不安や緊張を和らげてくれて、飲むと元気になると言われる精神安定剤として知られているデパスという薬を皆さんご存知でしょうか?
デパスはかなり効果のある精神安定剤として有名ですが、一方で性格が変わったり服用すると一生飲み続けてしまうという怖い一面もある薬です。
そんなデパスは常に不安と闘っているとされる芸能人や著名人の間でも飲まれていて、デパスを服用していた過去があるとされる人が何人もいることがわかりました。
精神安定剤として多くの人が服用しているデパスですが、果たして飲んでいる人の特徴はどんなものなのでしょうか?
今回は、精神安定剤のデパスを飲んでる芸能人と、そのリスクと副作用についても解説していきます。
デパスを飲んでる芸能人12選!飲んでる人の特徴とは?
精神安定剤として効果を発揮するデパスですが、わかっているだけでも12人の芸能人著名人がデパスを服用した経験があることがわかりました。
中には過去にトラブルや精神的に苦しい時期を過ごした人も多く、デパスに頼らざるを得ない状況にあった人も多くいます。
ここからは、デパスの詳細と服用経験のある芸能人を紹介していきましょう。
デパス(精神安定剤)とは?どんな薬?
デパスは気分をリラックスさせる効果があり、不安や緊張を和らげ寝つきを良くする薬です。
うつ病や神経症、自律神経失調症から来る心身症や、頸椎症や肩こりなどの神経痛の治療にも利用されます。
安定剤の中では比較的安全性の高い薬とされていて、副作用もそれほど強くありません。
しかし別の安定剤と並行して飲んだりすると、強い副作用を発生させる恐れもありますので、服用の際には必ず医師の診断を受けてから服用するようにしてください。
デパスを飲んでる芸能人①浜崎あゆみ
デパスを飲んでいたとされる芸能人の1人目は、歌手の浜崎あゆみさんです。
90年代にカリスマシンガーとして大活躍していた浜崎さんですが、2008年に左耳の聴覚が失われていることがわかりました。
この原因が、実はデパスを飲んだことによる副作用によるものなのでは?と当時噂になったのです。
しかし、デパスは精神安定剤であるので耳に副作用があるとは考えられないという声もあり、はっきりした原因はわかっていません。
カリスマ的人気を誇っていた浜崎さんですから、裏ではかなりのストレスと闘っていたそうですから、デパスはこうした不安を和らげるために飲んでいたともされています。
デパスを飲んでる芸能人②桂ざこば
デパスを飲んでいるとされている芸能人の2人目は、落語家の桂ざこばさんです。
と言ってもざこばさんがデパスを飲んでいたのは若い頃で、現在は全く飲んでいません。
ざこばさんは、「桂朝丸(ちょうまる)」時代の34歳の時にうつ病を発症しました。
当時からざこばさんは新進気鋭の落語家としてテレビで売れっ子となり、レギュラー番組を週7本抱えていたそうです。
しかし、うつ病発症によって全ての番組を降板し、約1年間の休養の後に復帰しました。
被害妄想を持ったり手が震えるなどの症状があって、復帰後も10年くらいはうつと闘っていたそうです。
歯に衣着せぬ発言で有名なざこばさんですが、実際はかなり繊細な性格なのかもしれませんね。
デパスを飲んでる芸能人③吉澤ひとみ
3人目は、元モーニング娘。のメンバーで現在は芸能界を引退している吉澤ひとみさんです。
吉澤さんは2018年9月、飲酒運転及びひき逃げ容疑で警察に逮捕されて芸能界を引退しました。
裁判で吉澤さんは、以前からアルコール依存症があって酒をやめられなかったと語っていて、それと同時に子育てへの不安などのストレスからデパスを服用していたとされています。
デパスをお酒と同時に服用してしまうと、効果が強くなりすぎて危険な症状を引き起こすとされているので、デパスの服用が事実なら逮捕時の吉澤さんはかなり危険な状態だったのかもしれません。
デパスを飲んでる芸能人④猪瀬直樹
4人目に紹介するのは、元東京都知事で作家の猪瀬直樹さんです。
猪瀬さんは以前、X上でデパスを眠れない時服用していると公表しています。
睡眠について。睡眠は深さ×長さですから、ふだんは短くてもまず深く、借金返しのときには深く長く。急ぐときは安定剤(デパス)が効きます(個人差が大きいので要注意、用法は医師の処方箋で)。ハルシオンなどの睡眠薬は避けましょう、効き目が強く長いのでパッと眼が醒めません。
— 猪瀬直樹 【作家・参議院議員、日本維新の会 参議院幹事長】 (@inosenaoki) October 2, 2012
こちらは2012年10月に投稿されたものですが、猪瀬さんは当時東京都副知事を担当していて、2ヶ月後に東京都知事に当選しました。
ちょうどこの頃は、当時都知事だった石原慎太郎さんが退任することで後継として指名されていたことだったので、猪瀬さんも精神的にピリピリしていた頃だったのでしょうか。
デパスを飲んでる芸能人⑤華原朋美
5人目に取り上げる芸能人は、歌手の華原朋美さんです。
