【2023最新】ウェルナー症候群の芸能⼈3選!新庄剛志もウェルナー症候群?

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ウェルナー症候群とは、1904年にドイツの医師であるオットー・ウェルナー氏によって初めて報告された遺伝性の疾患です。

20歳前後から急速に老化が進行し、実際の年齢よりも年を取って見えることから、早老症とも呼ばれています。

今回は、このウェルナー症候群についてリサーチしていきたいと思います。

新庄剛志さんがウェルナー症候群であるとの噂の真相にも迫ってみましょう。

ウェルナー症候群の芸能⼈は2⼈!

前述にもあるように、ウェルナー症候群とは老化が急速に進行する疾患ですので、当然容姿にも急激な変化が及んでしまうでしょう。

そのためか、芸能人の中にこの疾患はあまりみられません。

日本の患者数は推定で約2,000名、発症する確率はおよそ5~6万人に一人とされていて、とても稀な病気でもあるからでしょう。

ここで、ウェルナー症候群に関わる2名の女性をご紹介したいと思います。

エレーナ

2007年に日本テレビのザ!世界仰天ニュース」でウェルナー症候群について取り上げた際、患者の1人としてエレーナさんは紹介されました。

1982年にロシアで生まれたエレーナさんは、とても可愛らしい女の子で、高校生になる頃には誰もが認める美少女へと成長、17歳の時に校内で行われた美人コンテストで見事に優勝したのです。

エレーナさんは成績も優秀で、将来は建築家になりたいとの夢を持っていて、2000年9月、建築界の名門大学に入学し、1人暮らしを始めました。

大学1年の夏、久しぶりに実家に帰ったエレーナさんのある変化に母親が気付きました。

エレーナさんは、目の周りに皺ができ、耳たぶも垂れ下がっていて、全体的にやつれて見えたのです。

その後も益々状態が酷くなって行ったため両親と病院を受診、ウェルナー症候群と診断されたのでした。

治療法も確立されておらず、どんどん老いていく自分に恐怖を覚え、夢も希望も見失ってしまったエレーナさんはひきこもり生活を送るようになってしまいました。

母親に勧められるまま、東洋医学の医師によるカウンセリングを受けるようになり、エレーナさんは少しずつ現実を受け入れていきます。

そして前へ進むために、美容整形を受ける決心をしたのです。

病気自体が治るわけではありませんでしたが、エレーナさんはかつての美貌を取り戻し、大学を無事卒業後、念願だった建築家として働き始めたそうです。

その後のエレーナさんについては不明ですが、同じ病に苦しむ人々に勇気と希望を与えたことに間違いはありませんね。

松本若菜


引用:PR TIMES

次にご紹介する松本若菜さんは、松本さん自身がウェルナー症候群というわけではなく、ウェルナー症候群の役を演じた女優さんです。

松本若菜プロフィール

名前 松本 若菜 / WAKANA MATSUMOTO

生年月日 1984年02月25日

出身地 鳥取県

血液型 A型

サイズ HT/165cm B/80cm W/57cm H/86cm

趣味 日舞、ギター

特技 料理、ネイルアート

引用:AAA株式会社

女優の松本若菜さんは、2019年にTBSで放送されたドラマ「インハンド」の第3話に出演し、ウェルナー症候群の役を演じました。

「アンチエイジング」から「不老不死」へをうたい文句にしている美容団体代表の潮見まき子(観月ありさ)、その妹である潮見みき子役として松本若菜さんは登場しました。

潮見まき子は、ウェルナー症候群という急速に老いていく病気で妹のみき子を亡くしました。

そのため、異常なまでに不老不死に対する執着が強く、若返りの研究に没頭し、若者の血液を輸血するという違法な治療を進めていく、というような内容でした。

松本若菜さんの登場場面はあまりなかったものの、日本の人気ドラマで取り上げられたことで、ウェルナー症候群という病気が世間に注目されるきっかけになったのではないでしょうか。

新庄剛志はウェルナー症候群だった!?噂の真相は?


