日本海に面した険しい崖、東尋坊。
自殺の名所としても有名ですが、数年前の東尋坊事件の起きた場所としても名が知られているのではないでしょうか?
あまりに酷すぎる事件の内容、また犯人の多くが当時10代の少年であることなどかなり強烈な印象を受ける事件です。
一体何をされたのか、犯人の顔は公開されているのかなど気になる点が多いと思います。
なかには、なんとハンマーを使った暴行があったとの噂もあるようで、東尋坊事件について詳しく調べてみました
目次
【閲覧注意】東尋坊事件の内容がヤバすぎ!被害者は何された?
東尋坊事件は、2019年10月18日に起きました。
これは自殺に見せかけようとした殺人事件です。
被害者が受けたハンマーなどを用いた残虐な暴行の内容、長時間に渡る拘束、そして自殺の強要。
どこを切り取っても、とてつもなく酷い事件であったかが伺えますよね。
その他にも数々の暴力があったようですが何をされたのか、どういった経緯で事件発覚したのかを調べてみました。
東尋坊事件とは?集団リンチの末自殺を強要!?
東尋坊事件は集団リンチの末、自殺を強要した事件です。
この点だけでも、いかに下劣で陰湿であるかがが伺えますよね。
集団リンチのみの事件はこれまでいくつかありましたが、自殺にみせかけようとしたというのは前代未聞だったのではないでしょうか?
なぜこのような事件に至ってしまったのか、詳しい内容について説明していきます。
東尋坊事件の犯行グループと被害者との関係は?
東尋坊事件の犯行グループの主犯格と被害者は、実は面識があったとのことです。
被害者は、当時20歳の嶋田友輝さん。
事件前、嶋田友輝さんと主犯格の間にいくつかのトラブルがあり、主犯格は怒りを抱えていたようです。
そこに共犯少年らが加わり、東尋坊事件へと発展していったといわれています。
なぜ嶋田友輝さんと主犯格の仲が崩れてしまったのでしょうか?
原因を探るべく、事件に至るまでの出来事を時系列でみていきましょう。
2019年9月中旬
嶋田友輝さんと主犯格は同じ建設現場で知り合ったといわれています。
意気投合し、主犯格の親戚の家でお世話になることになった嶋田友輝さん。
東尋坊事件は、2019年10月19日に起きたのですが、その1ヶ月前に嶋田友輝さんの家族は行方不明届けを出していたそうです。
なにかしらの理由で家に帰ることができなくなった嶋田友輝さんに、主犯格が手を貸したということでしょうか?
2019年10月7日
嶋田友輝さんと主犯格は行動を共にするほど仲が良かったようです。
この日、2人でコンビニに行った際、嶋田友輝さんは暴力団関係者とトラブルを起こしてしまいます。
その場にいた主犯格も、一緒にいたという理由だけで巻き込まれてしまったようです。
また以前、主犯格が外国人から暴行を受けた際、嶋田友輝さんはなんの手助けもしてくれなかったようで、今回の件に加えて、主犯格は不満を溜めていたといいます。
2019年10月8日
翌日、嶋田友輝さんと主犯格は、共犯少年Aとその彼女と一緒にカラオケに行きました。
主犯格と共犯少年Aは顔見知り、嶋田友輝さんとは初対面だったようです。
楽しい時間のように思えましたが、これまで嶋田友輝さんに対する不満を抱えていた主犯格は、スパーリングといい、嶋田友輝さんに暴行をはじめます。
その場にいた少年Aもそこに加わったようですが、事前に「嶋田友輝さんのせいでトラブルに巻き込まれた、少年Aの彼女も巻き込まれている」と仄めかしていたことが影響したのでしょう。
2019年10月9日
日付が変わり、9日には石川駅周辺移動したのち、共犯少年B、C、D、Eの4人が加わります。
暴行は場所を変えながら10日の午前0時頃まで続きました。
つまり嶋田友輝さんは、8日午後11時から10日の午前0時頃まで暴行を受けていたということです。
また主犯格と共犯少年A、Cは10日午後1時頃から12日午前3時頃までの間も暴行を繰り返していたといいます。
2019年10月16日
しばらく収まっていた嶋田友輝さんへの暴行ですが、この日からまた始まることになります。
原因は、嶋田友輝さんがトラブルに遭っていた暴力団関係者に主犯格の居場所を教えてしまったからです。
これに激憤した主犯格は、共犯少年らと嶋田友輝さんへの暴行を再開すること決めました。
27時間に及ぶ暴行リンチが残虐でヤバすぎる?
嶋田友輝さんに対する不満が募っていき、暴行にいたった主犯格。
家に帰れない事情を抱えていたであろう嶋田友輝さんを支えていた主犯格ですが、重なるトラブルと嶋田友輝さんの対応に我慢の限界がきたのでしょうか?
一度は収まっていたものの、嶋田友輝さんの許せない行動により、暴行が再開し、これが東尋坊事件につながっていきます。
このように東尋坊事件は、主犯格を含め7人から集団リンチに遭った事件です。
東尋坊事件は27時間に及ぶリンチがヤバいという噂がありますが、暴行に加えて、嶋田友輝さんは何をされたのかといったリンチの内容についてまとめてみました。
2019年10月16日深夜
嶋田友輝さんの裏切り行為により、激怒した主犯格は彦根市にて暴行。
近所にバレることを恐れ、嶋田友輝さんを車のトランクに乗せ監禁し、移動をします。
2019年17日午前0時30分頃~午前1時頃
長浜市の路上で、再び暴行。
嶋田友輝さんを手錠で拘束、無抵抗にし、ハンマーで歯を折る・足を車で轢く・顔の輪郭がわからなくなるまでバットで殴る・電動ドライバーを口の中にいれる、塀の上から腹部に飛び降りるといったリンチを行います。
これらは27時間におよび、嶋田友輝さんは全身重傷をおおっていたそうです。
2019年10月18日
主犯格が暴行現場に呼んだ知人による通報にて、警察が来ます。
しかし、嶋田友輝さんは車に乗せられていたため、発見されることはなかったようです。
複数人からの暴行とトランクへ拉致!東尋坊へ!
