【体験談】田浦廃村が現在ゴーストタウンに!現在が怖すぎてヤバイ?

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廃墟や廃村は全国のあちこちにあります。

人がいなくなったそれらの場所は、心霊スポットやゴーストタウンなどとして、多くの人の興味を惹きつけています。

神奈川県横須賀市にある「田浦廃村」もその1つであり、都心から近いゴーストタウンとして有名です。

田浦廃村はどのような場所でなぜ廃村となったのか、また現在についても調査していきます。

都心から近い現代のゴーストタウン・田浦廃村とは?

「廃墟」「廃村」と聞くと、人里離れた限界集落を連想しがちですが、田浦廃村は都心から近いゴーストタウンとして有名です。

なんと、歩いて行ける場所にコンビニもあり、JR横須賀線の停車駅であり最寄りの「田浦駅」までは徒歩15分という好立地でもあります。

まずは、田浦廃村の所在地について探ってみましょう。

現在は立ち入り禁止との噂もありますが、実際に見ることは出来るのでしょうか。

田浦廃村はどこにある?

田浦廃村は、神奈川県横須賀市・田浦町の田浦変電所裏にある一帯を指します。

田浦廃村は、「ゴーストタウンT」「田浦住宅街」という名称で呼ばれることもあります。

田浦駅の近くには閑静な住宅街が広がり、海上自衛隊の施設や学校、商業施設もあり、「なぜゴーストタウンとなったのか?」と、不思議に思える場所に存在します。

田浦廃村はどんな場所?

田浦廃村に向かう途中に、横須賀線の踏み切りがあります。

その踏み切りを越えて進んでいくと、近くに街があるとは思えない廃村特有の不気味な雰囲気が徐々に漂ってきます。

田浦廃村は、ホタルの里と田浦変電所の大きく2つのエリアに分かれています。

かつて踏み切りのそばには小川が流れていてホタルが生息しており、ホタルで里づくり事業も行われていたそうです。

新しい廃村

廃村にある廃墟と言えば造りの古い家屋が想像されることも多いですが、田浦廃村にある廃墟は現代的な造りの物です。

廃墟を覗くと、屋内には生活に必要な物が残され、まるで人だけが急にいなくなったような印象を受ける人が多いでしょう。

棚に入れられた本や食器などには、今でも使われていると思えるほど綺麗な物もあったと言われ、90年代後半に発売された雑誌も見つかったそうです。

そのため、廃村の中でもかなり新しい部類の廃村ということがわかります。

田浦廃村は立入禁止になった?

田浦廃村は有名であり、多くの人が興味を惹かれて訪れていました。

しかし、2017年に田浦廃村周辺一帯が立入禁止となりました。

当時は誰も田浦廃村に入らないように警察が付近を頻繁に巡回していたそうです。

【体験談】田浦廃村の現在がヤバすぎる?

実は、すでに田浦廃村は2019年に解体されています。

そのため、田浦廃村には20数軒ほどの廃墟がありましたが、現在はそれらすべてなくなっているようです。

また、跡地は住宅地として再開発されるのではなく、別の目的に利用する計画が進んでいます。

田浦廃村が存在していた時の体験談をもとに、かつての姿を見ていきましょう。

ハイキングコース

田浦廃村を田浦変電所近くのハイキングコースから向かうと、「田浦町4丁目B急傾斜地崩壊危険区域」と書かれた古ぼけた看板が見えてきます。

ハイキングコースは、ちょうど京急線と横須賀線が交差するあたりです。

歩いていくと木造の廃屋があり、道が二手に分かれますが、このあたりからが「田浦廃村」となります。

分岐点には看板があり、ハイキングコースは「仙元山、畠山、二子山、梅林方面」と書かれており、そちらに向かうと更に廃墟を見ることが出来ます。

古い本や雑誌、家屋が積まれた廃屋も見られ、時代を感じさせることでしょう。

直進コース

一方、直進コースに行っても廃墟群が見られます。

各所に番号が落書きのように書かれていますが、どうやら解体工事の割り振りのための番号のようです。

家財道具がそのまま残っている廃屋も多く、人が確かにそこにいたのだという生活感を感じさせますよね。

ファミコンが散乱している家もあった、という口コミもあるようです。

廃村に物が落ちているのはなぜ?