引用:Sirabee

1989年ドラフト5位で阪神タイガースに入団、野球界に数々の伝説を残した新庄剛志さん。

そんな野球界の異端児と言われた新庄さんが、ウェルナー症候群ではないかとの噂がまことしやかにささやかれているようです。

ここでは、その噂の真相に迫ってみたいと思います。

ウェルナー症候群と噂される理由

BIGBOSSこと新庄剛志さん、現役時代はイケメンでスマート、野球選手でありながら、外見にも強いこだわりを見せていたと思われます。

そんな、野球界のエンターティナーとして知られる新庄剛志さんに、なぜウェルナー症候群であるとの噂が流れ始めたのでしょうか。

どこからそのような噂が流れているのか、原因を探っていきたいと思います。

理由①視⼒の低下で引退

まずひとつ目の理由として思い浮かぶのが、視力低下についてです。

新庄剛志さんは、2006年4月に引退を発表し、その年のシーズン終了後、実際に現役を引退しました。

体力的にも成績的にも、周囲からはまだまだ第一線で活躍できると思われる中での突然の現役引退に、誰もが驚きを隠せませんでした。

そんな新庄剛志さんを現役引退に追い込んだ原因のひとつが左目の視力低下でした。

新庄さんの視力低下は父親の遺伝によるものと言われていて、新庄さんの父親は現在同じ左目を失明されているそうです。

ウェルナー症候群は遺伝性の疾患で、老化が進行するにつれて白内障を患い視力が低下すると考えられているため、新庄剛志さんのウェルナー症候群が噂されたのではないかと考えられます。

理由②美容整形をしている

もうひとつの理由と思われるのが美容整形です。


引用:SnufkinHeart

新庄剛志さんの過去と現在の顔を見比べると、明らかに違っているのがわかりますよね。

これは間違いなく美容整形手術を受けていると思われますし、実際に新庄剛志さんご本人もこの事実を認めているようです。

現役時代から美へのこだわりが強かった新庄剛志さんですから、美容整形手術を受けたと聞いても、ほどんとの人は特に違和感を感じないかもしれませんね。

しかし、前述のエレーナさんと同じように、ウェルナー症候群により日に日に老いていく顔を隠すために、美容整形手術を受けたと捉える人も少なくはなかったのでしょう。

ウェルナー症候群の可能性は低い!

新庄剛志さんがウェルナー症候群ではないかと噂される理由をふたつご紹介しましたが、実際のところどうなのでしょうか。

この噂について新庄剛志さん本人のコメントは確認されていないので、真偽のほどはわかりませんが、おそらく新庄さんはウェルナー症候群ではないと思われます。

新庄剛志さんの左目視力低下は遺伝によるものと言われていますが、ウェルナー症候群による白内障は両側性に起こるので、どちらか一方だけ急速に老化するとは考えにくいでしょう。

整形手術についても、老化が原因ではなく、新庄剛志さんの美意識の高さによって行ったものだと思います。

ウェルナー症候群とは、外見だけでなく身体能力も急速に衰えていき、平均寿命は40~50歳言われています。

と言う事は、新庄剛志さんがもしウェルナー症候群であることが事実としたら既に高齢の域に達しているので、とても野球監督を務められるほどの体力はないでしょう。

また、ウェルナー症候群は低身長の場合が多いと言われていますが、新庄剛志さんは身長181㎝もあるので、この点でもウェルナー症候群ではないと言えると思います。

ウェルナー症候群の症状や原因を写真で解説!⽇本⼈に多い理由は?

ここまでウェルナー症候群と関係があるとされる有名人についてお伝えしてきましたが、ここからはウェルナー症候群という疾患そのものにスポットを当てて行きたいと思います。

実際にウェルナー症候群とはどのような原因で発症し、どのような症状があるのか、写真などをまじえてご紹介していきましょう。

また、ウェルナー症候群は日本人に多く発症していると言われていますが、その原因についても探っていきたいと思います。

ウェルナー症候群とは?

ウェルナー症候群とは、思春期を過ぎる頃から急激に老化が進んでしまう遺伝性の疾患で、前述にもありますが、ドイツ人医師ウェルナー氏が発見したことによりこの名前が付けられました。

早老症とも呼ばれていて、20歳前後から外見がみるみる老け込んでしまうため、実年齢よりもかなり高齢に見られてしまいます。

また、外見だけではなく、体内の細胞にも急速に老化が進行してしまうため、様々な病気を併発して早くに亡くなってしまうため、平均寿命も短いと言われています。

ウェルナー症候群は非常にめずらしい疾患で、日本で確認されている患者数は2,000人ほどだとされています。

原因となる遺伝子が特定されたものの、根治治療法は未だ確率されていません。

プロジェリア症候群との違いは?

