日本の犯罪史上トップクラスの残虐性を持ち、閲覧注意の内容にも相当する「女子高生コンクリート詰め殺人事件」を知っていますか?
30年以上経つ今も、他に例を見ないほどの悲惨な事件です。
少年法についての議論のきっかけにもなった「女子高生コンクリート詰め殺人事件」について、本記事では遺体の状態や事件の内容、加害者の現在などに焦点を当てて詳細を調査しました。
調べれば調べるほど、悲惨なものでした。
さっそく、1つずつ内容を紐解いていきましょう。
「女子高生コンクリート詰め事件」古田順子の遺体の状態が酷すぎる?
「女子高生コンクリート詰め殺人事件」とは、1988年11月に埼玉県で起こった殺人事件のことです。
事件の被害者は当時高校生だった古田順子さん。
男性4人が順子さんを誘拐し、自宅の2階に強姦目的で拉致監禁します。
その後41日間に渡って女子高生に悲惨なレイプ、暴力、拷問を繰り返し、被害者である女子高生は死亡しました。
コンクリート詰めにされていた順子さんの死体が発見され、事件が発覚します。
犯行の残忍性の高さ、犯人の犯行動機が不明であることから、社会的な影響をもたらす事件となりました。
発見時の古田順子の遺体の状態が酷すぎる!
順子さんの遺体が発見されたのは、順子さんが死亡してから少し時間が経った後でした。
コンクリートで固められたため遺体をきれいに取り出せなかったことが想像できます。
40日間の厳しいストレスの中で、脳は通常の2分の1のサイズにまで委縮しており、身体に傷のない箇所はないほどボロボロな状態の遺体だったとされています。
ドラム缶の中でコンクリート詰めにされていた順子さんの遺体は変色しており、全身が真っ黒の状態で見つかりました。
あまりのむごさに、顔をそむける捜査員もいたとのことです。
40日で400回以上の強姦で妊娠していた?!処女だった?!
犯人グループの主犯格は4人でした。
しかし、順子さんを強姦する際には、友人などを監禁場所である自宅の2階に誘い、複数人で行っていました。
順子さんは寝ることも許されず、40日間の監禁期間で400回以上の強姦をされたと当時の記事には記されています。
このように毎日寝ることも許されず、性的暴行を加えられていたということもあり、順子さんの遺体には妊娠した形跡があったとされています。
また、古田順子さんは処女だったという説が出ており、報道が出たこともあるようです。
実際、破壊された性器を見て、処女かどうかが分かるのでしょうか。
結論、専門家ならわかるようです。
コンクリートに詰めて遺体を遺棄したわけとは?
しかし、どうして犯行グループの4人は、コンクリート詰めという死体遺棄方法を選択したのでしょうか。
理由としては、犯行グループの1人が現場で働いており、すぐに用意できる死体遺棄方法がコンクリート詰めだったようです。
また、コンクリート詰めの死体遺棄方法は、以下の3つの特徴があるため、犯人たちは行ったのではないかと伺えます。
- 事件の発見が遅れる
- 死体の身元特定に時間がかかる
- 手間が少ない
また、死体を海に捨てるといった方法はリスクが高く、いったん沈んでも死体がガスで浮いてしまうのです。
逮捕時の部屋の状態は血が飛び散り異臭がした?
犯行グループ逮捕時の部屋には血が飛び散っており、異臭が漂っていたそうです。
順子さんは監禁の途中から自分で歩くことができなくなり、排せつ物などを使った暴行もされていたためでしょうか。
部屋には異常な刺激臭が充満していたようです。
暴行によって壁についた血液、やけどから化膿した膿、順子さんの遺体の状態から察するに想像を絶するもの状態だったに違いません。
女子高生コンクリート事件とは?遺体が酷くなるまでの経緯
この事件についてですが、なぜここまで遺体の状態が酷くなってしまったのでしょうか。
ここからは、女子高生コンクリート事件の詳細について取り上げます。
気分が悪くなってしまう方もいるかもしれないので、覚悟して読んでください。
女子高生コンクリート詰め事件の概要
女子高生コンクリート事件は、1988年、埼玉県でおきた殺人事件です。
当時女子高生だった古田順子さんが40日間監禁され、強姦、暴行を受け続け、死亡しました。
順子さんはアルバイトの帰りに自転車に乗っていたところ、バイクにのった犯行グループの1人に蹴飛ばされます。
犯行グループの別の1名が倒れた順子さんに対して、「大丈夫?安全なところまで送るよ」と声をかけ、そのまま誘拐、犯人グループ1名の自宅の2階に監禁します。
この監禁の間に、順子さんは強姦、暴行を受け続けました。
その暴行内容が酷く残酷で、常識の範疇を超えたものであったことから、戦後犯罪史上最も残虐な事件とも言われています。
監禁は40日間続き、40日後、順子さんは死亡。
遺体はドラム缶にコンクリート詰めにされ、捨てられました。
この事件は、犯行グループに少年法が適応され、罪が軽くなったことから、少年法改正の契機となった事件と言われています。
【されたことリスト】古田順子がドリルやゴキブリでされたことがヤバい?
