みなさんは「もぺもぺ」というワードを聞いたことがありますか?
なんとも可愛らしい響きの言葉ですが、ネット上では「検索してはいけない言葉」として知られています。
もぺもぺとはどのような意味を持つ言葉なのか、解説していきます。
基本的に怖い画像等は貼らず文面だけで解説しますが、それでも怖いものが苦手な方は要注意です!
目次
検索してはいけない「もぺもぺ」の意味とは?
「検索してはいけない言葉」として知られる「もぺもぺ」とは、どういう意味なのでしょうか?
もぺもぺとは、YouTubeなどで視聴できる楽曲の名前で、その不気味さから検索してはいけないと言われています。
もぺもぺはどんな動画なのか、詳しく解説していきます。
もぺもぺの動画内容を文面で解説!
もぺもぺの動画を開くと、まずはポップなBGMと、可愛らしいお花たちがリズムに乗るアニメーション映像が映し出されます。
一体どこが怖いのか?と思いますが、45秒あたりから突然映像が激変します。
音楽にはノイズが入り始め、映像は赤く反転した不気味なものと、もとの平和な映像が交互に移されるようになります。
そうかと思えば音楽は転調し不協和音が入り交じり、映像も花の顔は口だけになり、花びらは大量の人間の腕でかたどられ、空は目のようなもので埋め尽くされるなど、おどろおどろしい雰囲気に一変します。
最後には一時もとの可愛らしい映像に戻り、「おわり」の文字が表示されますが、安心したのもつかの間、赤く反転した字と不気味な音で動画は終了します。
全体を通して、歌詞はありません。
「もぺもぺ」はLeafとOptieが作った音ゲーの曲?
そんな恐ろしい「もぺもぺ」の作者は、どのような人物なのでしょうか。
もぺもぺは2017年に、BMSイベントである「BOFU2017 – LEGENDA EST A MYTH -」で発表された楽曲で、LeafとOptieという二人のBMS作家が作者です。
ここで、「BMSって何?」と思った方も多いと思いますので、BMSについてもう少し解説します。
BMSとは?
BMSとは、Be-Music Source fileの略で、音楽の製作と演奏が可能なファイルフォーマットです。
簡単に言うと、BMSファイルで譜面を作ることで、PCのソフトウェア上で演奏することができ、音楽ゲーム(いわゆる音ゲー)として楽しむことができます。
もぺもぺも、LeafとOptieの二人によってこのフォーマットで作られ、音ゲーとして発表されたということです。
【閲覧注意】もぺもぺはなぜ検索してはいけない?
先述のような不気味な動画内容から、もぺもぺは検索してはいけないと言われています。
グロテスクな描写こそないものの、可愛らしい映像から急速に生々しい口や目、腕によって埋め尽くされた赤と黒の世界になり、音楽も短調で不協和音の多い不気味なものになります。
かなりショッキングで、心臓の弱い方はトラウマになってしまう方もいるかもしれません。
閲覧したい方はくれぐれもご注意ください。
【考察】もぺもぺは芸術作品!意味とは?
不気味で怖いという意見が多いもぺもぺですが、逆に芸術的だという意見もあります。
たしかに、ポップな曲調と不気味な曲調を繰り返すもぺもぺは、歌詞がないにもかかわらず新鮮で見るものを飽きさせず、中毒性も高いです。
そういった意味で、もぺもぺは芸術作品であるともいえるかもしれません。
「もぺもぺ」がYoutubeで子供向けコンテンツに?
もぺもぺの序盤だけ見ると非常にほのぼのした映像と音楽であるため、2020年にはYouTubeで子供向けコンテンツとして指定されてしまったようです。
しかし、これまでの説明を読んで頂ければわかる通り、子供にとってはあまりにも刺激が強く、とても子供向けと呼べるような内容ではありません。
2022年現在ではさすがに子供向けコンテンツとしての指定からは外されているようです。
「もぺもぺ」は太鼓の達人で使われている?
もぺもぺは、太鼓の達人ともコラボされています。
もぺもぺの音源に合わせて太鼓の達人用の譜面が作られており、プレイすることができます。
難易度は非常に高く、特に不気味な曲調に変わってからの部分は譜面が重なって見えないほどです。
以下は、もぺもぺの太鼓の達人のプレイ動画です。
「もぺもぺ」は音ゲーでも人気!
先述のようにもぺもぺはもともと音ゲーとして作られた楽曲であり、太鼓の達人も音ゲーの一つと言えますが、他の音ゲーともコラボし人気となっています。
たとえば、アイドルが活躍するリズムゲーム(音ゲー)であるデレステでももぺもぺの譜面が作られています。
下のように、デレステでのプレイ動画もアップされています。
こちらは実際のもぺもぺの映像も再生されますので、見たくない方は再生しないようご注意ください。
「もぺもぺ」の動画は二つある!