そもそも、なぜこんなにも田浦廃村には物が残っているのでしょうか。

ゴーストタウンとなった理由にもかかわりますが、半強制的に立ち退きとなったことが1つの要因と考えられます。

普通の引っ越しであれば不用品はしかるべき場所に廃棄・または業者等を使用し引き取ってもらうのが当たり前です。

しかし立ち退くことになった住民は、もう人が住まない上に建物が取り壊されることがわかっていました。

わざわざ手間やお金をかけてまで廃棄するのが面倒になった、または引っ越し先に持っていくまでの必要がないものをそのままにしていった可能性が高いでしょう。

田浦廃村がゴーストタウンとなった理由

では、なぜ田浦廃村はゴーストタウンとなったのでしょうか。

田浦廃村は市街地の近くにあり、廃墟となっていた家の造りも古いものではなく、魅力が無かった街だとは思えません。

どうやら行政や地形の問題があったようですので、ゴーストタウンとなった理由を紐解いてみました。

理由①ニュータウン計画

1997年に田浦廃村の周辺一帯を「湘南田浦ニュータウン」にする計画がありました。

田浦町3丁目~4丁目に「湘南田浦ニュータウン」として534戸もの住宅開発が行われる予定だったようで、解体される前にあった田浦廃村には、ニュータウンに関する看板もあったそうです。

しかし、途中で何らかの理由によって計画が中止されたことで、既に住み始めていた住民も立ち退きを余儀なくされたことが理由で、田浦廃村はゴーストタウンになったと言われています。

理由②メガソーラー計画

ニュータウン計画が中止になった後、2014年頃からメガソーラー計画が進められています。

2021年に記録的な大雨が原因と思われる土砂崩れが発生したニュースを覚えている人もいるでしょう。

ちょうど田浦廃村のあった場所・メガソーラー開発が進められている辺りも土砂災害でがけ崩れが発生したようです。

廃村・廃墟を訪れる場合の注意点

廃村や廃墟に興味を惹かれ、訪れる人も多いでしょう。

しかし、廃村や廃墟を訪れる際には、注意しなければいけないことがあります。

もし、それらの注意点を把握しておかないとトラブルの原因となります。

廃村や廃墟を訪れる際の注意点にはどのようなものがあるのでしょうか?

勝手に入ってはいけない

ボロボロで管理されていないように見える廃墟でも、それらの建物や土地は誰かの所有物です。

また、廃墟に見えるだけで現在も人が住んでいる可能性もあります。

そのため、勝手に入れば住居侵入罪・建造物侵入罪・潜伏の罪などの罪に問われる可能性があります。

廃墟であっても中にある物を壊せば器物破損、物を持ち帰れば窃盗などの罪に問われる可能性もあります。

もし、廃墟に入りたい場合は所有者に許可を取るか、建物に入る正当な理由が必要になるので注意しましょう。

ただし、敷地外から目で見える範囲の観察や撮影であれば、許可は必要ありません

許可はどうやって取る?

廃墟に入る場合は、その建物の所有者に許可を取る必要があります。

しかし、建物の所有者はわからないことがほとんどでしょう。

建物の所有者を調べるには、その建物に工事や不動産関係の看板が立てられていないか確認しましょう。

建物に関連する業者に連絡をすれば、所有者の情報が得られる場合があります。

ただし、他人を建物に入る許可を出したところで、所有者にはメリットがありません。

もし、撮影映像を心霊現象のある廃墟として紹介されてしまうと、評判が悪くなったり、土地が売れにくくなったりなどします。

また、怪我や事故などのトラブルに遭ったときの責任の所在なども面倒です。

そのため、もし所有者を見つけることができても、これらの理由から許可を得るハードルはかなり高いでしょう。

身を守る服装をして行く

廃村や廃墟の周辺は管理が行き届いておらず、草が生い茂っていることが多いです。

また、蛇や虫などの危険な生き物がいたりガラスや尖った木材などのゴミが落ちていることもあります。

そのため、長袖・長ズボン・ブーツなどで身を守れる服装をしていきましょう。

実際に田浦廃村も例外ではなく、マムシ注意の看板や張り紙も各所に見られたようです。

また、山奥に行く場合は、木で光が遮られるため、想像よりも早く周囲が暗くなります。

万が一に備えて、懐中電灯やスマホのモバイルバッテリーなども準備しておくべきでしょう。

複数人で明るい時間帯に行く

廃墟にいるのは幽霊だけとは限りません。

人目を避けて行動をしている危険な人物がいる可能性もあります。

身の安全を確保するためにも、廃墟には複数人で行くようにしましょう。

また、暗いと危険人物の発見が遅れたり逃げ道がわからなくなる可能性もあるので、明るい昼間に行くようにしましょう。

騒がない

廃墟や廃村には人がいなくても、田浦廃村のようにすぐ近くに人が住んでいる場合もあります。

そのため、肝試し感覚で騒いでしまうと、周辺の住民に迷惑がかかるのでやめましょう。

場合によっては、誰もいないはずの場所から声が聞こえることで不審者と間違われる可能性があります。

通報を避けるためにも、静かに散策しましょう。

田浦廃村以外の廃村や廃墟を訪ねてみよう

田浦廃村は有名なゴーストタウンでしたが、現在は解体されてなくなっています。

しかし、全国には他にもいろいろな廃村や廃墟があるので、それらを訪ねてみると良いでしょう。

ただし、廃村や廃墟巡りにはルールとマナーがあります。

ルールとマナーを守らないと、取り返しのつかないトラブルとなることもあるので注意しておきましょう。