「Winny」とは、インターネット上で不特定多数の利用者が、ファイルを共有することが出来るソフトウェアです。
このWinnyを開発者が「金子勇」さんです。
Winnyについては、著作権法違反の容疑で2003年に利用者が逮捕されており、さらに翌年にはソフトウェア開発者の金子勇さんも、この事件の著作権侵害行為を幇助したとして、逮捕されています。
そんな「金子勇」さんですが、2013年急性心筋梗塞のため、43歳という若さで亡くなってしまいます。
この死因についても様々な憶測が飛び交っています。
それでは「金子勇」さんについて解説していきます。
金子勇の本当の死因は?殺人事件の可能性が高い?!
金子勇さんは「著作権法違反幇助」の疑いで2004年に逮捕されています。
2009年には大阪高裁での控訴審判決にて逆転無罪判決となり、2011年に検察側の上告を棄却し無罪が確定しました。
しかし無罪確定から2年後の2013年に、急性心筋梗塞で亡くなってしまいます。
43歳という若さで亡くなった、金子勇さんの死因やWinnyについて詳細を見ていきましょう。
死因①防衛省による暗殺
暗殺という憶測も広まる程「金子勇」さんの死亡は突然だったと言うことでしょうか。
2011年に最高裁は検察側の上告を棄却しました。
これにより金子勇さんの無罪が確定したのですが「捜査機関のメンツが潰れた」のではという憶測が広まっています。
メンツを潰された報復として、防衛省情報本部がレーダーを金子勇さんに照射するよう、自衛隊情報課に命じて、暗殺したのではという憶測が広がっています。
大学医学部の研究室が行った動物実験では、メガワット級より出力の小さいレーダーでイヌが殺せることが確認されているそうです。
イヌは心筋梗塞や心不全になりなくなったといいます。
レーダーで人を殺すことは不可能ではない、という事実がさらに憶測を広げる原因となっているのでしょう。
死因②急性心筋梗塞
金子勇さんは2013年7月6日午後6時55分、急性心筋梗塞により死去しています。
42歳という若さでした。
2004年に著作権法違反幇助の疑いにより、京都府警察に逮捕されており、2006年に京都地方裁判所で有罪判決を受けています。
その後2009年に大阪高裁で逆転無罪を勝ち取り、2011年に最高裁が検察側の上告を棄却し、無罪が確定しました。
この2年後に亡くなるとは、誰もが思わなかったことでしょう。
死因③自殺
金子勇さんは「自殺」したのではという噂も一部では存在しています。
「Winny」については、中央サーバを介さずに個々人のコンピュータを通して、ファイルのやり取りが出来る仕組みを用いたソフトで素晴らしい技術として評価されていました。
そんな「Winny」ですが、利用者や開発者の本人までも逮捕・起訴される事件が起こります。
開発者である金子さんには批判が殺到したことでしょう。
長期拘留によるストレスあったと思われ、パソコンにも触れられなかった日もあったそうです。
金子勇が開発した「Winny」に批判殺到!
「Winny」は個人間を中央サーバーを介さずに、ファイルのやり取りが出来るソフトとして、人気を博しました。
しかしファイル共有ソフトを利用し、著作権法違反の疑いで、刑事摘発が行われてしまいました。
金子勇さんは当然、開発者として批判を浴びることになり、本人自身も2004年に逮捕されることになりました。
堀江貴文が言及!金子勇の逮捕はおかしい!
堀江貴文氏曰く「金子勇」さんとは面識はなかったものの「Winny」については、当時から先進的だったと語っています。
国際的にはまだまだだったと語る堀江貴文氏ですが、国内では圧倒的に支持されていたようです。
京都府警が「P2P(ピアツーピア)」を敵視しなければ、今頃は世界に通用する、革新的なビジネスが出ていた可能性もあるとしています。
※P2P(ピアツーピア)とは、不特定多数の端末(スマホなど)がサーバーを介さずに、端末同士で直接データファイルを共有すること。
金子勇、ホリエモン、ガーシーは警察に潰されたのに。闇を感じる。ジャニーズはDS側か?
