM・簡単なヌードモデル」といった実際の内容とはかけ離れた募集をしていたそうです。
というのもこの「バッキービジュアルプランニング」は業界内で「女優潰し・女優殺し」としてかなり有名で、売れっ子女優は絶対に出演することはありませんでした。
ギャラに関してもかなり安く、売れっ子女優で数百万は当たり前の業界で、バッキーは20万前後しか払わなかったと言います。
そのため、このような偽りの募集で新人女優や素人を集め撮影をしていたのです。
動画①「問答無用強制子宮崩壊」出血で瀕死状態に?
「問答無用強制子宮崩壊」とはバッキービジュアルプランニング製作によるアダルトビデオ作品の1つです。
頭を鏡に打ち付けて破片で出血し、さらに足首も切ってしまい大量出血した。
どれだけ泣き叫んで撮影を拒んでも力づくで撮影し続けていた。
4ℓ以上のお酒を漏斗で強制的に飲ませ、女性は急性アルコール中毒で意識を失い脳幹麻痺を起こして脱糞させた。
「普通のAV撮影」と女性を騙して契約書にサインをさせ、撮影が始まると数十人の「監禁友の会」メンバーが乱入してきて輪姦していた。
集団暴行によって女性が顔面骨折の重傷を負った。
とことん追い詰めた後に「撮影終了」と声をかけて安堵させるも、さらに撮影を続行して絶望感を与え楽しんでいた。
膣内に虫を大量に詰め込んだり、ゴキブリを入れて男性器で潰すなどしていた。
汚物の入った便器や風呂に女性の顔を強引に突っ込んで呼吸困難にさせたり、食糞をさせたりしていた。
ドロップキックをしたり竹刀で滅多打ちにしたり、陰毛に火をつけたり集団暴行をしていた。
といったように常軌を逸したものばかりでした。
大量出血させられた女優は右足首アキレス腱辺りが10cm切れてしまい撮影どころではなかったでしょう。
動画②顔面を殴り顔面骨折させる
大量出血でも非常に恐ろしく全く予想できない展開ですが、さらに撮影中に女優の顔面を殴り骨折させるという事件も起こしています。
「問答無用・強制子宮破壊17」においては恐怖を感じた女優が一刻も早く撮影スタジオから逃げ出すために全裸で逃げ出したそうです。
前述した通り様々な鬼畜と言っていい内容の撮影を行っており、騙された女優はそんな状況の中恐怖と絶望を感じていたことでしょう。
バッキー事件の概略に触れる試み。まず、バッキー事件だが、バッキービジュアルプランニングという新興のAV会社が女性を監禁して暴行するさまを撮影したAVを販売し始めたというのが発端。このAVにはどんな行為が撮影されていたかを、まずはまとめブログから抜粋。以下、閲覧注意。
— 貝柱 (@kaibasirabasira) October 6, 2022
【現在】バッキー事件の犯人8人の判決結果は?主犯は釈放間近!
ココマデの内容で「バッキー事件」は通常のAVとはかけ離れ常軌を逸した内容となっていることが分かったのではないかと思います。
事件に関わったとされる8人は、どのような罪状で裁かれていったのか気になるところではないでしょうか。
それでは「バッキー事件」ことバッキービジュアルプランニングはどういった人物がどのようにして関わり犯行に及んでいたのか解説していきます。
主犯①栗山龍
「栗山龍」はタイトルにあるようにバッキー事件の主犯でバッキービジュアルプランニング代表です。
さらにSMクラブも経営しており、そのクラブ内では猫を殺傷するといった鬼畜ぶりを発揮していたそうです。
そんな栗山はAV女優や素人モデルを騙し、鬼畜AVに出演させ危険行為や暴力的な撮影をし身体に障害が残る程の重症を与えてきました。
栗山は裁判では無罪を主張しましたが、懲役20年の求刑・一審の東京地裁判決では懲役18年が言い渡され、現在は収監中です。
犯人②ハリケーン三郎
「ハリケーン三郎」本名は濱田太平洋、バッキーのAV監督として関わっていました。
2003年9月に路上露出の撮影中に、現行犯逮捕で逮捕されています。
続いて2004年12月に女優の直腸を破裂させたとして逮捕されましたが、処分保留で釈放されています。
更には2005年3月には撮影中の傷害容疑で逮捕状が出ましたが逃亡し、同年7月下旬に逮捕されました。
2007年3月19日懲役15年の判決が下り控訴、8月7日には控訴審で控訴棄却の判決が下り上告しなかったため刑が確定しています。
犯人③パンティー仮面
「パンティー仮面」本名は中村件巨、バッキーの監督兼男優として関わっていた人物です。
そんなパンティー仮面は自身でもアダルトビデオ制作会社を経営していたそうです。
「パンティー仮面」はアダルトビデオにアルバイトで男優として出演した男性(33)に暴行を加えたうえ車で連れ去り、監禁した疑いで事件に関わった少年らとともに2004年に逮捕されています。
ジャニーズ幸太郎と同様、懲役14年を言い渡され現在は出所しています。
バッキー事件の監督が出所!?悲惨な現在も!
