【閲覧注意】バイフォードドルフィンとは?事故の真相と画像がグロすぎる?!

未分類

1983年に起きた、ダイバー全員と作業員1人が亡くなった凄惨な事故「バイフォードドルフィン」のダイビングベル事故。

バイフォードドルフィン(byford dolphin)という掘削リグのチャンバーに、潜水鐘でダイバーが降りた後、適切な処置をせずに扉を解放したことによって起きた減圧事故です。

そこで今回は、バイフォードドルフィン(byford dolphin)について調査していきながら、事故の内容に焦点を当てていきましょう。

目次

バイフォードドルフィンとは?絶対に検索してはいけない!

バイフォードドルフィンは、掘削リグ(地下の石油や天然ガスを採りだすための井戸を掘る装置)のことです。

しかし、バイフォードドルフィンは「検索してはいけない言葉」として知られています。

ここでは、バイフォードドルフィンについて調査していきながら、「検索してはいけない」と言われている理由についても紹介していきます。

バイフォードドルフィン(byford dolphin)とは?

バイフォードドルフィンとは、半潜水式掘削リグのことで、地下の石油や天然ガスを採りだすための井戸を掘る装置です。

油田プラットフォームというのは沖合の海底から石油や天然ガスを掘り出すための整備で、バイフォードドルフィンは北海で主に活動しています。

このリグは海底にアンカーを打ち、海上に浮かんだまま掘削作業を行います。

バイフォードドルフィンの設計は、浮力を利用して海上に安定して浮かび、潜水艦のように海面下に一部を沈めることができます。

これにより、海上での作業安定性が向上し、海況の変化に対応できます。

バイフォードドルフィンを検索してはいけない理由とは?

バイフォードドルフィンは、検索してはいけない言葉と言われています。

その理由は、バイフォードドルフィンによって起きた事故に関する記事や画像がヒットするためです。

体のどの部位か判別不可能なほど損傷が激しい遺体画像などもヒットするため、グロ画像が苦手な方は特に注意が必要です。

そしてこれらの情報は、閲覧者にとってトラウマを引き起こす可能性もあるため、「バイフォードドルフィンを検索してはいけない」という注意が一部でなされているわけです。

バイフォードドルフィン(byford dolphin)が起こした事件とは?

バイフォードドルフィンは、これまでに何回かの事故を起こしています。

そこで、代表的な3つの事故を紹介します。

1976年Deep Sea Driller時代の事故

1976年3月1日、移動中に座礁し、乗務員は全員救命ボートに乗り込んだけれど、ボートから転落した乗組員の6人が死亡する事故が発生しました。

その当時、バイフォードドルフィンは「Deep Sea Driller」という名前で運用されていました。

詳細な情報は限られていますが、この事故は、バイフォードドルフィンの歴史の中で初めての大きな事故となりました。

1983年ダイビングベル事故

1983年11月5日午前4:00頃、北海ノルウェー経済水域に位置するバイフォードドルフィンにおいて、掘削作業中に、6人中5人即死、1人重傷という事故が発生しました。

死亡した原因は、タンク内で9気圧から1気圧への爆発的減圧によるものでした。

この事故は「ダイビングベル事故」として知られており、潜水作業の危険性と適切な安全手順の重要性を世界中に示しました。

2002年その他の事故

2002年4月17日、クレーンが突如壊れ、ノルウェー人従業員の頭部に直撃し、その場で死亡するという事故がありました。

この事故は重大な労働災害として、バイフォードドルフィンでの作業の危険性を浮き彫りにしました。

バイフォードドルフィンが起こしたダイビングベル事故の内容とは?

バイフォード・ドルフィンは、1974年にノルウェーで建造された掘削リグです。

掘削リグとは、地下に眠る石油・天然ガスを採りだすための井戸を掘る装置です。

ここでは、バイフォードドルフィンが起こした、悲惨なダイビングベル事故の内容を詳しく見ていきます。

ダイビングベル事故とは?

バイフォードドルフィンが起こしたダイビングベル事故は、1983年11月5日北海ノルウェー経済水域に位置するフリッグガス田での掘削中に発生しました。

リグ上に設置された減圧タンクとダイビングベルからなる系内に4人のダイバーが入り、2人のテンダー(作業員)がこれをサポートしていた時にことです。

1人のダイバーがタンクとベルの接続部にある扉を閉じようとした時、タンク内で9気圧から1気圧への爆発的な減圧が発生したのです。

テンダー(作業員)の1人とダイバー4人全員が即死し、テンダーの残る1人が重傷を負いました。

ダイビングベル減圧事故の被害者は?

バイフォードドルフィンの減圧事故では、4人のダイバーと2人のテンダー(作業員)が作業をしていました。

そしてハッチの急開放により、チャンバー内にいたダイバー4人とテンダー1人は即座に死亡し、残る1人のテンダーは重傷を負いました。

死亡したダイバーの中には、ベテランの深海ダイバーも含まれていました。

ダイバーのうちの3人は爆発的な減圧にさらされ、残る1人は最後にタンクの内扉を閉めようとした際、急激な圧力勾配にさらされてしまいました。

内容①事故直前のダイバーとテンダーの位置関係は?