遺体の状態からもわかるように、この事件で順子さんは、犯行グループからむごい暴力を受けてきました。
の、犯人の性暴力や暴行の詳細です。 pic.twitter.com/DiTGghNJeH
— ゆー兄【公式】 (@KUotvC1ERpQpXlD) August 24, 2018
このように強姦、暴力だけにとどまらず、様々なむごい暴力を受けています。
中でも特にひどいと感じるものを書きにまとめておきます。
- シンナーやアルコールの強要
- 陰部に火のついたマッチを入れる
- 指の爪を無理やりはがす
- ジッポオイル身体に流され、発火
- ゴキブリを食べさせられる
- 電動ドリルで、膣と肛門を1つにする
- 乳房に針を刺して埋め込む
このようなひどい暴力の中で、彼女の身体はボロボロになり、ひどい遺体の状態に至ったのでしょう。
とても人間のなせる所業ではありません。
加害者の親は古田順子の生理用品を買いに行った?
犯人の自宅の母親も、順子さんのことを認知していたようです。
順子さんの生理用品を自宅で発見し、順子さんに「帰りなさい」と言ったそうですが、順子さんは帰らなかったとのこと。
母親が一度強制的に順子さんを帰らせたそうですが、帰宅途中に犯人に見つかり、そこから暴行がエスカレートしていきます。
また、母親も犯人に暴行を受け、それ以降、順子さんに関わることをやめたそうです。
親が通報すればあんな結末にはならなかったはずだから親も同罪 RT @syt_itsuki コンクリート事件の犯人の親は生理用品買いにいかされたのに通報しなかったとか頭おかしいよね RT @Flaahgraa: 本当そうならないと自分が犯した罪の重さ理解できなさそう
— フラコ (@Flaahgraa) March 3, 2013
古田順子はなぜ逃げなかった?なぜ狙われた?
当時の新聞記事によると、順子さんは目がくりくりした、非常に容姿端麗な方だったそうです。
女子高生が薄暗い時間に、1人で自転車に乗っていたというのが危険を招いたのかもしれません。
しかしながら、順子さんはなぜ体力が残っていた時に逃げなかったのでしょうか?
当時の報道によると、犯人は順子さんに対して「逃げたらやくざに頼んでお前の家族を殺してもらう」と脅迫していたそうです。
このこともあり、順子さんは逃げることができなかったのかもしれません。
加害者の判決と現在は?3人が再犯で逮捕!
今回の犯行の主犯4人は、遺族や世間からは厳罰を望む声が多かったものの、当時の有期刑では最高の懲役20年という判決となりました。
その後4人中3人が再犯を犯し、ふたたび刑務所に舞い戻っています。
一方で、「野獣に人権はない」とし実名公表に踏み切った週刊文春の動きを評価する世論も多く、実名報道に関する少年法改正への動きも強まりました。
少年A(宮野裕史)
少年Aとして報道された宮野は、2013年に振り込め詐欺を行い、捕まっています。
逮捕時の名前は横山となっており、事件後に改名したことがわかります。
懲役を終え、現在は出所しているようです。
暴力団とのつながりを用いてマルチ商法をしているようですが、真偽は不明です。
少年B(小倉譲)
小倉譲は、出所後に更生保護司の神作久子という女性と養子縁組をし名前を「神作譲」と改名しています。
2004年6月に逮捕監禁致傷容疑で再犯逮捕・懲役4年で実刑判決を受け、2009年に出所したと見られています。
社会復帰しているとの説があるものの、再び名前を変えているとの噂もあり、こちらに関しても真偽は不明です。
少年C(湊伸治)
少年Cである湊は、出所後、ムエタイ選手として活躍していたとのことです。
不定期刑であったため、出所した時期はいまだにわかってはいません。
刑務所を出所した後は運送会社で社会復帰しその後ムエタイをはじめ、プロデビューをしています。
しかし、2018年8月に殺人未遂で再逮捕されており、彼を知る近所の人々からの評判もかなり悪かったと言われています。
少年D(渡邊恭史)
少年Dである渡邊恭史は、コンクリート詰め事件の後、1996年に出所しました。
その後、2001年ごろは母親と同居しており、溶接工、空調設備作業員といったような仕事を転々としていると言われています。
現在は、目の病気を患い、生活保護を受けながら生活しているようです。
主犯格4人の現在についての詳細記事も是非併せてご覧ください。
被害者・古田順子の遺族のコメントは?
順子さんの遺族のコメントは見つけることができませんでした、
どうやら、コメントを控えているとのことです。
当時の報道として、「被害者側が非行少女だったのではないか」「被害者遺族の問題」といたようなメディアの反応もあったため、コメントを控えていると推察できます。
当時、順子さんの恋人であった男性は「犯人を〇してやりたい、あいつらは人間じゃない」と、そう言いながら、肩を震わせていたそうです。
少年法の改正を求める声も?必要という意見も紹介!
このような残虐な事件でも、事件をおこした少年たちは、少年法に基づき「保護処分」という形で終わりました。
「保護処分」とは今後事件を起こさないように、少年院にて更生と教育を進めることです。
「刑事処分」のような事件の責任をとらせるために、刑務所に入ったり死刑になったりはしません。
しかし今回の事件で少年法の在り方が問われることになりました。
たとえ未成年であっても、最低な行いをした責任を取らせるべきだと、世論が訴えるのもわかる事件ですよね?
しかし若くして起こした事件で更生をとるのか、責任を問うのか難しい問題かもしれません。
【その後】被害者の両親が自殺した?少年法が改正された?
この事件は、犯人が逮捕された後も多くの推測が飛び交いました。
被害者である順子さんの保護者がコメントを残さなかったことなど、推測する部分が多かったからでしょう。
「被害者の両親が自殺した」「真犯人は芸能人」といった根拠のないデマが流布しました。