2023年6月、衝撃の告白が週刊文春より報じられました。
取材に応じたのはバッキー事件の加害者・監督側にいた男性で、懲役15年の罪を償い、43歳になった現在はすでに出所しています。
自身を「悲劇のヒロインだと思っていた」とし、「当事者の俺から見る真実と、報道や裁判の内容が違うところもあった」と主張しました。
しかし出所後、昔の仲間や友人たちは彼に会いたがらず、服役中に連絡が取れなくなっていた家族を見つけ出すも生活保護を受けている状況で完全拒絶をされ、現在は細々と仕事をしながら静かに暮らしていると言います。
結果的に彼は、バッキー事件・アダルトビデオに関わってすべてを失ったといえるでしょう。
犯人④ジャニーズ幸太郎
「ジャニーズ光太郎」本名は矢野光太郎、パンティ仮面からの誘いでバッキーに入社しています。
バッキー事件当時は29歳でありながら、元ホストということでイケメン男優だったそうです。
事件関係者の中では珍しく、逮捕後の裁判で反省の色を示した人物でもあった人間味のある人物だったようです。
ですが、AV女優を急性アルコール中毒にさせたり、その上で撮影行為に臨んだという異常性も持ち合わせていました。
懲役14年を言い渡され現在は出所していると思われますが、ジャニーズ光太郎がどうなっているかは不明です。
犯人⑤おしおきシスターズ
「おしおきシスターズ」はバッキー所属のAV女優です。
「きえねぇ」こと本名・中原紀恵、「ようこ」こと本名・大村恵美の2名で「おしおきシスターズ」として出演していました。
AV女優でありながら演者のAV女優をいじめる立場で「黒デブ白デブ」の愛称で呼ばれていたそうです。
中原紀恵は懲役5年、大村恵美は懲役2年執行猶予3年を言い渡されました。
現在は出所していると思われますが、消息は不明です。
犯人⑥サモハンチンポー
「サモハンチンポー」本名は神谷聡一、バッキー所属の男優、現場スタッフでした。
元チンピラでバッキー事件の代名詞ともいえる「強姦や暴行」の中心人物だったそうです。
サモハンは指が1本なく作品の中でも非常に目立つ存在でした。
裁判では懲役11年を言い渡されました。
「サモハンチンポー」とは皆さんもご存じのあの海外の俳優からきているようです。
犯人⑦猫屋陽平
「猫屋洋平」本名は岩崎悟、バッキーのカメラマンと映像の編集を行っていた人物です。
彼はバッキー事件に関与していなかったとみなされ、逮捕はされなかったそうです。
しかしながら拷問ビデオの編集をしている事実もあることなどから、批判されることも多かったようです。
バッキー事件のあとは「芦屋樹」というペンネームで「鬼畜AVメーカー バッキーの犯罪」という内部告発を雑誌に掲載しています。
犯人⑧C-BA
「C-BA」本名は板場三紀夫、バッキーの専属カメラマンという立場の人物になります。
この「C-BA」は猫屋陽平が尊敬し慕っていた先輩だったのだそうです。
バッキー事件以前には覚せい剤で捕まった過去もある前科3犯で、強面の顔が特徴で最初のバッキー事件で問題となった作品では傷害容疑で逮捕起訴されました。
裁判では「女優には指一本触れていない」として全面否定しましたが、懲役3年6か月の判決が下っています。
会社は反省なし!AVの販売は続いている?
この事件をきっかけに「バッキービジュアルプランニング」は事実上解散となります。
しかしバッキー事件の逮捕を逃れた関係者によって、バッキービジュアルプランニングは新たに名前を変え「コレクター」という会社設立していることが分かりました。
そしてこのコレクターは今現在もAV作品を作り続けているようです。
そして未だに「バッキー事件の作品」も販売されているという反省を微塵も感じない活動に憤りを感じずにはいられません。
コレクターはあくまでもバッキーとは関係がないということを貫き通しており、バッキーのことを「狂気映像制作集団」と周囲にはアピールしているようです。
株式会社バッキービジュアルプランニングのAV視聴方法とは?
