スマホアプリのcapcut(キャップカット)は動画編集アプリで、簡単操作でハイクオリティの編集ができて、しかも無料ということから大人気です。
capcutは撮影した動画を選べば動画のカットや文字入れ、フィルターや音楽の追加をこのアプリだけでできるので、たくさんの人が利用しています。
ところが、そのcapcutに危険性があるという噂があるのです。
今回は中国製アプリ・capcutの危険性について、知恵袋などの口コミと併せて詳しくご紹介していきます!
目次
CapCutが危険と言われる理由7選を解説!個人情報バレがヤバい!?
手軽に使える無料動画編集アプリ・capcutは、tiktokやインスタのリールにクオリティの高い動画がアップできることから、たくさんの人が利用しています。
日本だけでなく世界中から注目されているアプリで、2019年に中国で「剪映」という名前でリリースされました。
その後、2020年に海外版としてcapcutが登場し、2023年にはわずか1か月で世界でのダウンロード数が3,000万件にもなっています。
このcapcutを使うと個人情報が流出する恐れがあるというのは本当でしょうか?
ここでは、capcutを使うと個人情報が流失するといった危険性について、理由7選をご紹介しています!
CapCutが危険と言われる理由①:利用規約で個人情報バレのリスク!?
capcutはアプリを利用する際に、収集される個人情報が多すぎると言われています。
capcutの利用規約には、次の情報が収集されると明記されていました。
- メールアドレス
- 住所
- 電話番号
- 位置情報
- 端末情報
- IPアドレス
IPアドレスはインターネットに接続していれば、スマホだけでなくパソコンからも知らない間に情報を収集されています。
位置情報や端末情報も同じで、この3つに関しては特に珍しいことではありません。
気になるのは住所と電話番号ではないでしょうか。
無料アプリを使う際、メールアドレスの入力を求められることはありますが、住所と電話番号まで必要なのは珍しいことです。
そのため、悪用されるのではないかという噂が出ているようです。
CapCutが危険と言われる理由②:作成した動画を無断で使われる!
https://twitter.com/akai618b/status/1758443074118963368
ご覧のように、いつの間にか自分の撮った動画が、知らないところで使われているという投稿がSNSに相次いでいます。
勝手に人の撮影したものを使ってはいけないことは、今や常識なのにどうしてこのような事になるのでしょうか。
実はこれも利用規約にしっかり明記されていて、いかなる理由があっても全ての権利をcapcutの会社であるBytedance社に付与するとあります。
そのため自分の顔や、何らかの個人情報が入った動画をアップしたら、誰かがそれをどこかにアップする恐れが出てきます。
CapCutが危険と言われる理由③:音源が著作権フリーではない!
capcuには音楽が用意されていて、それを自由に動画につけることができます。
tiktokに投稿するなら音楽は不可欠ですよね。
それが簡単に、しかも多くの音楽から自由に選べるのですから、とても便利です。
ただcapcutのアプリの中にある音楽は、全て著作権フリーの音楽ではないのです。
そのため自分の動画にフリー以外の音楽をつけて、どこかにアップしたら著作権侵害で法に触れる可能性があります。
こちらも利用規約に「音楽著作物に関する権利は、一切使用許諾されていません」と明記されています。
CapCutが危険と言われる理由④:作成した動画の権利がない!?
「危険と言われる理由②」でもご紹介しましたが、capcutで作成した動画の権利は、その会社であるBytedance社に付与します。
作成した動画のプライバシー権、パブリシティ権、人格権、その他の権利を全て放棄することになると、利用規約にあるのです。
つまり、作成した動画はフリー素材になるため、誰もが自由に加工・編集できることになります。
自分や家族、友人の顔が映った動画が第三者に加工されて、ある日突然SNSで大バズリしているという可能性も出てくるので注意が必要です。
CapCutが危険と言われる理由⑤:年齢制限がある!
capcutの使用には年齢制限があって、13歳未満は使用禁止で18歳未満は保護者の許可が必要になります。
ゲームアプリに年齢制限が設けられている理由は、暴力的表現などが含まれている場合です。
capcutの場合は、規約違反をした場合に責任の所在を明らかにするというのが理由です。
それは別の見方をすると、規約違反をした場合、その賠償金を求められるリスクが他のアプリに比べて大きい危険性があるとも解釈できます。
「CapCutが危険と言われる理由⑥:商用利用が禁止されている!