もぺもぺの動画は、実は二種類あります。
もとのBMSでのプレイ時の映像と、YouTubeにアップされている動画では、ラスト1秒の演出のみが異なるようです。
YouTubeの方は最後の「おわり」の文字がポップなものから赤と黒に染まり、一瞬だけ曲調も不気味なものに変わります。
これに対しBMSのものは、「おわり」の文字が赤と黒に染まった瞬間、真っ赤に染まった人間の手が画面に向かってくるというものになっています。
一瞬の差ですが、BMS版の方がより衝撃が強いと言えそうです。
作者LeafとOptieとは?
もぺもぺの作者であるLeafとOptieは、もぺもぺ発表前年のBOFU2016 – LEGENDA EST A MYTH -で歴代記録を塗り替えるなど、BMS界ではファンも多い、名の知れた作者コンビです。
もぺもぺの他にも多数の作品を発表しており、もぺもぺのような怖いものだけではありません。
たとえば下記に紹介する楽曲、「wizdomiot」は、全体を通して壮大な曲調でありながら、静かになる部分との緩急もつけられており、映像では灯篭が登場するなど和風な描写もあるなど、素敵な楽曲となっています。
もぺもぺもそうですが、歌詞がないながらも聴く人を飽きさせないという点がこの二人の楽曲の特徴と言えそうです。
もぺもぺを見た海外の反応とは?
もぺもぺを見た海外の反応はどのようなものだったのでしょうか?
もぺもぺは、ある形で台湾で話題となることになります。
海外の反応の例の一つとして、台湾での反応を紹介します。
台湾の掲示板にもぺもぺが貼られる?
あるとき、台湾のネット掲示板でもぺもぺが紹介され、エルサゲートについて議論するメディアに取り上げられました。
エルサゲートとは、子供向けコンテンツを装いながら、子供が見るには不適切な内容な動画のことを指し、このような動画が子供でも閲覧できる状態になっていることが問題視されています。
アナと雪の女王に登場する「エルサ」と、事件や不祥事を表す「ゲート」を合わせた造語のようです。
台湾でニュース沙汰にも?!
もぺもぺがエルサゲートの議論に取り上げられたことで、台湾のニュースでも「子供に有害な動画」として取り上げられてしまいました。
元来子供向けの動画と想定して作られたものではないので、「子供に有害」と批判される筋合いはないのですが、YouTubeで子供向けコンテンツとして指定されたことなどが不運だったようですね。
日本のもぺもぺファンにとってもこのような形で話題となったのは不本意であり、台湾のニュースメディアに抗議した人もいたようです。
【注意】「もぺもぺ ずっと狂気」だけは見るな!
もぺもぺには、二次創作とみられる動画が複数存在します。
中には閲覧注意の内容もあるようなので検索には注意が必要です。
ここからはそのうちの三つ、「もぺもぺ ずっと狂気」、「ずっと平和もぺもぺ」、「もぺもぺ 逆再生」を紹介します。
「もぺもぺ ずっと狂気」は怖いだけ?
まず「もぺもぺ ずっと狂気」ですが、こちらは最初から最後までもぺもぺの怖い部分だけを抜粋したものになります。
平和な映像で心が休まる暇がないため、もとのもぺもぺ以上に怖いと言えるでしょう。
積極的に見ることはおすすめしません。
【推奨】「ずっと平和もぺもぺ」は怖くない!
次に「ずっと平和もぺもぺ」ですが、こちらは逆に平和な部分だけを繋ぎ合わせたものです。
怖いのは苦手だけど、もぺもぺがどんなものか気になる…!という方は、まずはこちらを見てみるのがいいでしょう。
しかし、もぺもぺに興味を持つような人にとっては物足りなく感じるかもしれません。
「もぺもぺ」逆再生がシュールすぎる?!
また、もぺもぺの逆再生動画もYouTubeでアップロードされています。
逆再生はシュールだという意見もありますが、「本家より怖い」というコメントも多くありました。
音楽に逆再生特有の不気味さが加わること、怖い映像が予兆なく現れること、怖い映像の後に可愛い映像となるため「偽りの可愛さ」に見えてしまうことなどが原因のようです。
本家は平気でも、逆再生を見るのは注意した方がいいかもしれません。
「もぺもぺ」は怖い音ゲー楽曲だが、見る人によっては芸術的だった!
以上、「もぺもぺ」がどのような動画なのか、作者はどのような人物なのかなどについてまとめてきました。
もぺもぺは確かに怖いですが、中毒性も高く、見る人によっては芸術的であり、音ゲーとしてのファンも多いです。
グロテスクな描写はありませんでしたが、興味がある人はくれぐれも自己責任でご覧ください。