世の中には、想像もつかないほど残酷な方法で殺人が行われている事件があります。
そんな残酷な事件のひとつにバラバラ殺人があります。
ある日、横浜港に釣りに来ていた男性が「遺体」のようなものを発見し、それが男性2人分の「バラバラ」に切断された体だったことが判明したのです。
そのバラバラにした方法はなんと「生きたままチェーンソーで切断」するというものでした。
今回は横浜で起きた「バラバラ切断殺人事件」について解説していきます。
生きたまま人間を切断!?横浜港バラバラ殺人事件とは?
この事件は被害者が生きているにも関わらず、容赦なくチェーンソーで切断していくという、とても私たちには考えられない事件でした。
被害者の「命乞い」も聞く耳を持たず、切断し続けたといいます。
なぜ加害者の男は、ここまで残酷な事件を起こしてしまったのでしょうか?
2009年横浜湾で2人のバラバラ遺体が見つかった殺人事件
2009年6月24日横浜港の岸壁でバラバラにされた遺体が流れてくるところを、釣りに来ていた男性に発見されました。
見つかった遺体は体の一部で、死後数日から数週間経過していたそうです。
流れ着いた遺体は男性2人分の遺体であることが分かり、指紋から暴力団関係者であることが判明しています。
主犯は池田容之と近藤剛郎の2人
池田容之は高校を卒業後、様々な職を転々としていました。
22歳で結婚し子供を授かりましたが、わずか数年で離婚してしまいます。
その後も職を転々とし、ホストクラブなどの出会い系サイトの運営会社に落ち着きました。
その後、2004年頃から巨大な詐欺グループの一員として活動するようになりますが、ここも長くはなかったそうです。
その後池田容之は、近藤剛郎と知り合うことになります。
近藤剛郎という男は、詐欺集団「キンググループ」の構成員でした。
雀荘経営を巡ってのトラブルで起きた事件
池田はこの「キンググループ」の構成員となり、年下であった近藤の部下となりました。
そんな彼らの拠点だったのが、新宿歌舞伎町の雀荘「もえはうす」です。
この「もえはうす」は、近藤と石原隆一(31歳)が経営する雀荘だったのでしたが、2009年には世田谷区の水本大輔さんと大和市の会社員・高倉順一さんに経営権を握られてしまいました。
そして雀荘の経営権を巡って、この事件は起こってしまったのです。
生きたまま首を電動ノコギリで切断する残虐さも!?
2009年5月下旬には池田は近藤から、石原隆一さんと高倉順一さんの殺害計画に加わるよう指示をされます。
池田はまず高倉さんの首をナイフで刺して殺害しました。
しかし池田は、水本さんの殺害に関しては思いもよらない方法で実行します。
それはチェーンソーを使って「生きたまま首を切断」するという、身の毛もよだつ殺害方法でした。
一体なぜ池田容之はこのような行動に出てしまったのでしょうか。
風呂場はやめてください等の命乞いも無視!
池田容之を含む数名により、当時の経営者だった水本さんら二人を千葉県船橋市内のホテルに監禁。
監禁されたホテルの一室でこの事件は繰り広げられたのです。
ここからは傍聴記録を一部紹介します。
【傍聴記録より】
被害者の高倉さん「風呂場はやめてください!密室はこわいです!」
被告人池田「安心しろ、溺死なんて甘ったれた殺し方されるとでも思ってるのか」
被害者の高倉さん「そんな!さっきの電動ノコギリは嫌です!せめて殺してからにして下さい!」
被告人池田「勇気あるなあヤクザだっけお前?望み通りギロチンしてやるよ」
被害者の高倉さん「ごめんなさい!ごめんなさい!せめて母親と妻に一言だけ電話させてください!」
被告人池田「泣くなよお前アッハッハ(ハサミで淡々と被害者の指を数えながら切り落とし)俺も上には逆らえないからよ」
被害者の高倉さん「おねがいします!ウワー!!ウオ、オオオ、ゴフ」(首が切断された)
被告人池田「きたねーなこの野郎。この道具早えーな!見た?30秒もかからなかったな!こいつ気持ち悪いヤクザだな」
と生々しい記録が残されています。
ホテルの従業員にはドラマの撮影と伝える
もちろんチェーンソーの音や声などは漏れていたのでしょう。
そこで被疑者の男たちは、「ドラマの撮影だから音が出ても気にしないでほしい」などと偽り、犯行に及んでいました。
実に大胆な犯行だったと言えるでしょう。
ホテル関係者によると「数人で2部屋を泊まりで借りていたが、見た目は普通の人たちだった」と後日話しており、外見からは殺人を犯すような男には見えなかったのです。
池田容之と近藤剛郎の顔写真や現場の音声はある?ヤバすぎる理由3選も!
被疑者の池田容之・近藤剛郎の顔写真は見ることができるのでしょうか?
ホテル関係者によると、池田の見た目は普通だったとあります。
もう一方の近藤はどのような容姿をしているのでしょうか?
それでは見ていきましょう。
池田容之と近藤剛郎の顔写真があるって本当?
結論から言うと、池田の写真は後姿を捉えたものがありましたが、近藤剛郎についての写真もまた見つけることができませんでした。
いくらネットで検索しても全く出てこないことに違和感を感じずにはいられません。
何か不都合なことがあり消されてしまったのでしょうか?
横浜港バラバラ殺人事件の音声がある!?
音声に関しても残されていませんでした。
殺害しながら音声も残すような非道なことはしなかったのか、残していたが遺体を遺棄する際にどこかへ隠したのかもしれません。
しかし「傍聴記録」でご紹介したように、生々しい記録は残されているのでご覧ください。
顔写真と音声がない理由①近藤剛郎が上級国民だから
Xでは近藤は「親が上級国民なのではないか」ツイートもあり、海外へ逃亡しているという噂もあります。
本当のところは分かっていませんが、もしそうだとしたら何が彼をこうさせてしまったのか考えさせられる事件と言えます。
いったい近藤剛郎の歯車はどこから狂い始めたのでしょうか?
そもそも海外へ逃亡をしていることを考えると本当に権力者だったのかもしれません。
顔写真と音声がない理由②反社会的組織による報復のリスク
横浜港バラバラ殺人事件主犯である近藤剛郎の顔写真はネットで探すことができません。
あくまでも噂ですが近藤剛郎の顔写真をネットに晒すことで、裏社会からの報復をマスコミが恐れていて表沙汰にならないなどとも言われています。
近藤剛郎の所属していた組織の権力は、表社会に不安を与えるほど大きいことが分かります。
顔写真と音声がない理由③犯罪者の更生を促すため
加害者はやがて更生し社会に出ることを前提に刑務所へ入ります。
このような理由でマスコミは被害者が表に晒されないように規制をかけているそうです。
被害者は殺されると全国に顔が晒されるのに対し、被疑者の場合は凶悪な犯行の場合を除いて実際の顔を晒されることは少ないと言えるでしょう。
裁判風景も絵といったように、「被害者よりも加害者を擁護」する悲しい現実があります。