2013年1月29日、温泉観光地として人気の高い北海道登別温泉で、殺人事件が発生しました。
なんと男性がホテル内で眉間を撃たれて死亡するという、かなりショッキングな事件です。
「登別まほろば事件」とも呼ばれる前代未聞の殺人事件は、白昼堂々とホテルの中で行われ、観光客はもちろんのこと地元の人をも震えあがらせたのです。
犯人はその後逃走しているという「登別まほろば事件」、この裏には一体何が隠されていたのでしょう。
登別の隠された心霊スポットと共に解明していきます。
登別まほろば事件とは?白昼に起きた殺人事件の真相がヤバすぎる?!
北海道登別温泉と言えば、別名温泉デパートと呼ばれる程の泉質数を持つ人気温泉地です。
そんな温泉地で起こった「登別まほろば事件」。
しかも殺害に使用されたのは拳銃という「信じがたい武器」だったため、地元では大きな話題になりました。
ネット上でも、登別に旅行に行く予定の人が殺人事件が起きたのはどのホテルなのか、と気にしている人もいるようです。
登別まほろば事件は登別温泉町で起きた白昼の殺人事件!
驚くことに、登別まほろば事件が起きたのは白昼堂々の正午ごろ。
犯人は人目を気にせず犯行に及んだのでしょうか。
通報は2013年1月29日の昼時、ホテルの従業員から「男性が撃たれた」という通報が入ったようです。
管轄は室蘭警察署で、この警察署は室蘭市と登別市を管轄しています。
ホテルの従業員の話では、銃声のようなものをきいたということで、普通の生活では銃声など聞くことがない平和な温泉地に激震が走ったことでしょう。
室蘭警察が駆けつけると、3階にあるエレベーターの前で男性が倒れていて、すぐに搬送されたようですが死亡してしまいました。
銃殺された場所は、部屋ではなくエレベーター前だったこともあり、多くの宿泊客に見られているのではないか、と感じるのではないでしょうか。
実は射殺されたのは、宴会場などを行う場所であまり宿泊客が立ち寄らない場所ということでした。
特にお昼時なら宴会場を利用することはもいでしょう。
登別まほろば事件は白昼堂々の事件となりましたが、比較的人気(ひとけ)のない場所での事件と言えるのかもしれません。
無差別テロのような事件ではなく、ターゲットを絞った犯行と考えるのが普通です。
死亡した被害者には1つの銃創しかなかった?!
この「登別まほろば事件」で殺害されたのは、職業も住所の不詳の平重隆之さんで、当時61歳でした。
ホテルの従業員が聞いた銃声のような音は、実際に銃声だったようで、平重さんは眉間に銃弾を受けて死亡していました。
しかも、現場となった場所には薬莢(やっきょう)は二つ残っていて、眉間に残る銃創はひとつだったといいます。
銃の扱いに慣れたプロの犯行が疑われたのは言うまでもありません。
銃は国内で手軽に手に入るものではなく、密輸したものが売買されています。
一説によると暴力団の抗争時には高値に跳ね上がるようで、通常20万から50万円で手に入るものが、一気に100万以上に値上がりすることもあるのだとか。
しかも、一度使用した銃は当然足が付きやすいため、廃棄するのが「普通」ということです。
それを考えると、わざわざ入手困難な銃を使用し殺害した犯人は、暴力団の関係者であり、何らかの恨みを持っていたと考えられるのではないでしょうか。
飯島会系暴力団幹部を逮捕!暴力団同士の抗争だった?!
登別まほろば事件で死亡した平重隆之さんは、暴力団の関係者であったことが判明。
逃走した犯人も暴力団の関係者ではないか、と警察は目星をつけていたのでしょう。
実は、平重隆之さんは二人で旅行をしていたようで、連れの人物が事件が起きた後にシルバーのワゴンに乗ってホテルを出ていく五人の男性を目撃していました。
そして、同日午後3時過ぎに、犯人と思われる小出久弥という当時48歳の男性を銃刀法違反で逮捕しています。
小出久弥は、JR白老駅で電車に乗ったことが目撃されていて、JR洞爺駅に張り込んでいた警察に逮捕されました。
彼を調べると、東京台東区の飯島会系暴力団幹部であることがわかり、犯行を認めたということです。
また残りの4人もその後出頭し、暴力団同士の抗争という局面が見えてきました。
事件は日本最大の暴力団が関係していた?!
