2021年のハロウィンの日に映画「ジョーカー」の仮装をした、服部恭太氏による京王線刺傷事件を覚えていますでしょうか。
「仕事がや友人関係がうまくいかず、死にたかった」と無責任な供述していた服部氏ですが、何故このような事件に発展してしまったのか、気になる所です。
もうすぐで、丸2年を経とうとしている京王線刺傷事件の全貌を見ていきましょう。
ジョーカー服部恭太は彼女「かな」との破局で事件を起こした？！
事件のキッカケは長年付き合っていた彼女の「かなさん」との破局が原因とされています。
そんなかなさんの、プロフィールや交際期間、破局理由を見ていくと服部氏の行動の原因が分かるかもしれません。
【速報】京王線刺傷事件、京王線ジョーカーこと服部恭太被告に懲役23年（求刑懲役25年）の判決 東京地裁立川支部
この判決は妥当？それとも妥当じゃない？
— 激バズ3rd (@gekibnews) July 31, 2023
この事件の序章ともとれる二人の過去を、確認していきましょう。
彼女「かな」のプロフィール
本名や職業は不明ですが、中学生の頃から約9年間付き合い続けていたとされていて、同い年か年齢差があっても1～2歳といったところですが、年下ではないかと言われています。
付き合っていた当時は周りから見ても、とても仲が良くかなさんを愛していて、重いくらいじゃないかとの声も上がる程でした。
かなさんの見た目は清楚で、とても可愛らしい印象だったと言われています。
彼女「かな」の顔画像はある？かわいいと話題？！
かなさんの写真を調べてみると、個人情報なのでモザイクが掛かっているものになりますが、それでも可愛らしいお顔をしているのは確認できます。
中にはモザイク無しの画像も出回っているそうですが、本人なのかは分かりませんでした。
写真は2枚程確認でき、どちらもプリクラで撮った写真のようで加工はされいますが、やはり「かわいい」「清楚系だ」との声があがっています。
ジョーカー服部恭太と彼女「かな」との交際のきっかけ・期間は？
当時両親が離婚し、母親と妹の3人で生活していた服部氏は、小学生の5年生頃から中学生まで同級生の特に女子からいじめを受けた結果、自殺未遂をして病院へ通っていたと言われています。
そんな中、中学3年生に所属していた陸上部の後輩と交際を始め、その後輩がかなさんでした。
小学生の頃から女子に避けられ虐げられてきた服部氏からしたら、初めての相思相愛の彼女の存在はとても大きなものだったと思われます。
彼女「かな」と同棲・結婚まで考えていた？！
中学生の頃から9年もの交際を重ねて愛を育み、自然と結婚まで考えていたのでしょう。
結婚を前提とした同棲を、事件の前年の4月から福岡市内で始めていたようです。
幼少期から両親の離婚や同級生の特に女子からのいじめなど、孤独感を感じざる負えない環境で初めてできた大切な女性と、9年という長い時間共に過ごしていれば結婚も視野に入るのも頷けます。
服部恭太は誕生日に彼女に別れを告げられた？
同棲を始めて幸せ絶頂の中悲劇は突然起きてしまい、彼女からの突然の別れを服部氏の誕生日に告げられてしまいます。
結婚までの準備も着々と進めていたようで、両家の顔合わせや結婚指輪の購入や、入籍の時期の打ち合わせまで済んでいたようです。
同棲を始めた4月から11月の服部氏の誕生日までという短い同棲生活で、具体的に結婚を進めていたにもかかわらず、彼女は服部氏との別れを選びました。
服部恭太が事件を起こしたのは彼女「かな」が結婚したから？！
自身の誕生日に長年付き合って結婚まで考えた彼女から、別れを告げられ目に見えて心を病んでいったと周りの人からの証言があります。
そしてこの事件の一番のキッカケとなってしまったのは、彼女の結婚ではないかと言われています。
別れてたったの半年後にかなさんのLINEのプロフィールの苗字が変わっており、「結婚しました」と書かれていた事で服部氏はかなさんの結婚を知ったようです。
服部恭太と「かな」の破局理由は金銭問題だった？
長い交際期間を経て結婚の話まで出たのに、別れを告げた理由としては「金銭的に余裕のある人の方がいい」というのが理由だったようです。
高校を卒業後に勤めていた介護職が人間関係で上手くいかなくなったのをキッカケに、バイトを転々としていた服部氏は、当時コールセンターで契約社員にまで昇格しましたが、貯金額は約30万円だったようです。
結婚生活を続けていく中で金銭面はとても大事なところになるので、破局理由としては仕方ないものかもしれません。
服部恭太は破局で自暴自棄に！自殺を試み失敗？
かなさんの結婚を知った後、更に服部氏の悲劇は続きます。
別れを告げられた翌年には、仕事の顧客とトラブルを起こしてしまい自宅待機処分を言い渡され、トラブルの処分として別部署への移動を命じられます。
しかし慣れた環境を変えられることに不満を覚えた服部氏は、退職を決意したようです。
長年交際を続けた彼女は、別れを告げた後半年後に別の男性との結婚をし、自身は仕事もうまくいかずもがき苦しみ、「生きている意味が無い」と考えるようになっていったと言われています。
服部恭太に彼女がいたことに対する世間の反応は？
