赤い部屋とは、長い間風化していない都市伝説のひとつ。
「広告を消すと殺される」という、よくありがちな都市伝説ですが現在でも色褪せることなく語り継がれているのはなぜでしょうか。
そこに潜む明確な理由を調査したので、一緒に謎へ切り込んでいきましょう!
目次
赤い部屋の正体がヤバい!絶対に検索してはいけない!
赤い部屋とは2000年前後に作られた、フラッシュ作品の無料ホラーゲームです。
製作者はO – Toro(通称:オオトロ)さんという人物で、伝説的なプログラムエンジニアとして語り継がれています。
現在はフラッシュプレイヤーが使えなくなっているものの、Firefoxのプラグインを入れればフラッシュ作品を観ることができます。
ホラー系なので、苦手な人は注意が必要です。
赤い部屋とは?
「赤い部屋」の情報について紹介します。
- ネットサーフィン中に出てくるポップアップ広告の中に、絶対に消しては行けない広告がある
- 広告の特徴は「あなたは好きですか?」との自動音声が流れること
- その広告はどこにもリンクされていない
- 広告を消すと何者かに殺されてしまう
上記が「赤い部屋」の概要です。
フラッシュ作品とは?
フラッシュ作品とは、現在のYouTubeやニコニコ動画の前身となる動画プレイヤーです。
当時は、ネット上の動画=フラッシュといえるほどの圧倒的なシェアを誇っていました。
2005年前後に最盛期を過ぎ、徐々にその役割を終えます。
不気味な声とポップアップが出現する?
赤い部屋の最大の特徴は、ネット上に不気味な声と同時に広告のポップアップが表示されることでしょう。
不気味な声とは、正確には「あなたは〇〇好きですか?」になります。
「〇〇」の部分はかなり聞き取りにくいようです。
広告には縦線が入っており、広告を消すと縦線が少しずつ変化して何かが起こると言われています。
赤い部屋の広告を消したら殺される?
表示された広告を消してしまうと、何者かに殺されるらしいです。
一度広告を消してしまうとパソコンを強制終了しても効果がなく、その後何かが起こり遺体で発見されるようです。
赤い部屋の特徴がある広告は絶対に開いてはいけません。
2023年現在はサービスが終了している?
現在でもフラッシュ作品を観ることはできますが、なかなかの手間が必要です。
2020年末にアドビ社はフラッシュプレイヤーのサポートを終了しますが、Firefoxのプラグインを入れれば過去のフラッシュ作品を観ることが可能です。
・セキュリティが脆弱なため
・ITの発展により、フラッシュを使う理由が完全に無くなったから
上記の理由から、一時代を築いたフラッシュの歴史は幕を閉じました。
赤い部屋の被害事例が怖すぎ!脱出方法はある?
赤い部屋にまつわる話を紹介します。
ある学生の少年は、友人と奇妙な広告の噂話をしていました。
「消したら死ぬ広告があるらしい」との噂について、少年はほとんど関心がなかったようです。
しかし、友人のために奇妙な広告を探す協力をするところから事件は起こります。
被害①学生が赤い部屋の広告を発見!
友人と奇妙な広告の話をした後、少年は奇妙な広告を探す約束をして別れます。
少年は帰宅後、奇妙な広告の事など忘れ普通にネットサーフィンを楽しんでいました。
しかし突如「あなたは好きですか?」という自動音声がポップアップ広告とともに流れびっくりします。
主人公は「あなたは」と「好きですか?」の間になにか聞こえた気がしますが、上手く聞き取れません。
例の広告を見付けたので、すぐ友人に電話しますが繋がりません。
そして主人公は、噂がほんとうなのか確かめるため、広告を消すことに興味が湧いてしまいます。
被害②広告を消そうとしたらヤバいことに?
奇妙な広告を発見した少年は、友人と連絡がつかないこともあり、興味本位で広告を消してみようと試みます。
よく見ると広告の中央に黒い縦線が引かれていました。
少年は気にせず広告を消します。
しかしすぐに同じ広告が出てきて、少年は拍子抜けしました。
緊張感が抜けた少年は、何度か消しては出てきてを繰り返すと広告中央の縦線が徐々に広がり、「赤い家」という文字がにじみ出てきます。
さらに画面が赤色に変化し人の名前で埋め尽くされ、その最後に友人の名前が載っています。
ここで背後に気配を感じ、危険を感じた少年はパソコンを強制終了しすぐに逃げ出そうとしますが体が動きません。
被害③翌日2人は死亡した?
少年は恐怖とともに意識が途切れ、翌日少年と友人の2人が自殺したとのニュースが流れることになります。
遺体発見時の状況は、動脈を切って部屋中を血で染めた「赤い部屋」になっていたそうです。
兆候が一切なかった2人の自殺とその異常な死に方は、所属していた学校の生徒を騒然とさせます。
ここからさらに赤い部屋の噂に火が付くことになりました。
脱出する方法は?
赤い部屋の広告に遭遇してしまった時の対処法があります。
こうすることによって悲劇を避けることができる可能性があるようです。
繰り返しになりますが、もし赤い部屋の広告がポップアップされたら絶対に消さないようにしましょう!
赤い部屋はFRASH作品以外にもある!他の赤い部屋とは?
赤い部屋の話にはいくつかの種類があります。
どれもホラー系の話であり、都市伝説が好きな人達の興味の対象であり続けています。
これまでの内容と併せて紹介していきましょう!
もうひとつの赤い部屋とは?
東京の大学に通うために、地方からやってきた若い男性がアパートで一人暮らしを始めますが、部屋には小さな穴が空いていました。
洗濯物から隣人が女性だと分かっていた若い男性は、悪いと思いつつも覗いてみます。
小さな穴は隣の部屋に繋がっているようですが、壁紙の色なのか真っ赤な色以外なにも見えません。
その後も隣人が気になって仕方がない若い男性は、毎日穴を覗きますがいつ見ても真っ赤。
若い男性は隣にどんな人が住んでいるのか知るため、大家さんに聞いてみることにします。
大家さんは「変わった病気の人でね。目が真っ赤な女の子が住んでるよ」というものでした。
あまり考えたくはありませんが、若い男性が毎日見ていた真っ赤な色は「隣の住人の女性の目」だったようです。
赤い部屋・完全版も存在する!その内容とは?
赤い部屋の現代版として「赤い部屋完全版」という作品があります。
完全版といっても続編ではないので、あくまでも派生版と考えてもらえればいいでしょう。
物語自体は赤い部屋の原作と同じで、最後の演出が派手になっています。
主人公は消してはいけない広告を消してしまい、赤画面で名前がいっぱいになった画面に切り替わった直後、叫び声とともにエクソシストの「リーガン」が現れるというものです。
ホラー耐性がない人にとっては心臓に悪い動画なので、注意が必要なレベル。
しかし、赤い部屋を知る人達にとっては「物語は非常に秀逸だが最後のリーガンがチープだった」との感想が多くみられます。
気になる人はぜひ観てみてくださいね!
赤い部屋は検索してはいけない都市伝説として今後も語り継がれる
数々の都市伝説が忘れ去られていく中、「赤い部屋」は残り続けています。
それは広告に溢れたネット社会において、非常に現実味がある話だからではないでしょうか。
もし「あなたは好きですか?」という広告が表示されてしまったら、興味本位で開いてしまうことがないようにしましょう!