2002年、ネット上に「おい!おまえら」という文字が浮かび上がりました。
このスレッドこそ、福岡猫虐待事件の真相を世の中に知らしめた検索してはならない事件の始まりです。
ごげんた事件とも呼ばれるこの事件の犯人は、子猫の首を絞めたり、耳を切り落としたり鬼畜の限りを尽くしました。
しかもその映像をネットで配信し、グロすぎてトラウマ級などと大炎上したのです。
後にごげんたと呼ばれた子猫は、虐待後どうなってしまったのでしょうか。
ネットで罪を犯し、ネットで制裁を受けた犯人像と共に詳しく見ていきます!
目次
福岡猫虐待事件(こげんた事件)を徹底解説!グロすぎて検索してはいけない!?
2002年、信じられない写真がネット上にあげられました。
後に福岡猫虐待事件と呼ばれるこの事件は、ディルレヴァンガーを名乗る犯人が、自宅のお風呂場で猫を虐待している写真などをアップした事件。
ナチス・ドイツの親衛隊大佐の名を語る犯人は、当時26歳の松原潤でした。
鬼畜と罵られ続けている松原潤は、見るに堪えないグロすぎる写真や映像を数々アップしたのです。
福岡猫虐待事件での犯行がグロくてトラウマ!
福岡猫虐待事件は、2ちゃんねるにスレッドを立てておこなわれました。
場所は自宅のお風呂場だったようで、紐で体を縛り吊るしたり、尻尾を切り落としたり、耳を切り落とすなど、信じられない罪を犯しています。
さらに目を潰し、もう飽きたからと言って首を絞めて殺害したのです。
その光景はあまりにもグロく、トラウマ級だったと言われている程。
とても見ていられない光景に、ネットユーザーたちは次々と警察に通報しました。
福岡猫虐待事件でこげんたは亡くなった?
ごげんたは4時間ほど、むごい虐待を受け続け、最期はぐったりとしている姿が映し出されたといいます。
松原潤は、死んだ猫を川に流したという内容もネット上にあげました。
そかし逮捕後の取り調べで、猫はまだ生きており放したという嘘の供述をおこなったと言われています。
しかし、警察は獣医師に写真鑑定を依頼、それによりごげんたの死は確実なものと証言されたのです。
2002年、5月6日の23時頃から7日へと日付が変わり明け方まで続けた虐待は、4時間という長い間ごげんたに耐えがたい苦痛を与え続けたのでした。
福岡猫虐待事件を時系列で解説!犯人の現在は捕まってる?!
福岡猫虐待事件はなぜ起きてしまったのでしょう。
動物虐待から子供や女性など、非力な人物への犯罪へとエスカレートするケースは多々あります。
また、鬼畜と呼ばれた松原潤ですが、彼はネット上の事なので逮捕されることはないと高を括っていたようです。
しかし、世の中の人々はそんな彼を許すことはありませんでした。
福岡猫虐待事件で犯人がした2ch実況がヤバすぎる!?
福岡猫虐待事件は2ちゃんねるの中で実況されていました。
ディルレヴァンガーという名前で投稿していた松原潤は、自分が特定されるとは夢にも思わず、ひたすら残虐な行為を続けたのです。
このナチス・ドイツ親衛隊大佐の名前を使っていることから、ディルレヴァンガー事件とも呼ばれています。
そして、このスレッドは「ペット大嫌い板」の中に投稿されたのですが、この実況を見ていたユーザーからは、地獄へ落ちろ!犯罪者!という批判が相次ぎました。
しかし、中には猫の虐待を後押しするような書き込みも多くあったといいます。
「おい!おまえら」というスレッドからもわかるように、松原潤は自分にコンプレックスを抱え、他人を見下すような人物像が伺えます。
投稿された実況はあまりにもむごく、精神異常を感じさせる内容でした。
福岡猫虐待事件の2ch実況から犯人特定!
松原潤が立ち上げたスレッドは、異常な盛り上がりを見せたようです。
虐待を今すぐやめろ!という書き込みが殺到するかと思いきや、ほかの虐待方法を示唆する声も多く批判の声は、場に合わない荒らしだとまで言われました。
さらに松原潤は2ちゃんねるで最も多くの人が見ていた「ニュース速報板」にもスレッドを立ててこの虐待を流しています。
このことで、反対派の声が一気に高まり犯人を絶対に許さないというユーザーが多数現れたのです。
動物虐待のような鬼畜的行動をする人物は、犯行をひけらかす習性があるとよく言われていますが、まさに松原潤はその通りの行動をしたと言えます。
怒りを覚えたネットユーザーたちは、IPアドレスを特定したり、ログの解析をしたりして犯人を特定したうえで警察へと通報していったのです。
福岡猫虐待事件は厳罰にならなかった!?
近年注目されている動物愛護法ですが、残念なことに事件当時はあまり注目されていませんでした。
松原潤は逮捕後も虐待を認めず、酔っていたなど嘘の供述を繰り返し、ネットユーザーは怒りを爆発。
当初書類送検だった松原潤ですが、ネットユーザーたちは署名運動によって刑事訴訟を求め、彼を逮捕へと導いたのです。
しかし当時の動物愛護法は緩く、一般的にはあまり厳罰にはならなかったようです。
動物愛護法は改正以前、動物を殺傷しても2年以下の懲役、罰金も200万円以下。
また動物を虐待しても100万円以下の罰金という軽いものだったのです。
それゆえ、松原潤に対しても懲役6ヶ月、執行猶予3年という軽い刑になってしまいました。
現在は動物愛護法が改正され、動物を殺傷すれば5年以下の懲役、罰金は500万円以下となりました。
また虐待に関しては1年以下の懲役も科せられることになっています。
福岡猫虐待事件での世間の反応は大炎上!?