京王線刺傷事件の犯人でジョーカーのコスプレをした男に、彼女がいたという事に対して世間の反応は驚きの声が多くあがっていました。
「こんなやつに彼女がいて、なんで俺にはできないんだ。」や「別れた彼女は正解だった」など多くの反応がありました。
そんな中一番多く印象に残ったのは、「同情の余地は一切ない」という一言ですがその通りだと思われます。
京王線ジョーカーは中学から9年付き合って婚約した彼女から振られたわけだが、これで女性を叩くのはおかしい
高校出て就職したけどやめて、定職につかずにフラフラしてたのを25歳まで半同棲しながら待っててくれた時点で、充分理解のある良い女の子だよ https://t.co/colnH5WjZU
— Watergate213617(こんな人) (@watergate213617) July 19, 2023
破局後からの転落人生！事件に至るまでの経緯とは？
破局後はジェットコースターのように幸せの絶頂から転げ落ちてしまった服部氏。
京王線刺傷事件に至るまでの経緯にはどんなものがあったのでしょうか。
まずは事件を振り返りながら、1つずつ確認していきましょう。
服部恭太ことジョーカーが起こした京王線殺傷事件とは
ハロウィンという人の多い時期を選び、溶け込むようにジョーカーに仮装し犯行に及んだ服部氏は、手始めに電車の3号車に乗っていた72歳の乗客男性に殺虫スプレーを目に吹きかけ、右胸を刃渡り30㎝のナイフで刺しています。
この時非常通報装置で、車掌と通話状態になるのですが車内は大変なパニック状態になっており、車掌に状況が伝わらなかったと言われています。
その後前方の5号車に移動し、2Lのライターオイルを撒いて火を放ち次第に大きな炎に包まれ、更に乗客はパニックに陥り反対車両になだれ込むように避難していきました。
しかし、全く状況が分からない中、沢山の乗客がなだれ込んでくるのを見た別車両の乗客にも、パニックは伝染し収拾がつかない状態になってしまったと言われています。
服部恭太は小田急線の事件を参考にしていた！
小田急線刺傷事件とは、無職男性が牛刀が折れるまで近くに居た複数の女性を刺し、サラダオイルを撒いたのち火を放つが燃え広がずに終わった事件です。
この事件を参考にし服部氏は、より死者が出るように「サラダオイル」ではなく「ライターオイル」を使用していた事が警察への供述で分かっています。
更には女性や複数人に直接オイルを撒き火をつけたとされ、殺人未遂として再逮捕されています。
経緯①「生きる意味があるのか」と考えるようになる
服部氏は小学5年生の頃に両親が離婚しており、5つ年下の妹と母子家庭で育ったようです。
その頃から同級生の特に女子からいじめを中学生まで受けていたようで、親や先生にも相談が出来ずに精神を病んでしまい、自殺未遂をした事をキッカケに病院で治療を受けています。
その為か、過去のトラウマや孤独感などがトリガーになってしまい、「生きる意味があるのか」と死に直結する考えに繋がりやすくなっていたのかもしれません。
経緯②仕事でトラブルを起こし自宅待機処分
高校卒業後に、介護職に就職しましたが人間関係が上手くいかず、2度目の自殺未遂を図ってしまいます。
この時も誰にも相談できずに退職を選択し、それ以降はアルバイトを転々としていたと言われています。
転々とした先のコールセンターで仕事内容を評価され、契約社員にまで昇格しますが顧客とトラブルを起こし自宅待機処分を受けています。
③自暴自棄になり自殺未遂
仕事が上手くいかず、自宅待機処分を命じられている時には、既に彼女から別れを告げられていた服部氏。
仕事も恋愛も、何もかも上手くいかないと自暴自棄になり、ここで3度目の自殺未遂を試みるも失敗に終わっています。
悲劇というのは続いてしまうようで、この1～2年のうちに立て続けに起きた出来事に心が耐えられなかったのかもしれません。
経緯④会社を退職
自宅待機処分後に服部氏は、所属していた部署の移動を命じられます。
しかし、その指令に対して服部氏は退職を選択しました。
恐らく新しく人間関係を築いていくのは苦手なのだと思われますが、慣れ親しんだ環境を変えられてしまうのが耐えられなかったのかもしれません。
経緯⑤大量殺人をして死刑になりたいと思うようになる
自分で死を選べなかった服部氏は、「大量殺人をして死刑になりたい」と歪んだ方向へ向かっていってしまったのです。
過去に3度自殺未遂を図り失敗に終わっていた為か、悲劇の連鎖に自暴自棄になっていた為かは分かりませんがあまりに身勝手な考えなのは確かでしょう。
その結果人の多くなり大量殺人を見越せるであろう、ハロウィンの時期の密室の電車内で、ジョーカーの仮装をしての犯行を決行したのかもしれません。
ジョーカー服部恭太は彼女と別れてから人生が狂っていた！！
一途に1人の女性を愛することは何も悪い事ではありませんが、その女性との別れを理由に多くの罪なき人達を巻き込むのは、非常に身勝手な行動です。
過去に恵まれなかったからとはいえ、一切同情が出来ない事件だったと思われます。
被害にあわれた方々には、少しでもこの事件で得てしまったトラウマが軽くなる事を祈るばかりです。