— komachi (@komachi55107563) June 10, 2023
映画「Winny」は全て実話だった?!
2023年3月、東出昌大さんが主演で、松本優作監督がメガホンをとり映画化されています。
映画はインターネットが家庭へと浸透していった、2000年初頭が描かれており、そのような時代に起きた「Winny事件」を描いています。
「金子勇さんはなぜ逮捕されるに至ったのか」
その謎を紐解いていくと、警察の闇が暴かれていくという、とても見応えのある内容になっていると思います。
それでは解説していきます。
映画「Winny」はどこまでが実話?
映画「Winny」では、当時起きた事件の内容が描かれているが、さらにその中でも警察側の裏側に注目されています。
警察側の腐敗した状況、目論見など真実かどうかは定かではないのですが、社会問題にもなった「Winny事件」や「金子勇」さんを鮮明に描き、並行して映画オリジナルストーリーも楽しめる内容となっています。
映画「Winny」は金子勇の人生を描いていた?
まさに映画「Winny」は金子勇さんの人生を描いているといっても過言ではありません。
2002年に開発した「Winny」の試用版を「2ちゃんねる」に公開しました。
公開と同時に利用者は瞬く間に増え、ピーク時は200万人以上が使用したと言われています。
金子勇さんの開発者としての業績と、逮捕から逆転無罪を勝ち取るまでの全てが描かれており、この映画を機に金子勇さんが注目されています。
金子勇の「Winny」は本当にヤバい?衝撃的な被害事例3選!
「Winny」はインターネットを通じて、不特定多数の利用者とファイルを共有できるソフトとご紹介してきました。
サーバーを介さずにデータのやり取りをする「P2P」と呼ばれる技術が使われています。
匿名性が高く、データ交換の効率にも非常に優れていることから、多くの利用者がいたそうですが、その一方で衝撃的な被害も発生していたそうです。
Winny被害事例①家庭崩壊
銀行勤めをしていたAさんは「副支店長」として勤務していました。
ある日銀行の「内部資料」が流出していることが発覚し、その資料はAさんが作成したものでした。
身に覚えはなかったAさんでしたが、なんとAさんの息子がAさんのパソコンを使用し「Winny」を利用していたのです。
そこから「ウイルス」に感染し内部資料が流出、銀行を依願退職という形で去ることになってしまいました。
当然収入は激減し、家庭もほどなくして崩壊してしまったのでした。
Winny被害事例②ウイルス感染が多発!
「Winny」を利用したパソコンで入手したファイルを閲覧したことにより、「ウイルス」の一種ともいえる「ワーム」に感染する事例が頻発しました。
パソコン内に保存されており、本来は公開されることのないファイルが「Winny」のネットワーク上に流出してしまったのです。
その被害は個人だけにとどまらず、警察・自衛隊・刑務所・地方自治体と多岐に及びました。
Winny被害事例③ひろゆき言及!お尻プリンセス事件
ひろゆき氏は金子勇さんの当時を、面白おかしく語っています。
金子さんは技術者として、誰しもが尊敬する存在だったそうです。
そんな金子さんの印象や評価を落としたかった警察は、金子さんがダウンロードした「お尻プリンセス」というエロゲーに注目します。
ひろゆき氏曰く、金子さんに対し検察側は「なぜお尻プリンセスをダウンロードしたのか?」と裁判中に問いかける、非常に滑稽な状況になったそうです。
金子さんは「お尻プリンセス」という面白いネーミングに惹かれ、ダウンロードしてしまったとか。
「金子勇」は非業の死を遂げていた
金子勇さんが開発した「P2P」技術は、仮想通貨の分野にも活かされています。
もしも今「金子勇」さんが生きていたら、どんなことが実現していたのでしょうか。
今我々が不可能と思っていることも、可能になっていたのかもしれません。
亡くなって10年たった今でも、フォーカスされる「金子勇」さんは、国家権力に潰されてしまったと言ってもおかしくないでしょう。