人道に外れた動物虐待をした松原潤は、福岡猫虐待事件を知った世間から大きなバッシングを受けました。
犯人の松原潤は、逮捕後も紐は引っ越しの為に買った、など嘘の供述を繰り返し反省の色を全く見せなかったようです。
また事件の2ヶ月ほど前にはハムスターを虐待する様子もアップしていたことが判明。
世間は彼のこの態度に怒りを隠せず、ネットは大炎上しました。
さらに福岡猫虐待事件が大炎上したのは、動物虐待という悪行に加え、彼の両親の対応にあったとも言えます。
母親は過保護ともいえる行動をとり続け、元教育者であった父親は裁判で、息子は人間関係が苦手なので、研究者がいいと思ってる、と的外れな回答をしたのです。
さらに、飼っている猫を殺したわけではないのに警察沙汰になっているのはおかしいとも発言。
この両親の態度にも批判の矛先が向いたのは言うまでもありません。
福岡猫虐待事件の犯人は逮捕された?
福岡猫虐待事件に関しては、世間の声が後押し犯人逮捕となり、懲役6ヶ月執行猶予3年は当時としては重い刑だったと言えます。
実際はもっと重い刑が言い渡される予定でしたが、世間の人々によって犯人松原潤は自宅や家族なども公開され、社会的に制裁を受けたとして減刑されたようです。
2002年に起きた福岡猫虐待事件、当然のことながら松原潤の刑期はすでに終わっており、現在は社会復帰をしているとのこと。
近年松原潤の両親に話を聞いたという人物によると、彼は実家である広島を抜け他県で会社員をしてるようです。
しかし、動物虐待をするような人物は犯行を繰り返し、どんどんエスカレートすると言われています。
世間の目はまだまだ、彼を許していません。
#こげんたちゃん事件
これ多少、様子変えてるけど同じヤツだよね⁉️
里親募集は慎重にやってほしい! pic.twitter.com/BgDRujtAKV— S.tom (@tom33__) May 11, 2023
大きな注目と批判を集めた事件なだけに、周囲の警戒は解けていないようです。
福岡猫虐待事件のこげんたの本が出版された!
福岡猫虐待事件は、世の中に大きな衝撃を与え、本が出版されました。
動物虐待という悲しい事件をもっと知っておほいい、記憶に残してほしい、そして二度と同じような事件が起きないでほしい、そんな願いが込められているようです。
ごけんたの事件を知った人々が、動き出し罪を明らかにしたドキュメンタリーが描がかれています。
福岡猫虐待事件の猫こげんたの名前は本名?
被害にあった子猫はごげんたと呼ばれていますが、実際は野良猫で名前がありませんでした。
事件前に、松原潤が捕まえてきた子猫です。
名前がなかったことから葬儀をする際に、僧侶の方がごげんたという戒名を授けてくれました。
戒名は極楽へ行ける為の名前と言われており、ごげんたに極楽に行ってほしいという願いがこめられています。
現在でもごげんたは多くの人の心に残っているのです。
福岡猫虐待事件以外の猫虐待事件について徹底解説!グロすぎて閲覧注意!
弱者である猫への虐待は、福岡猫虐待事件の外にも多発しています。
多くの犯人は、自分のストレスを発散したり、小さな動物が苦しむ姿に快楽を覚えたりしているようです。
動物虐待から大きな事件に発展したケースも多く、周囲の人々は恐怖を感じてしまうのではないでしょうか。
福岡の猫虐待事件はこげんた事件の他にもあった?!
2018年にも福岡市早良区と南区で四肢を切断され、腹部を切られている猫が相次いで見つかっています。
5月下旬辺りから、次々と虐待を受け死亡した猫の遺体が発見されており、中には首を切断された猫がゴミ箱に捨ててあった時もあったとか。
また毒物を食べさせた形跡も残っていたようです。
同じような事件は日本各地で多数起こっており、埼玉県ではインターネットを利用し、次々と里親になった男が、猫を足で踏みつぶしたり、火をつけて焼き殺したり20匹を超える猫たちが犠牲になっています。
悲しいことに猫の虐待は日本中で起こっていますが、福岡猫虐待事件はネットに虐待の様子をアップしていたという異常性が注目されたのでしょう。
福岡猫虐待事件がまた注目を浴びている理由がヤバい!
2023年2月埼玉県内の小学校の鉄棒に猫の死骸がぶら下がっていました。
かつての酒鬼薔薇聖斗を彷彿とさせる事件であり、動物虐待から子供への凶悪犯罪に発展するのではないかと周囲は恐怖を感じていました。
この事件はその後、埼玉県の市立美笹中学校に刃物をもって侵入した17歳の少年が、猫の死骸を置いたという犯行を認めたことで落ち着いたようです。
動物虐待から凶悪な犯行に及んだ少年。
この事件が、世の中の人々に福岡猫虐待事件の記憶を呼び覚ましたのではないでしょうか。
許せないという思いが、再び多くの人の心に蘇っているようです。
福岡猫虐待事件は忘れてはいけない惨事
福岡猫虐待事件は、グロくて検索してはいけないと言われています。
抵抗できない子猫に対し、鬼畜のような行いをした松原潤。
彼はネットを利用し自分の欲求を拡散し、ネットによって罰を受けた人物です。
しかし、わずかな期間で刑を終え、本当に更生したと言えるのか疑問が残ります。
弱者に対し自分の欲をぶつける犯罪を、決して風化させてはいけないのではないでしょうか。