どこか狂っているけれど、つい見入ってしまうサイコスリラー映画。
思わぬ展開、結末は伏線の回収でストーリーが全て繋がる点などで、お好きな方も多いのではないでしょうか?
そんなサイコスリラー映画のある作品が、日本で公開中止となったそうです。
タイトルは「マザー!」
おそらく母親がテーマか主役の映画であろうと思われるのですが、一体なぜ上映の予定が取り消されてしまったのでしょう?
気になるマザーの映画公開中止の理由について調べてみました。
目次
マザー!の映画公開中止理由4選とは?ストーリーがトラウマレベル!?
マザー!の映画公開中止の理由は4つあるようです。
なんとストーリーがトラウマ級だとの声もあり、どのような内容なのか気になりますね。
また、アメリカでは観覧者の映画に対する評価もかなり酷かったようで、この点も映画マザー!が日本で公開中止になった理由と関係していそうです。
気になるマザー!の映画公開中止の理由について、詳しく解説していきます。
映画・マザー!の基本情報
マザー!は、町外れの一軒家に住む夫婦による物語です。
のんびりした性格の夫は、詩人として活動するも、スランプ状態。
そんな夫を陰ながら支える妻は、燃えた夫の家をリフォームするしっかり者。
穏やかな日常を送っている夫婦の元に、ある日突然訪問者が現れます。
見るからに怪しい人ですが、なんとこの訪問者をきっかけに、その日を境に、これまで過ごしてきた日々が崩されていくというストーリーです。
理由①キリスト教文化が日本では受け入れられない?
マザー!の映画公開中止の理由1つ目は、キリスト教文化が日本では受け入れられないからです。
日本は、海外と比べ無宗教の方も多く、キリスト教に馴染みがない方もいるのではないでしょうか?
マザー!の映画では、たびたびキリスト教独特の文化を連想させるようなシーンが多々出てきます。
なかなか理解しがたいものもあり、日本では受け入れられないのではといったのが公開中止につながったのではないでしょうか?
理由②全米観客評価で最低ランクを記録?!
マザー!の映画公開中止の理由2つ目は、全米観客評価で最低ランクを記録したからです。
話題性たっぷりだった「mother! 」は、北米公開されると、思いもかけない形で注目されることになる。公開初週末に観客の感想を集計するシネマスコア社の調べで、めったに見ない最低評価「F」を取得したのだ。「F」を取ったのは、過去に11作品だけ。
マザー!を鑑賞した観客から得られた評価は、なんと最低ランクのFでした。
くわえて、この評価を取ったのはこれまで11作品のみといわれています。
しかしながら、この評価には単純に映画が面白くなかったというだけではなく、観客自身の怒りの評価でもあったとも考えられているそうです。
映画の内容は反キリスト教だと思われる部分もあったようで、それがキリスト教を信仰している一部の観客にとって不快だったのではないでしょうか?
理由③ストーリーがカオスすぎる!?
マザー!の映画公開中止の理由3つ目は、ストーリーがカオスすぎるからです。
見知らぬ人を突然家に招き入れる夫や、用意した食事を雑に口にし、家の中の物を壊し、盗み出す来訪者たち、そんな中での妻の出産など、ストーリーの展開に頭がついていかない人もいるのではないでしょうか?
キリスト教文化を取り入れた映画では、そのシーンが何を意味しているのかと考えるものが多いです。
ところがマザー!はカオスすぎるストーリーで観客からの理解も得られなかったため、日本での公開は中止になったのではないかと考えられます。
理由④内容がトラウマ級?!
マザー!の映画公開中止の理由4つ目は、内容がトラウマ級だからです。
念願の子どもを授かったものの、夫に抱いてもらう間もなく死んでしまう幼き命。
幸せな家庭だったはずなのに、暴力や銃声、虐殺など迫りくる数々の恐怖はトラウマレベルといっても過言ではないでしょう。
結末もハッピーエンドともなんとも言えないことから、マザー!鑑賞後気分を害す人も出る可能性が考えられます。
マザー!の映画公開中止理由は実際のところ分かっていない?!
マザー!の映画公開中止の理由を4つ紹介しましたが、決定的な理由はわかっていません。
マザー!の制作会社パラマウントの意向によるものだったようで、真相は不明だということです。
映画のキャストの不祥事もなかったため、謎に包まれていますね。
しかし日本国内でもサブスクでは観ることができるものもあるようなので、日本でのマザー!上映による興行収入が見込めなかったということも考えられるのではないでしょうか?
マザー!は一度では理解が難しいサイコスリラー映画!
今回はマザー!の映画公開中止の理由について調べてみました。
なかなか一度の鑑賞では、すべてのストーリーを理解することは難しそうですね。
しかし理解しがたい行動だからこそ、そこには必ず意味を持っているといえるのではないでしょうか?
ハッピーエンドといえる結末ではないうえ、観終わった後に気分を害す人も少なくはないと思われます。
キリスト教の文化や聖書といった予備知識がないと万人受けする映画ではないという点が、マザー!の映画公開中止の大きな理由かもしれませんね。