TRPG(テーブルトークロールプレイングゲーム)をご存知でしょうか?
コロナ禍で外出を制限される中で、流行ったといわれているゲームです。
他のプレイヤーとの会話を通して、ストーリーを一緒につくりあげていくゲームで、誰かと楽しさを共有できる部分が評価されています。
そんなTRPGですが、ネット上では気持ち悪い、嫌いとの声があがっています。
今回はTRPGがなぜ気持ち悪いと言われているのか、なりきり文化と呼ばれる行動が関係しているのか、詳しく解説していきます。
目次
TRPGが気持ち悪いと言われてしまう理由7選は?なりきり文化が無理?!
TRPGが気持ち悪いと言われてしまう理由は7つあります。
ゲーム内の独特な文化や少しマニアックなジャンル、また現実世界への影響も少なからずあることがあげられるみたいです。
具体的には一体どういうことなのでしょうか?
ゲームそのものに対する意見よりも、プレイヤーが大きく関係していそうです。
では、TRPGが気持ち悪いと言われる理由を詳しくみていきましょう。
TRPGが気持ち悪いと言われる理由①:なりきり文化がイタい!
なりきりとは、キャラクターになりきり、発言・行動することです。
TRPGでは、自分で作ったキャラクターを使用します。
そのため、そのキャラクターに合った台詞を口にし、振る舞いをしなければならないのです。
普段の自分とは違ったキャラクターを演じられるという点では、新鮮な気持ちでゲームができて楽しそうと感じませんか?
しかし度が過ぎたなりきりは、発言を目にした他のプレイヤーに対して、不快を与えることも少なくないようです。
なろう死刑勧告の人、
ほのぼの系なりきりTRPGサイト運営してた時に出没した困ったちゃんと同じ主張してるから、個人的に不快。
ほのぼの系なのにエログロ系のキャラメイクされたから出禁にしたけど…エログロやりたいならそっち行けよ、と。— めのう ぐみ (@agategummi) August 28, 2019
TRPGによっては、コンセプトが決まっているものもあるようなので、あまりにかけ離れたなりきりは気持ち悪いと捉えられてしまうのかもしれません。
TRPGが気持ち悪いと言われる理由②:うちよそ文化があるから!
TRPG独特の文化のもう1つに、うちよそと呼ばれるものもあります。
TRPG上でのキャラクター同士をカップリングさせることを指すようです。
また人によっては、恋愛関係に発展する絡みは求めていないという人もいるので、同じ空間に真反対のタイプがいたら嫌悪感を感じてしまうのでしょうか。
相手の求めるなりきりでのうちよそに対して、うまく対応できず疲れてしまうといった人もいるようです。
TRPGが気持ち悪いと言われる理由③:R18ものがあるから!
TRPGには、R18のものもあります。
ベッドでの様子を連想させるような発言のほか、R18という制限があるので通常のTRPGと比べてマニアックな人が多いといわれています。
そのため何か行為や言葉を強要されることも少なくないかもしれません。
需要があるため、こういったジャンルが存在することは理解できますが、自身が嫌い、気持ち悪いと感じることに対しては対応しないというのが楽しむコツでしょうか。
R18セッションのGMのススメ⑪:これは別にR18セッションに限った話ではありません。ですがR18卓というのは非常にニッチな行為や状態を強要する可能性が高くなるのは間違いありません。故にGMとPLとの意識疎通は予め念入りにする事を推奨します。 #trpg
— そのら@すたーとゆあえんじん (@sonolar) November 17, 2015
TRPGが気持ち悪いと言われる理由④:リアルとゲームの違いがつかなくなる!
TRPGは、現実とゲームとの違いがつかなくなるともいわれています。
キャラクターになりきる必要があるが故、そのキャラクターに入り込みすぎてしまうのだとか。
TRPGにハマってしまうと、睡眠時間を削ってでもプレイをする人もいるようです。
TRPGの世界に触れている時間が長くなるということは、自分ではないキャラクターを演じる時間も必然と長くなりますよね。
そうすると次第に、現実世界との区別がつかなくなってしまい、気持ち悪さを感じることにつながっっていくのかもしれません。
TRPGが気持ち悪いと言われる理由⑤:プレッシャーがかかるから!?
他のプレイヤーと協力することで、一緒にストーリーを作り上げていくという点がTRPGの面白さの1つですが、これが逆にプレッシャーになってしまうこともあるようです。
自分の発言、行動が影響するため、慎重に次のアクションを考えなければと負担に感じるということでしょう。
さらに顔をみて話しをするのとは異なり、ネット・画面上での交流になるため、相手に不快な思いをさせないかを気にする必要もあります。
終始周りに気を遣いながらゲームをすると考えると少し疲れてしまいそうですよね。
TRPGが気持ち悪いと言われる理由⑥:こじらせている人が多い!
TRPGが気持ち悪いと言われているのには、こじらせている人が多いというのも理由の1つです。
ゲームの世界と現実の自分を重ねすぎてしまう人や、自分がいつでも主役になりたいと感じて、予想外の行動をする人もいるようです。
また承認欲求が強めの人だと、言葉の強要(自分を褒めて欲しいなど)があるなど、他のプレイヤーも良い気はしないでしょう。
自分の気持ちが先行しすぎて、周りが見えなくなってしまうタイプの人もいるということですね。
TRPGが気持ち悪いと言われる理由⑦:押しが強すぎて怖い!