以前から精神的に不安定な部分が取り上げられている華原さんですが、2009年に急性薬物中毒で救急搬送された時にデパスを含む安定剤を飲んでいたとされています。
一時期は閉鎖病棟に入院するなど、その症状はかなり深刻でした。
現在はお子さんも生まれ、歌手活動も継続している華原さんですが、これ以上症状が悪くならないことを願うばかりです。
デパスを飲んでる芸能人⑥上原さくら
6人目に紹介するのは、タレントの上原さくらさんです。
上原さんは2013年〜15年頃から精神的に不安定な時期があって、デパスなどの薬をその頃手放せなかったと語っていました。
他にも閉鎖病棟に入院していた時期もあるなど、かなり症状は深刻だったようです。
上原さんはこの頃、当時の夫と別居中でありながら不倫相手といるところを週刊誌にキャッチされたのがきっかけで、所属事務所も退社して事実上の引退状態にありました。
しかし2015年に大学へ通うようになってから精神的にも安定し、うつ病に苦しみながら大学を卒業した後に再婚して第一子を授かるなど、だんだんと人生が良い方向に向かっているようです。
現在飲んでいるかは不明ですが、少しでも落ち着いて幸せになってくれることを祈りたいですね。
デパスを飲んでる芸能人⑦山口岩男
次に紹介する芸能人は、ギタリストでウクレレ奏者の山口岩男さんです。
森山直太郎さんやケツメイシなどのサポートを務めた山口さんですが、2001年に弟さんが亡くなったことでパニック障害を発症したのがきっかけでデパスなどの安定剤を服用し始めました。
12年に渡って35種類もの安定剤を飲み続け、かつアルコール依存症にも苦しんでいたことから一時期はギターも弾けなくなり、車の事故を起こしたり水道の蛇口を閉められないなどの恐ろしい症状に悩まされたのです。
山口さんはデパスを長年服用していましたが、長く飲み続けていたことで逆に身体を壊してしまったとテレビで語っていました。
幸い山口さんは現在回復し、元気に音楽活動を続けています。
デパスを飲んでる芸能人⑧石田明
8人目に紹介するのは、お笑いコンビNON STYLEの石田彰さんです。
M-1グランプリ優勝など数々の実績を持つNON STYLEの石田さんですが、実は過去にうつ病で悩んだ経験があります。
元々コンビ結成した当初からうつ病を発症して、M-1優勝後にブレイクして忙しくなった直後から安定剤が手放せないくらい精神的に悩まされていたのです。
しかし、2012年に結婚した奥さんの説得によって少しずつ薬を減らすことに成功し、今ではほとんど薬を飲まずに生活できるようになりました。
ただそれでも、落ち込んだ時に薬を飲むことが頭をよぎることがあるそうです。
デパスを飲んでる芸能人⑨梶原雄太
次に紹介する芸能人は、お笑いコンビでYou Tuberのカジサックこと梶原雄太さんです。
梶原さんは、「はねるのトびら」でブレイクしていた頃にうつ病を発症して失踪した過去がありました。
当時は睡眠時間2時間で忙しい日々を過ごし、様々なプレッシャーと闘っていて精神的にも体力的にも限界を超えていたそうです。
梶原さんがデパスを飲んでいたかどうかは、正直定かではありません。
精神安定剤を飲んでいたという過去をよく語っていましたが、はっきりした薬の種類に関しては不明です。
デパスを飲んでる芸能人⑩北川悦吏子
続いて紹介するのは、脚本家の北川悦吏子さんです。
「ロングバケーション」、「あすなろ白書」、「ビューティフルライフ」など数々のヒットドラマの脚本を手掛けた北川さんですが、かつてブログ内でデパスを服用していた過去を語っていました。
北川さんは左耳の失聴や潰瘍性大腸炎といった病気に苦しんでいたこともあって、精神的にも不安定な時期があったようです。
数年前に病気で一時期入院していた時、デパスを服用していたとブログ内で語っていました。
北川さんは今でも病気と向き合って生きていますが、今デパスを飲んでいるかは不明です。
デパスを飲んでる芸能人⑪丸岡いずみ
次に紹介する芸能人は、フリーアナウンサーの丸岡いずみさんです。
丸岡さんは、東日本大震災の取材が大きなストレスとなってしまいうつ病を発症してしまいました。
発症当初は自分がうつ病であることを認めたくないことから、治療することを受け入れられない状態が続いたのです。
当時どんな薬を飲んでいたのかは不明ですが、デパスを飲んでいたのかもしれません。
デパスを飲んでる芸能人⑫マイケルジャクソン
最後に紹介するのは、歌手のマイケルジャクソンです。
2009年にマイケルさんは、強い麻酔薬と催眠薬を大量に服用されたことによる心不全で50歳で亡くなりました。
一部ではデパスの副作用で亡くなったとされてますが、これは全くのデマです。
マイケルさんに投与されたのは、催眠薬のロラゼパムなどの計4種類の薬物で、デパスよりももっと強力で危険な薬でした。
デパスはリスクが高い?性格が変わるって本当?