殺害された平重隆之さんは、後の調べで山口組系の暴力団関係者だと判明しました。
山口組系暴力団と言えば、国内の最大クラスの暴力団組織で、44の都道府県に組織を置いています。
近年では2022年に6代目山口組系の幹部が池田組を襲い、相次ぐ抗争事件を起こしていたので、記憶に新しい人もいるのではないでしょうか。
一般人も巻き込む恐れがある暴力団同士の抗争に、警察も「特定抗争指定暴力団」として目を光らせています。
登別まほろば事件も暴力団同士の抗争だと声があがり、その後の抗争に続くのではないかと緊張が続いたことでしょう。
ちなみに犯人の小出久弥が逮捕当時所持していた銃には、まだ3発の弾が残っていたと言われています。
有名な観光地で白昼堂々起きた「登別まほろば事件」は、多くの人を震撼させる事件となりました。
登別まほろば事件はホテルゆもと登別で起きた事件だった!?
登別まほろば事件と呼ばれていますが「ホテルまほろば」ではなく、事件は「ホテルゆもと登別」でおきています。
「ホテルまほろば」は登別温泉の中心に位置し、事件のあった「ホテルゆもと登別」との距離は200m程。
「ホテルゆもと登別」で起きた事件ですが、なぜか登別まほろば事件と呼ばれているのです。
そのためネット上では、ホテルまほろばではどんな事件があったのか?という書き込みが多く、宿泊を予定している人の間では幽霊がいるなどと噂が立っているようです。
しかし、心霊スポットが好きな人の間では、登別温泉地よりも「新登別大橋の方が名所」と言われています。
登別には自〇の名所がある!?新登別大橋の心霊現象や怖い噂とは?
登別と言えば、多くの人は温泉地をイメージするかも知れません。
しかし登別には「新登別大橋」という有名な心霊スポットがあるようです。
地元の人はあまり行きたがらない橋として有名で、月に一度は飛び降りがある橋と言われています。
ヤバイ橋と言われている「新登別大橋」を詳しく見ていきましょう。
新登別大橋には行ってはいけない?トイレで首吊り自〇!?
登別には有名な心霊スポットがあり、地元でもかなり有名のようです。
紅葉などが綺麗な場所らしいのですが、地元の人は行かないと断言していました。
その場所は「新登別大橋」と言い、消防や警察がしょっちゅう橋の上に来ては遺体の引き上げを行っていると言われているのです。
噂では、近くのトイレで首つりをして亡くなった人がいるとか、トイレで焼身自殺があったとか様々な話が飛び交っています。
実際にこの橋を訪れた人の多くは、新登別大橋に近づくと頭痛が酷くなったり、誰もいないトイレに人の気配を感じたりしたと語っていました。
新登別大橋は飛び降りが絶えない?無意識に飛び降りる人も?!
この谷底まで120メートルの高さを持つ新登別大橋は飛び降りの名所と言われており、深夜になると惹きつけられるように多くの人が飛び降りるのだとか。
SNSには、この橋を通った時に遺体の引き上げを見たという人が多数存在していました。
新登別大橋は、いわゆる飛び降りの名所となっているようです。
新登別大橋からの紅葉は綺麗だけど○○の名所でもあるので霊感の強い人はダメかも(・ω・) pic.twitter.com/MaoHB7SJLH
— まさや(公式アカウント) (@masanyanco) October 21, 2018
また、その気がなくても橋の下をのぞき込むと吸い込まれてしまうように感じるようで、止める人がいなければ無意識に飛び降りてしまう、という話も聞きます。
真夜中の新登別大橋で女性が〇〇?そこには白い花束が!?
SNS上では橋の真ん中で女性を見たという書き込みが多く存在します。
目撃されている女性はひとりで橋の下をのぞき込んでいるようで、深夜にひとりで橋の上に立っているのだとか。
ある目撃者によると、一瞬見えた白っぽい女性のような影を再度確認しようと、車をUターンしたところ、そこには白い花束が添えられていたといいます。
この女性の影を見た人は複数いるようで、寒気を感じてしまう人もいるのではないでしょうか。
登別まほろば事件は暴力団の銃殺事件だった!
登別まほろば事件は、飯島会系暴力団と山口組系暴力団との間のいざこざが原因で起きたようです。
どのようないざこざがあったのかは明らかにされていませんが、有名な観光地で白昼に起きた銃殺事件は、世間に大きな衝撃を与えました。
現在は暴力団排除活動が進んでおり、年々その数は減っていると言われています。
しかし、身近な場所で一般人をも巻き込みかねない事件だった為に「登別まほろば事件」はいまなお、多くの人の注目を集めているのではないでしょうか。