この時点ではまだ事件にはなっていないものの、警察が来たことにより、主犯格は焦ってしまいます。
おそらく、これまでの暴行が明るみになることを恐れたのでしょう。
そこで主犯格は、嶋田友輝さん口封じのため、東尋坊にてある行動を思いついたのです。
これまでのリンチの内容も理解しがたいものですが、2時間かけて移動する目的とは一体何だったのでしょうか?
東尋坊から生きたまま飛び降りを強要!死因は?
犯行グループが、東尋坊に移動した理由は、嶋田友輝さんに飛び降りをさせるためでした。
自殺の名所として有名であったため、犯人たちにとって都合が良い場所だったのでしょう。
犯行グループから飛び降りるよう強要され、嶋田友輝さんは自ら身を投げ、命を落としてしまいます。
きっと自身がこの長時間何をされたのかを思い返し、この状況から抜け出すには従うしかないと感じたのでしょうか?
生きたまま、強制的に飛び降りをさせられた嶋田友輝さん。
東尋坊事件は本当に残虐で異常な事件だということがわかりますね。
東尋坊事件の被害者は顔も見られないほどだった?
東尋坊事件の被害者は、27時間による集団リンチにより、顔の原型をとどめていなかったといわれています。
それはハンマーで殴られたほか、火のついたタバコを顔に当てられるなど、火傷と殴打が原因のようです。
発端は嶋田友輝さんと主犯格のトラブルでしたが、なぜここまで酷いことになってしまったのでしょうか?
また、共犯少年らの中で止める人がいなかったことにも疑問を抱きます。
東尋坊事件のその後とは?犯人の顔や判決内容は何?!
さて東尋坊事件はその後、どうなってしまったのでしょうか?
2019年10月18日の通報により、その場では事件発覚には至らなかったものの、捜査を続けていた警察により、犯行グループは19日午後10時頃逮捕されました。
あの通報がなかったらどうなっていたのか想像もつきません。
無事逮捕された犯行グループですが、犯人の顔や詳しい判決内容は公表されているのでしょうか?
東尋坊事件の7名が逮捕!全員に実刑判決?
今回の東尋坊事件で逮捕されたのは7名です。
犯行グループのうち、主犯格は、懲役19年、成人していた1人のみ懲役10年、残る5人の共犯少年には懲役5~15年の不定期刑の実刑判決が下されたのです。
共犯少年によって刑期が異なる点は、暴行に消極的だった人、嶋田友輝さんに飛び降りるよう強要した人などそれぞれであったことが理由でしょう。
東尋坊事件の犯人の顔は公開されている?
被害者の名前・顔はニュースでも報道されていましたが、犯行グループは1人を除き、未成年であったことから実名・顔は公表されていません。
成人していた1人の加害者は、逮捕時39歳の上田徳人さんです。
なぜ共犯少年らとこれだけ年齢差がある人物が犯行グループにいたのか気になりますね。
また共犯少年同士も、知人程度の関係であったり、事件が起こる数日前に知り合ったばかりなど不思議な点が多い事件ではないでしょうか?
成人していた上田徳人さんも、少年たちの行動を阻止しようとしなかったのかについても疑問が残ります。
東尋坊事件の犯人と被害者は友人同士だった?
事件前、行動を共にしていた嶋田友輝さんと主犯格ですが、嶋田友輝さんは、主犯格の身内の家にお世話になっていたりと、まるで友人同士のように感じますね。
ただ仕事現場が同じで、年齢が近かっただけという理由ではないでしょう。
関係はまだ浅かったものの、きっとお互いに友人と感じていたはずです。
しかし度重なる裏切り行為を受けたと感じた主犯格が、怒りとなんともいえない気持ちの持っていき場がわからず、事件にまでつながってしまったのではないでしょうか?
東尋坊事件の被害者は母子家庭で生活保護?
東尋坊事件の被害者、嶋田友輝さんについて調べてみると、両親は幼い頃離婚しており、事件前までは母と兄と暮らしていたそうです。
離婚してすぐの頃には生活保護を受給していたようですが、のちに母親は介護職に就き、2人の子供を支えていたといいます。
今回の事件と家庭環境は関係ないと思われますが、嶋田友輝さんの暴力団関係者との繋がりは少し気になる点がありましたね。
このことが関係して、一時的に家出をしていたのかもしれません。
東尋坊事件は自殺にみせかけた殺人事件!集団リンチの内容が残酷
前代未聞の自殺にみせかけようとした集団リンチ、東尋坊事件。
27時間に渡るリンチで何をされたのか、犯人の顔の公開の有無などについて解説しました。
犯人がいかに自身のことしか考えていないのかが感じ取れる事件でしたね。
わだかまりが残っている段階で、嶋田友輝さん本人に素直な感情を伝えていれば、このような事件は起こらなかったのではないでしょうか?
また、共犯少年らと主犯格の関係も深いものではなかったようで、ますます理解しがたいです。
若いがゆえ、まだ顔見知り程度が逆手となったほか、その場のノリもあったのかもしれません。
今後二度と同じような事件が起こらないことを祈ります。