capcutはアプリ内の全ての商用利用が禁止とされています。
商用利用とは、会社の宣伝や商品のPRに使うという意味で、capcutでそのような動画を作ってインスタやホームページにアップすると規約違反になります。
インスタは商用利用が認められていますが、インスタにcapcutで作成した会社・商品PR動画を使うことはできません。
無料で広告ができるということから、インスタを商用利用をしている人が多いので、このことがネックとなってcapcutを利用しないと言う人も多いようです。
CapCutが危険と言われる理由⑦:中国製のアプリだから!
capcutが中国製のアプリだからという理由から、危険だという意見もあります。
中国製アプリで危険性があると言われているものにtiktokがあります。
tiktokは中国政府にデータが流出する可能性があることから、アメリカでは国内での利用を全面禁止する法案を下院外交委員会が可決しました。
カナダでも同じ動きが始まっていて、日本でも個人情報流出を心配する声が高まってきています。
CapCutが危険と知恵袋の口コミで書かれている真相は?中国製でヤバい!?
capcutの危険性については知恵袋でも話題になっていて、すでに利用していて心配になっている人が数多く質問をしています。
正しい回答もあるのですが、なかには堂々と間違った回答をしていて、それを信じている人もいるようです。
ここでは、知恵袋に質問されたcapcutに関するものを、回答と共にご紹介していきます。
知恵袋の口コミ①:CapCutを使うと無断転載される!?
質問:capcutで作った動画は勝手に流出してしまうのですか??私は自分の顔が写った動画など色々作ってました。今は全て削除したのですが、もう手遅れですか?
回答:それを作ってどこかに投稿してたら無断転載されてる可能性はありますが、自分で作って保存しかしてなければ大丈夫です。
この回答はベストアンサーに選ばれていたのですが、正しい回答ではありません。
capcutで作成した動画は、作成した時点でプロジェクトに保存されます。
プロジェクトとはインターネット上の保存先のため、capcutの運営からは自由に見ることができます。
現状そういうことはありませんが、アプリ使用開始時に動画の転用と動画の権利を放棄する利用規約を承諾しているため、作成したものが別の場所にアップされる可能性があるのです。
ただこの質問の場合は、その動画を削除したとあるので、プロジェクトから削除していれば流失の可能性は低くなります。
知恵袋の口コミ②:CapCutで個人情報が流出する?!
質問:動画編集アプリ「Capcut」って使いやすいですか? 中国系アプリなので個人情報を抜かれると言っている人もいますが、実際はどうなんでしょうか?
回答:個人情報を抜かれるというのは噂に過ぎませんが、規約には(要約すると)「個人情報が流出しても運営は無関係。作った動画の著作権は無くなるからアップして悪用されても一切責任を負わない」ということです。
アプリに限らず、ネットに入力した情報などについて、流出しているかどうかは分かりません。
時々、大企業から顧客情報が流出したというニュースを耳にしますが、これは何らかのきっかけで情報流出が発覚したからです。
発覚した場合は公になりますが、発覚しなかったら、または発覚を隠蔽されていたら流出をしていても公になることはありません。
個人情報が流出しているかどうかは一般の人には分からないと言うのが実情です。
知恵袋の口コミ③:CapCutを使ってしまうとヤバい?
質問:CapCutというアプリから〇〇がいいねしましたと通知が来たのですがコレって見られたという事なのでしょうか…??
回答:tiktokと連携してクリスマスキャンペーンをやっていて、おそらく運営側が一括で「いいね」して、それがcapcutの通知にも表示されたのではないかと思われます。
capcutの運営からは利用者の動画を見ることができていることは確かですね。
これをヤバいと思うか、大した動画はないから気にしないと思うかは個人の判断になります。
今のところ運営から見えていても、他のどこかに勝手に転用されることはないようです。
CapCutを安全に使う方法はある?リスクが低いと言われる編集アプリ5選も紹介!