精神安定剤として知られるデパスは、不安や緊張を和らげる精神安定剤として広く使われています。
ただ一部では、服用にはリスクが高く、飲み続けると性格が変わってしまうとまで言われていることがわかりました。
果たしてそれは本当なのでしょうか?
ここからは、デパスの効果やリスク、副作用について解説していきます。
デパスの効果とは?デパスを飲むと元気になる?
デパスには、不安や緊張を和らげるだけでなく筋肉の緊張をほぐす効果があります。
精神安定剤の中でもかなり強い効果のある薬で、飲むと元気になって力が湧いてくるという効果もあるとのことです。
しかし元気にはなりますが、飲みすぎたりすることで筋肉がほぐれすぎて、外出ができなくなるほど筋力が低下する恐れがあります。
いくら効果があるとはいえ、飲み過ぎると返って危険を伴いますので、医師から言われた容量は必ず守るようにしてください。
デパスは寝る前だけ服用?飲み方は?
デパスには、中枢神経を抑制させる睡眠を促す作用があります。
このため寝る前だけ飲むにも効果的で、実際に寝る前だけ服用したことで睡眠障害が治った人も多くいることがわかりました。
睡眠障害の場合は1回2錠〜6錠飲むのが一般的となってますが、年齢や症状によって飲む量は異なります。
デパスの副作用とは?依存性が強い?
デパスを長期に渡って服用していると、眠気やふらつき、脱力感などの副作用が出てくる恐れがあることがわかりました。
デパスを飲んでいる人の特徴の1つとして、依存症が強くなって身体が薬に慣れてしまう恐れがあります。
飲むのを止めたりすると精神的に不安定になったり、体調を崩したりすることが飲んでいる人の特徴としてありますので、もし服用を止める際には徐々に数を減らして最後に止めるというようにゆっくりと減らすことが大事です。
デパスは離脱症状がつらい?性格が変わる?
デパスはかなり依存度が強い薬なので、薬の量を減らそうとすると離脱症状がつらいという側面があります。
長期に服用することによって、目の乾きやけいれんなどの症状に悩まされる方も多いのです。
他にもデパスを飲み続けることによって、その人の性格が変わってしまうという恐れもあるのがわかっているので、人によっては長期に服用すると高揚感などが起こり、人から見たら性格が変わったように見えてしまう場合があります。
なので海外では、デパスの処方に関して規制を設けている国もあるなど、服用には危険があるということを覚えておきましょう。
デパスは認知症のリスクもある?
デパスを服用したことによる副作用は他に、認知症の症状があります。
デパスを一生飲み続けていくような方は依存症に陥って、脳が萎縮されて記憶障害や認知症を起こす恐れがあるのです。
実は深刻な副作用を抱えてしまった人も多くいて、若者の間には精神安定剤として飲んでいる人もいることから突然性格が変わってしまった人も多くいることがわかりました。
こうしたことから、2016年に厚生労働省はデパスをコカインやヘロインのように規制対象の薬物に指定したのです。
デパスが止められなくて一生飲み続けている人も多いので、危険な薬であるという認識は頭の中に持っておく必要があります。
デパスは効果的な安定剤だが、依存症や副作用のリスクも!
今回は、精神安定剤として知られているデパスを飲んだ経験のある芸能人や、危険性や副作用について紹介してきました。
芸能人も使用するなど、精神安定剤として多くの人に服用されているデパスですが、飲んでいる人の特徴として性格が変わったり飲むだけで元気になるなどの副作用も見られます。
薬が止められなくなり、一生飲んでしまうなどの怖い依存症に陥る恐れもありますので、必ず用法容量を守りましょう。
医師の指示に従って、安全に服用するようにしてください!