TRPGの初心者に対する強い態度や、他プレイヤーに対してゲームの強要をする人も少なくないようです。
全員に対して平等に接し、自分たちだけのストーリーを楽しもうという気持ちが薄いのでしょうか。
こういうプレイヤーしかいないというわけではなさそうですが、プレイの継続が難しい場合はそのグループを抜けるというのも1つの方法かもしれません。
TRPGを気持ち悪い・嫌いと感じた体験談3選を紹介
TRPGを気持ち悪いという理由について紹介しましたが、実際体験した方の話もみてみましょう。
体験談なので、なぜTRPGに嫌悪感を抱くのか具体的なのことがわかるかもしれません。
身内から、普段仲良くしている友達、SNSを通して共通の趣味で知り合った人までさまざまな体験談がありました。
ゲームによって、人との関係が変わってしまうことはあるのでしょうか?
体験談①:身内がTRPGにハマってしまった!
身内がTRPGにハマってしまったという体験談。
あまりにもTRPGにハマりすぎてしまい、家族との会話が一切なくなっただけでなく、友人も0になってしまったそうです。
昼夜時間問わず、パソコンに向かっている身内の方。
TRPGのため仕事を辞め、オフ会に着ていく洋服を買うため退職金を充てているようです。
X等のSNSでも、TRPGのなりきりの影響か自身の作り上げたキャラクター化としているとのことでした。
体験談②:TRPGで性格の良かった友達が豹変!?
TRPGは人の性格までも変えてしまうという体験談です。
TRPGに誘われたものの、「接客業の人は土日休みとか基本取れないから、TRPGは接客業の人には出来ないゲームなの忘れてたwww」と煽られてしまったといいます。
こういう言い方をされると、TRPGをやっている人が嫌いになってしまうのも無理はないかもしれません。
以前は性格の良い友達だったものの、TRPGにハマってからグループ内もいざこざが増えたようです。
また暴言も増えてしまい、TRPGでよくない影響をも受けたことが伺えますね。
体験談③:TRPGの解釈違いで友達と揉めた!
TRPGで友達との仲に亀裂が入ってしまうことは、よくあるみたいです。
こちらの体験談は、TRPGによるトラブルでフォロワーにブロックされてしまったというものでした。
仲の良いフォロワーと、元のシナリオの展開を変えてプレイしようとつぶやいたところ、別のフォロワーからネガティブなDMが届きます。
そのフォロワーは、元のシナリオの作者の大ファンであり、「そういったシナリオはコンセプトではないのでは」といった旨を主張。
しかし投稿主は、作者に確認の上なので大丈夫と伝えるとブロックされてしまったようです。
大好きで憧れの方だったからこそ、自身の解釈を口にしたかったのかもしれませんが、こういった行動をされると距離も置きたくなってしまいますよね。
TRPGが気持ち悪いと言われないようにする方法3選を紹介!
では、どうしたらTRPGが気持ち悪いと言われないのでしょうか?
TRPGに対して気持ち悪いという感情を持つ人は、TRPG自体をあまり知らない人が多いように思えますが、そういう人との関わりを防ぐのが手っ取り早そうですよね。
気持ち悪いと言われ、自分自身も嫌な思いをしないために、今からすぐにでも実行できる方法を3つご紹介します。
方法①:鍵アカウントにして棲み分ける!
まずSNSを鍵アカウントにすることが方法の1つとしてあげられます。
非公開にすることで自分の投稿が、不特定多数の目に入るのは防がれますよね。
公開に制限をかけることで、どんな内容であってもTRPGが好きな人同士で思う存分会話もできます。
ただSNSは自由に発信する場でもあるので、どのように他の人と関わりたいかでアカウントの使い方も変えてみると良いかもしれません。
方法②:リアルではゲームの話をしないように気を付ける!
2つ目は、普段接する人とゲームの話をしないということです。
相手がTRPGをしている場合は問題ないですが、全く知らない人に対して熱く語ってしまうと引かれてしまう可能性も0ではないでしょう。
それはTRPGに限ったことではないですが、興味がないことをひたすら聞くというのは苦痛でしかありません。
その点SNSだと匿名でかつ、同じ趣味を持った者同士が気軽に集まることができるため、思う存分TRPGを話したいという方はSNSでの交流がおすすめです。
方法③:気にしないようにする!
3つ目は1番重要かもしれませんが、とにかく気にしないことです。
相手が明らかに不快になるような、周りのことを考えていない行動、発言は当然すべきではありません。
しかし好きなゲームをプレイしているだけなら、第三者のネガティブな意見は気にする必要はないように感じます。
そうすることで自分自身もよりTRPGを楽しむことができますよね。
TRPGは独特な世界観がある!マナーを守ってプレイすべき!
TRPG自体が気持ち悪いのではなく、他プレイヤーとの接し方で不快感を覚える人もいるということですね。
独特のなりきり文化、うちよそ文化はあるものの、すべてが強制なわけではないですし、自分の好きなようにプレイしていくのが良いのではないでしょうか。
もちろん一緒にストーリーをすすめていく仲間のことも考えて、最低限のマナーを守りながらTRPGを楽しむことが理想ですね。