事故が発生した瞬間の減圧タンク内における、ダイバー4人とテンダー2人の位置関係は、以下の図のようになっています。

D1〜D4はダイバー、T1およびT2はテンダーとなり、タンク1とダイビングベルを接続している部分が接続筒になります。

テンダーとは、支援員または作業員のことで、テンダー自身も熟練のダイバーでした。

内容②安全に作業するための正しい手順は?

バイフォードドルフィンの減圧事故では、ダイバーがタンクとベルの接続部にある扉を閉じようとした時に発生しています。

そして、事故が発生した原因は、扉を閉じる手順に誤りがあったと言われています。

正しい手順は、このようになります。

  1. ベルの扉を封じる
  2. 潜水主任がベル内の圧力を少しだけ増やし、扉をしっかりと閉じる
  3. 接続筒とタンク1の間の扉を封鎖する
  4. 接続筒内の圧力をゆっくりと1気圧に調整する
  5. タンク系からベルを切り離すために、クランプを解放する

この手順通りに操作を行なっていれば防げた事故ですが、ダイバーが手順を誤ってしまい、減圧事故が起きてしまったのです。

内容③タンクの扉を閉める前にテンダーがクランプを開放

先述したように、タンクとベルの接続部にある扉を閉じる手順を誤ったため、減圧事故が発生しています。

どのような誤りがあったのかというと、ダイバーがタンクの扉を閉じ終わるより前に、なぜかテンダーの1人がクランプを開いてしまったのです。

その結果、密封されていなかったタンクの爆発的減圧が発生してしまいました。

そして残念なことに、悲劇的な結果をもたらしました。

内容④作業中のダイバーはどうなった?死に方がグロすぎる!

この圧力の急激な変化によって、チャンバー内のダイバー4人は即死しました。

ダイバーのうちの3人は爆発的な減圧にさらされ、残る1人は最後にタンクの内扉を閉めようとした際、急激な圧力勾配にさらされてしまいます。

その結果、流れ出る空気によって内扉が壊れて詰まったことにより生じた、60センチメートル幅の隙間に押し込められてしまいました。

そしてその衝撃で体を引き裂かれて腹胸腔を両断され、気管と腸、胸部脊椎のそれぞれ一部を残して胸部・腹部のすべての内臓が体外へ排出されてしまったのです。

ダイビングベル事故の写真を見る方法は?

バイフォードドルフィンのダイビングベル事故の写真は、エログロまとめサイトで有名な「ポッカキッド」で閲覧することができます。

しかし、最近ではインターネットで検索すると、バイフォードドルフィンによって起こった事故に関する記事や画像がヒットします。

ただし、内容は悲惨なものもありますので、軽い気持ちで閲覧しないように注意が必要です。

閲覧した人は、「人間に見えない」「描写がエグすぎて震える」といった感想もあり、トラウマになってしまった人もいるようです。

バイフォードドルフィンのダイビングベル事故の原因とその後とは?

バイフォードドルフィンのダイビングベル事故は、なぜ起きてしまったのでしょうか。

考えられる原因を3つに分けて解説していきながら、事故後の遺族に関する出来事や、調査継続要求についても紹介していきます。

原因①指示を出す拡声器の音が聞こえづらかった?

調査では、テンダー(助手)とダイバーとの間のコミュニケーションの問題が一因であった可能性が指摘されています。

特に、テンダーが使用していた拡声器は壁に設置されていて、リグや海からの騒音が大きく、テンダーにとって聞き取りづらかったと報告されています。

原因②長時間労働による疲労

長時間にわたる作業による疲労も、事故の一因と考えられています。

ダイバーたちは1日16時間のシフトで働くことも、しばしばあったとされています。

さらには、「わずか2時間の睡眠で、連続34時間の勤務をしている」といったメールを友人に送っていたとも報道されていました。

また、テンダー(助手)は深夜の作業中であり、過労が誤操作につながった可能性があります。

原因③点検不良

この事故は、エンジニアリングの問題も原因の一つです。

1975年に作られたバイフォード・ドルフィンの潜水システムには、安全に対する考慮が不足していました。

具体的には、安全装置のフェイルセーフなハッチや、外部の圧力を測る圧力計、そして機器同士が安全に連動するインターロック機構が備わっていませんでした。

そのため、内部が高圧になっている状態で、接続管が開けられるという事態を防ぐことができなかったのです。

その後①事故後の調査継続を要求

ダイバーらの長時間労働があったにも関わらず、長時間労働は事故の原因ではないと調査結果が出されました。

その結果、被害に遭ったダイバーの遺族らは、さらなる事故調査を行うよう要求し続けました。

そしてノルウェー政府は、事故直前までの過去1年間の被害者の労働時間を確認する調査を行うことにしました。

ところが、この調査により、被害者が労働時間規制を遵守していたことが判明したのです。

この結果に対して納得がいかない被害者たちは、その後も、調査を続行するよう要求が出されました。

その後②事件の真相が判明!