バッキー作品については、後継会社である「コレクター」で販売され、さらには「DUGA」という動画配信サイトにて見ることが可能です。
このサイトは「アブノーマル・ハード」なジャンルを取り扱った総合アダルトサイトになっており、クレジットカードも問題なく使用できるそうです。
DUGAは無料会員登録でも高画質な動画を見ることが可能との事です。
【被害者その後】死亡・自殺者は4人!精神科通いは10人以上?
暴行により出血や全身の打撲を負った女優、車いす生活になった女優も出ています。
女優のなかには1人で生活することは厳しいと話す女性もおり、さらには水が怖くなってしまい、お風呂やトイレにさえも恐怖を感じているそうです。
アルコール中毒にされ日常的に精神安定剤を服用していた女優は、撮影後に自殺を図って死亡していまた事例もあると言います。
また、人工肛門になった女性は事件がトラウマとなり言語障害になってしまったと言うことで事件後も苦しい生活をしている方ばかりです。
バッキー事件の本当の黒幕がヤバい!今後のAV業界は消滅?
バッキー事件は「バッキービジュアルプランニング」の栗山龍が主犯として広く知られています。
しかし主犯ではなく、さらに「黒幕の組織」がいたという事実もあると噂されているのはご存じでしょうか。
栗山龍は主犯ではなく、黒幕の組織に操られているだけだったとしたら…?
ここからは、バッキー事件に真の黒幕がいるとしたらどんな組織なのか、今後のAV業界はどうなっていくのか解説していきます。
バッキー事件は裏で「怒羅権」が関与していた?
「怒羅権」とは日本の首都圏を拠点とした中国残留孤児の2世達が中心となっている、ストリートギャング・不良グループのことを言います。
2011年から警察庁は怒羅権を「チャイニーズドラゴン」と呼称するようになっています。
2013年には「準暴力団」の指定を受けており、初代総長は「佐々木秀夫」本名は張栄興で現在はYouTuberとして活動しているそうです。
この「怒羅権」がどのように事件に関わっているのでしょうか。
【AVの闇】バッキー事件は栗山龍が起こした事件ではなかった!
この事件は栗山龍が主犯として起こしましたが、もし起こっていなかったとしてもいずれ栗山に代わる誰かが同じような事件を起こしていたとされています。
なぜなら、そもそもAV業界はAVを飽きさせないために様々な手法を用いて撮影を行っているためです。
バッキー事件というのは、栗山龍という特異な性癖を持った男が偶発的に首謀者となって起こした事件ではなく、そもそもAV業界が「AVに飽きられた」→「目新しい手法で女を虐待する」しか手段を持たないから、いずれどこかの制作会社が起こした事件だったといえる。その証拠に、被害者女性にライターの
— 貝柱 (@kaibasirabasira) January 13, 2023
その手法の一つが「女優虐待する」という手段だったのであり、これはいずれどこかの制作会社が起こしたであろう事件といえるのです。
今もAV女優への被害が続いている?
バッキー事件ではありませんが、撮影中の怪我を負うケースや死亡してしまうケースも未だに起きているそうです。
撮影中に死亡した女優の1人に妊婦がいました。
その女優は妊娠するたびに妊婦AVへ出演し、産後には母乳を使ったAVに出演するという、自分自身の状態を最大限に活用し出演を獲得していました。
しかし、そんな彼女が2度目の妊娠7か月のとき悲劇が起きてしまいました。
体調不良があったにも関わらず撮影行為に及び、撮影後、インタビューの収録中に意識を失い救急車で搬送されてしまいます。
彼女は搬送後も心肺停止状態が続き搬送先の病院で死亡が確認されたそうです。
「バッキー事件」を忘れてはいけない!
バッキー事件では多くの女優が被害にあい、怪我や後遺症を残し自殺にまで至る凄まじい事件と言えるでしょう。
全治4か月で「人工肛門」になった女優や恐怖から精神的にダメージを受け「言語障害」になってしまった女優、さらには自殺にまで至った女優もおり、この事件が残した傷跡は大きく深いことが伺えます。
映像は販売されており今もどこかで見られていると思うと、当事者の方たちは非常につらい思いをしているのでしょう。
せめて販売の停止やデータの削除など被害女性のために出来ることはないか考えずにはいられません。