世界各地で10代の少年少女を自殺に追い込んだ恐怖のゲームをご存知でしょうか。
その名も「青い鯨(Blue Whale)」。
ロシアのSNS上で行われた自殺ゲームは、世界中に拡散されて多くの尊い命を奪いました。
検索してはいけないと言われている青い鯨について、詳しく調べてみました。
目次
郡道美玲が起こした青い鯨事件とは?にじさんじファンの反応は?
2023年3月に、日本で再び青い鯨がクローズアップされてネットで話題になっています。
VTuberの郡道美玲さんが、青い鯨を真似たゲームを行なっていたという疑惑が浮上したためです。
郡道美玲さんは2023年6月まで、バーチャルライバーグループ「にじさんじ」に所属し、SNSで根強い人気がありました。
しかし日頃の過激な発言でいくつか炎上し、2023年3月WBCの観戦で問題発言をしたことから同月3月23日より活動謹慎処分を受けていました。
群道美玲が起こした青い鯨事件とは?
郡道美玲さんがWBC実況観戦で炎上した際、彼女の過去の疑惑にも触れられました。
郡道さんが、青い鯨に似たゲームをしていたとされる「青い鯨事件」です。
「青い鯨事件」の前に、青い鯨を解説すると、2010年頃にロシア発祥のSNS上で行われた10代中心に自殺を教唆する危険なゲームが世界各地で起きていました。
おもに南米、インドなど東欧で拡散され多くの若者の命が犠牲となって社会問題になっていました。
その「青い鯨」を模倣し「教えて郡道先生」と名付けられたゲームが、2021年にメンバー限定配信の中で行われたことが問題になったのです。
郡道さんは、スパチャを投げたリスナーに、デイリーミッションという指令をリスナーに課していました。
「青い鯨」は簡単な指示から少しずつ危険なミッションを段階的に与えながら洗脳して、最後は自殺を誘導しますが、「教えて群道先生」ではどんな指示を与えていたのでしょうか?
ただし実際に郡道さんが青い鯨を模倣したのかは不明で、リスナーもそれほど恐怖感を感じていなかったためか、当時は大きな問題にならなかったとされています。
群道美玲の青い鯨事件の指示がヤバい!?
では、郡道美玲が自分のリスナーに実際どのような指示を行っていたか調べてみました。
具体的な内容としては「真冬の公園の噴水に入る」「土を食べる」「リンスを舐める」といった少々難易度の高いものから、「カツアゲをする」など、実際に行うと犯罪になるような過激なものまで含まれていたようです。
通常なら土を食べるなどの行為は危険だと分かりますが、自分が好きな推しに命令されるとハードルが下がってしまう部分は、少し怖いという気持ちにもなります。
郡道美玲の青い鯨事件はなにが問題?
あらためて郡道美玲が「青い鯨」を知っていて模倣したという確証はないとして、では、いったいなにが問題だったのか、調べてみました。
実際に「群道デイリーミッション」で、「土を食べる」「リンスをなめる」などの行為をファンであるリスナーに課しており、遂行したら「いいね!」の承認がもらえるというしくみがあったのですが、ファンに対する立場の優位性を利用し、ある種の行動を誘導したり、危険行為を勧めたことが行き過ぎた行動だと言われています。
幸い、自殺者が出るようなことはなく、「遊びの範疇としての行動」とも見えますが一歩間違えればどうなるか分からない行為のため、社会的に問題視されたと思われます。
ファン心理を利用し弄ぶような行為ととられても仕方ないでしょう。
郡道美玲の青い事件に対するファンの反応は?
郡道美玲を推すファンの中には、一般的に少し非常識と感じるミッションも「指示されたことは真摯に実行しよう」とする心理が働く人もいたようです。
しかし、やはり「土を口に入れても飲み込むことは出来なかった」や真冬の公園の噴水に入れと命令されて実行しかけたが「水がたまっていなかった」と報告をする人までいました。
外から見ると明らかに異常なことも、配信者とファンとの閉ざされた環境下で自然に行われてしまいました。
それによって体調を崩したり、人に危害が及ぶ可能性はゼロではないことは正直怖さしかありません。
またSNSでの意見も、「信じられない!」といった感覚の人が多いのは当然のことかもしれません。
郡道美玲で一番ヤバいの「”デイリーミッション”と称して、過激で危険な行動をファンにとらせようとした」だと思ってるんだけど、そこまで燃えなかったのなんでだったんだろうな。これ単体で一発解雇でいい気がするけどTranslate post
なんでこんなことしようと思った? twitter.com/akuzihabareru/…
— 賀周の里 (@TeraOga1600) Mar 29, 2023
郡道美玲は青い鯨事件でにじさんじから解雇された!?
2023年3月にWBCへの問題発言で、所属のにじさんじから活動謹慎処分をうけた郡道美玲さんが起こした「青い鯨事件」についても再び注目が集まり、最終的ににじさんじを解雇されるのではないかという見方が強まりました。
しかし、所属先のにじさんじが早々に解雇しなかった理由もあったと噂されています。
青い鯨事件で郡道美玲が解雇?
WBC観戦での不適切発言に、青い鯨事件も再び注目され、郡道美玲さんは解雇されるのではとネット上で囁かれました。
彼女の日頃からの過激発言もあり、一部からは解雇を求める声が以前から上がっていたのです。
青い鯨を真似たゲームではないかという疑惑は、事実かどうか定かではありません。
解雇を主張する声は多いのですが、郡道さんの所属会社による判断を見守ることになりました。
郡道美玲が解雇されない理由とは?
それでは、にじさんじを運営するANYCOLOR株式会社が、郡道さんを解雇しないと言われていた理由はなんでしょうか?
ネット上では、様々な憶測が飛び交い、それをまとめると以下のような内容でした。
- 彼女がもし解雇された場合、会社の内部情報を暴露される危険性がある
- 単純に根強いファンがいる人気VTuberだから解雇されないだろう
しかし、ついに2023年6月、郡道美玲さんは「にじさんじ」を卒業しました。
「双方合意のうえ」とし、解雇という形ではなく事務所を去ることになったようです。
さらに4日後の6月25日に個人勢Vtuber「毒ヶ衣ちなみ」として活動を開始しています。
青い鯨に巻き込まれないために
青い鯨は、未成年者が興味本位で検索してはいけない言葉でした。
首謀者の1人が自殺教唆で逮捕されましたが、その後も世界では青い鯨を模倣したゲームが相次いで起きています。
生きるのに辛さを感じる若者たちが、これ以上無責任な大人に狙われないことを願ってやみません。