ダイバーの遺族らによってさらなる要求された調査によって、20082月、真の原因は装置の欠陥であると発表されました。

インターロック機構を具えたクランプ機構や外部圧力計、安全な通話システムといった適切な装置の不足があったようです。

さらに最悪なことに、すべてノルウェー石油管理局により適用免除によってそのままにされていたのです。

父親を失った遺族は「私の父はノルウェー政府によって殺された。なぜなら政府はダイバーが安全でない減圧タンクを使って潜水していると知っていたからだ」と語っていました。

その後③遺族がノルウェー政府から保証を受けた

事故の結果、遺族はノルウェー政府から補償を受けることとなりました。

最終的に、ダイビングベル事故から26年たってからのことでした。

また、この事件は潜水作業の安全基準と規制の見直しを促し、その結果、全世界の潜水業界で安全対策が強化されました。

タイタニック探索の潜水艇も同様の事故だった?!

豪華客船タイタニック号の沈没地点を目指して深海に潜った潜水艇「タイタン」の事故は、日本でも大きく報道されました。

事故が起きた原因には、ずさんな計画や設計を指摘する声が多く上がっていましたが、果たして真相はどうなのでしょうか。

ここでは、潜水艇「タイタン」の事故について詳しく見ていきます。

タイタニック探索の潜水艇事故で乗客全員死亡?

2023年6月、タイタニック号の探索ツアーで事故が起きました。

タイタニック号というのは、1912年に大西洋で沈没したイギリスの豪華客船のことで、その事故でおよそ1500人が犠牲になりました。

その後1997年には、映画化もされ、今もなお多くの人に知られています。

このタイタニック号の探索ツアーは、アメリカの民間企業「オーシャンゲート」によって行われてきました。

その中に「タイタン」という小型潜水艇に乗り、海底約3800mに沈むタイタニック号を一目見る観光ツアーがあるのですが、現地時間6月18日、カナダ東部を出発したこの潜水艇タイタンが消息を絶ったのです。

そしてタイタンに乗船していた5人は死亡したとされています。

水圧によって潜水艇が破壊的に押しつぶされた?

この潜水艇「タイタン」はのちに残骸が海底で発見されました。

そしてアメリカ当局は「外部からの圧力で壊滅的に破壊された」と発表しました。

この外部からの圧力というのは水圧のことです。

海中では、水深が10m深くなるごとに1気圧ずつ水圧が高くなるため、タイタニック号が沈んでいるとされている、水深3800mでは約380気圧かかる計算になります。

これは1㎠、380kgの力がかかるため、指先に業務用の大型冷蔵庫がのるようなものです。

この潜水艇の内部は、オーシャンゲートの最高経営責任者であるストックトン・ラッシュ氏がタイタンを紹介する動画によって明らかにされています。

内部の構造は非常にシンプルで、タイタンにあるボタンは一つだけであったり、操縦はゲーム用のコントローラーを使用していました。

またタイタンの中の大きさは、ミニバンほどのスペースだそうです。

タイタニック探索の潜水艇事故の原因は?

未だ潜水艇「タイタン」の完全な原因の究明はなされていないのですが、いくつかの可能性が挙げられています。

大きく3つに分けて解説していきます。

金属疲労が進んでいた

金属は硬いと思われがちですが、何度も何度も力が掛けられると、小さな亀裂が生じてその亀裂が徐々に大きくなっていき、最終的には金属が壊れることがあります。

そしてタイタンは5年前の性能テストで水深4000mの深海に潜ることに成功しています。

しかし、今回は2740mで爆縮された可能性があるとされているため、タイタンの金属疲労が原因である可能性があります。

メンテナンスのコストダウン

このタイタン潜水ツアーでは、7泊8日で参加費は1人あたり日本円でおよそ3500万円です。

乗客が4人として1回の潜水で1億数千万円程度でありますが、この価格では採算がとれないのではないかという指摘がされています。

そのため、タイタンのメンテナンスの費用を抑えていた可能性が挙げられます。

潜航艇自体が問題である

なんとこの潜水艇タイタンは、海洋技術協会からの認定を受けていなかったのです。

潜水艇には海洋技術協会から、その強度、安全性等の認証を受けることができますが、これは決して義務ではありません。

しかし、深度4000メートルまで潜れる潜水艇は世界に10隻しか存在せず、その中で唯一タイタンだけが認証を受けていなかったそうです。

設計、建造、テストに何らかの問題が存在したのではないか、との指摘があるのです。

バイフォードドルフィンの事故は悲惨なものだった!

今回は、バイフォードドルフィンにスポットを当て、その歴史と多数の重大事故について探ってみましたが、いかがでしたか?

このバイフォードドルフィンは、何度もの事故を経験しながらも、それぞれの事故から学び、そのたびに安全対策を改善してきました。

今後も、バイフォードドルフィンや民間企業の潜水艇の安全性向上に向けた努力が続けられ、一刻も早い事故ゼロの達成を目指していくことを願うばかりですね。