ウェルナー症候群と同じ早老症のひとつにプロジェリア症候群があります。

プロジェリア症候群は、通常の10倍近いスピードで老化が進行する遺伝性の疾患で、発症確率は800万人に1人、世界中でも現在30人ほどが確認されているだけで、非常に稀な疾患と言えます。

思春期以降に発症するウェルナー症候群にくらべ、プロジェリア症候群は幼少期に発症、老化が始まってしまうという点に大きな違いがあります。

このプロジェリア症候群患者として知られているのが、カナダ人少女のアシュリー・ヘギさんです。


アシュリー・ヘギさん
引用:いいね!ニュース

アシュリーさんは、日本のテレビ番組でも何度か取り上げられました。

プロジェリア症候群である自分を受け入れ、いつも前向きに一生懸命生きている姿は、多くの人にたくさんの勇気と感動を与えてくれました。

プロジェリア症候群の平均寿命は13歳と言われていますが、アシュリーさんは、それを4年も越える17歳まで懸命に生き抜きました。

20代前半から始まる!ウェルナー症候群の症状⼀覧

ウェルナー症候群の発症時期は、思春期以降の20歳前後と言われています。

ここからは、ウェルナー症候群によって現れる様々な症状について見ていきましょう。

外見に現れる症状として次の様なものがあります。

・白髪・脱毛など、毛髪の変化

・白内障(両側)

・皮膚の萎縮や硬化

・軟部組織の石灰化(アキレス腱など)

・鳥様顔貌(細く尖った口、鼻になる)

・声の異常(かん高くしわがれた声になる)


引用:幻冬舎GOLDONLINE

こちらは、ウェルナー症候群患者の写真で、どちらも同一人物です。

15歳時は年相応の可愛らしい少女でしたが、48歳時には既に老婆の様な風貌へと変化してしまっているのが確認できます。

この写真からもわかる様に、ウェルナー症候群は思春期過ぎた頃から急激に老化が進行するのが見て取れますね。

次に、体内に起こる症状を見ていきましょう。

・糖質、脂質代謝異常(糖尿病や脂質異常症)

・骨粗しょう症

・非上皮性腫瘍または甲状腺がん

・動脈硬化による狭心症や心筋梗塞

・原発性性腺機能低下(早く更年期症状が現れる)

・低身長および低体重

このような様々な症状を併発し、ウェルナー症候群の患者は心筋梗塞や悪性腫瘍により40~50歳くらいで亡くなることが多いと言われています。

しかし、医療が進歩した現在では、ウェルナー症候群患者の平均寿命は10年以上伸びているようです。

原因は遺伝性で近親婚が危険!?

ウェルナー症候群の原因のひとつとして、WRNと言う遺伝子の変異ということが明らかになっていて、このWRN遺伝子変異は、ウェルナー症候群患者の約90%から検出されているそうです。

WRNは、DNAが複製される時や傷ついたDNAを修復する時に、DNAの二重らせん構造を、いったん巻き戻して一本のDNAにときほぐす働きをしています。

DNAは、人体を構成する細胞中にある物質で、生命維持に必要なタンパク質をつくる設計図の本体であるため、WRNは人体にとても重要な役割をしているのです。


引用:遺伝性疾患プラス

人間は両親から一対ずつ2本の遺伝子を受け継いでいますが、その2本の遺伝子両方に異常があった場合にのみウェルナー症候群を発症すると言われています。

そのため、ウェルナー症候群患者の子供に遺伝し発症する可能性は200人~400人に1人くらいで、非常に少ないと言えるのではないでしょうか。


引用:遺伝性疾患プラス

また以前は、主にいとこ婚やはとこ婚などの近親婚にウェルナー症候群が多いとされていましたが、近年では近親婚ではない発症者も増加しているようです。

最近の国内調査では、ウェルナー症候群患者の約半数が近親婚とは関係なく誕生していることがわかっています。

⽇本⼈に多いのはなぜ?

日本で確認されているウェルナー症候群患者は約2,000人で、世界で報告されているウェルナー症候群患者の約6割を日本人が占めているため、日本で多く発症している疾患だと言われています。

なぜ日本にウェルナー症候群患者が多いのか、その理由を検証してみましょう。

まずひとつ目として、日本が島国で閉鎖的な社会であるためではないかと言われています。

一般的に、周りと交流が少ない隔絶された地域では近親婚が多い傾向にあり、この近親婚がウェルナー症候群発症の一因と考えられていたからです。

ふたつ目の理由として考えられるのは、ウェルナー症候群は、世界に比べて日本で多く発見されているため、日本の医師がウェルナー症候群について良く知っているからだと思われます。

このようなふたつの理由により、日本にはウェルナー症候群の患者が多いとされています。

「⽇本⼈に多い!?ウェルナー症候群の芸能⼈は誰?新庄剛志の噂も!」のまとめ

今回は、ウェルナー症候群という疾患にスポットを当て、ウェルナー症候群の有名人、新庄剛志さんがウェルナー症候群であるという噂についても検証してみましたが、いかがでしたか?

このウェルナー症候群は、根治治療法は未だ確立されていませんが、医療の進歩により確実に患者の平均寿命は延びています。

今後、ウェルナー症候群について解明が進み、一刻も早い治療法が確立されることを願いいたいですね。