ここまでご紹介してきた動画編集アプリcapcutの危険性とその理由を読んで、使用することに不安を感じた人も多いのではないでしょうか。
すでに使っている人もいて、便利だから使い続けたいと思う人もいるでしょう。
ここからは、capcutを安全に使う方法があるのか、またcupcut同様の便利な機能があってリスクの少ないアプリについてご紹介していきます!
CapCutをできるだけ安全に使うにはどうしたら良い?
capcutを使い始める時にメールアドレスと住所、電話番号を入力しているので、運営側にその個人情報は開示されています。
作成した動画は、どこにもアップしなくてもプロジェクトに保存されるため、こちらも運営側からは見ることがでるのです。
それを危険と判断するかどうかは個人の判断になりますが、利用する場合は次の点に気を付けることをお勧めします。
- 年齢制限に違反しないこと
- 音楽を使用する際には著作権に気を付けること
- 自分や家族などの顔を出した動画を作成しないこと
CapCutの動画を非公開にする方法は?
capcutの利用規約で、作成した動画の著作権を放棄することに同意しているため、動画を非公開にすることはできないと思われます。
ただ現時点では、capcutで動画を作成しただけでどこかに勝手にアップロードされることはないようです。
作成した動画をtiktokやインスタなどのSNSにアップした時点で公開となるので、それまでは非公開状態と解釈していいでしょう。
CapCutの利用規約はどのくらい危険?
capcutの利用規約が危険と言われていますが、正しくは「細かい部分にまで規約が設けられている」ということになります。
これは撮影されている動画に、人の顔などの個人情報が含まれる可能性が高いため、capcutの運営側がリスクを負うことなく、利用者にその責務を負わせるためだと思われます。
ただこのような内容の利用規約は、何か問題が起こった際に利用者がその責任を負うように、ほとんどのサイトに記載されているのです。
最近はアプリのダウンロードに慣れてきて、利用規約をよく読まずに同意することが多くなっていませんか?
利用規約は法に則って、問題が起こった際の責任の所在を明確にするものなので、ちゃんと読んで同意することが前提です。
capcutを利用したいのであれば、利用規約の内容をよく読んで理解して、それを納得した上で同意すればいいのです。
リスクが低いと言われる動画アプリ5選は?
capcutのような動画編集アプリは他にも沢山あって、操作が簡単でクオリティの高い人気のアプリがあります。
capcutの利用規約を読んで、少しでも気になるところがあった人は、他のアプリの利用を検討してはいかがでしょうか?
ここからは、リスクが低いと言われる動画アプリのおすすめ5選をご紹介していきます!
Inshot
トリミング、トランジションなどの基本的な機能の他、フィルターや音楽も追加できます。
こちらもcapcut同様、中国製のアプリですがcapcutより危険性は少ないと言われています。
iMovie
iMovieはApple社がセキュリティチェックを行っているので、非常に安全性が高いアプリです。
利用規約もcapcutに比べ、リスクの高い内容はありません。
ただ、文字入力に多くの制限があるため、文字を多く使う動画には不向きです。
PowerDirecor
10年以上前から利用されているアプリで、これまで大きなトラブルなどもないので危険性の少ないアプリです。
編集画面がシンプルで見やすく、パソコンでも操作できるので人気があります。
Adobe Premiers Rush
PDF編集ソフト・Adobe Readerや写真編集ソフト・Photoshopで有名なアドビ社のアプリのため、かなり安全性が高いアプリです。
パソコン、スマホ、タブレットでの使用が可能で、初心者でも簡単に操作ができます。
ただ、無料版は書き出しが3回までしかできず、2GBまでという制限があるため、長く利用する場合は有料になります。
vita
スマホのカメラアプリで有名なSNOWやSODA、Foodieを運営している会社のアプリです。
数百種類のテンプレートと音楽が自由に使えることが最大のメリットです。
知恵袋で話題の中国製アプリcapcutの危険性は?個人情報流失について
今回は動画編集アプリ・capcutの危険性について、知恵袋の質問などを合わせてご紹介しました。
capcutは中国製のため、個人情報などが中国に流出する危険性がないとは言えません。
ただ、どのアプリでも個人情報が流出する危険性は多かれ少なかれあるため、利用規約をよく読んで納得した上での利用をおすすめします。