皆さんはルシファーズ小田切事件という言葉を知っていますか?
関係しているのは、今から約20年前に起きた名古屋中学生5000万円恐喝事件です。
なんとその事件で被害少年は同級生の少年たちに5000万円という大金を脅し取られており、その事件にルシファーズの小田切という男が関わっているという噂があるため、「ルシファーズ小田切事件」という言葉があるのでしょう。
果たしてその噂は本当なのでしょうか?
「ルシファーズ小田切事件」と呼ばれる事件の犯人は誰なのか、ルシファーズとは何なのかについて知りたい方はぜひ最後までこの記事を読んでください。
ルシファーズ小田切が名古屋中学生5000万円恐喝事件の犯人?

名古屋中学生5000万円恐喝事件という非常に心痛い事件があります。
その事件の犯人がルシファーズの小田切ではないのかという噂があるようです。
それではルシファーズ小田切事件について知るために、必要不可欠である名古屋中学生5000万円恐喝事件について掘り下げていきましょう。
名古屋中学生5000万円恐喝事件の概要

この名古屋中学生5000万円恐喝事件は1999年、当時中学生だった被害少年が同級生にジュースのシミをつけたと脅され、お金を渡したことから始まります。
それから約8か月間、その同級生を含めた複数の少年たちからお金を脅し取られ、その回数は130回にもなりました。
一度にお取られる金額は500万近くになることもあり、被害額はなんと5000万円を超えたのです。
また、お金を取られるだけでなく被害少年は同級生の加害少年たちから暴行も受けていました。
5000万円ものお金はどのように用意されたのか?
被害少年の過程は決して裕福なわけではありませんでした。
脅し取られた5000万円はなくなった父親の保険金や母親が親せきから借りたお金でした。
母親は被害少年がお金が必要だと家で暴れることや、わが子が殴られることに耐えられないことなどで、警察にも相談せずにお金の工面をしていたようです。
少年から奪ったお金で豪遊する少年たち
被害少年から奪ったお金で、少年たちは学生には手が出ないようなブランド物を大量に買ったりご高級料理を食べたりして豪遊していました。
少年たちはまるでATMのように被害少年を「〇〇〇金融」などと呼び、遊ぶお金が欲しくなると少年を脅してお金を奪い取っていたのでした。
事件の解決のカギ
事件が公になったきっかけは、被害少年が暴行を受け入院したことでした。
病室で一緒になった男性が違和感を覚え、被害少年や母親に声をかけたり、共に警察へ行ったりするなどして積極的に関わったのでした。
そのおかげで警察が動き、事件の内容が世間に知れ渡りました。
名古屋中学生5000万円恐喝事件の犯人は誰?

名古屋中学生5000万円恐喝事件がとても恐ろしい事件だということはわかりました。
その事件の犯人は誰なのか気になりますよね。
実際に15人の少年たちが逮捕され、主犯は青山洋介という男だとされています。
外運12の人 名古屋中学生5000万円恐喝の犯人 青山洋介 夏山英二. 滋賀県大津市 身体障害者殺人事件の犯人 初田昌司 名前はネットですで 姓名判断で【12画】 (508)
— 電話占いシステム開発 (@uranai777) August 18, 2012
ルシファーズ小田切事件といわれつつも、主犯として逮捕された人物は別の人間で、逮捕された少年たちの中にも小田切の名前はありませんでした。
事件の判決や犯人のその後は?

名古屋家庭裁判所は、15人の少年たちのうちの9人に中等少年院への送致、残りの6人に保護観察の処分を下しています。
しかし、少年院退院後に青山たちは名古屋市内のパチンコ店で1200万円を強奪する事件を起こして逮捕されています。
ちなみに5000万円恐喝の犯人はその後も犯罪を犯していて、名前は青山洋介、辻直樹というそうな。一生更生できないね。
— よむっち (@yomucchi) December 3, 2019
5000万円恐喝事件の真犯人は小田切大作?

主犯として逮捕されたのは小田切大作ではなく、青山という男であるとわかりました。
しかし「ルシファーズ小田切事件」と検索すると、この名古屋中学生5000万円恐喝事件についての記事が出てきます。
それはなぜなのでしょうか?
青山も何者かに恐喝されていた
調べてみると、実は逮捕された青山も出入りしていた暴力団関係者から恐喝されていたことがわかりました。
青山を恐喝していた人物は誰なのでしょう?
その人物が小田切であるため、「ルシファーズ小田切事件」なのでしょうか?
小田切大作は無関係
主犯の青山を恐喝し、奪ったお金を手に入れていたとされる人物が小田切だという噂も実際あったようです。
しかし、小田切大作は5000万円恐喝事件とは関係ないとされています。
▼この動画で小田切大作本人が、「5000万円恐喝事件とはまったくの無関係で1円ももらっていない」と主張しています。
それにも関わらず、素行の悪さが影響したのか、名古屋中学生5000万円恐喝事件はルシファーズ小田切事件として広まっていったのでしょう。
5000万円恐喝事件の犯人はルシファーズに所属していた?

この事件の犯人がルシファーズに所属していたかどうかは不明です。
ただ、当時名古屋市内を騒がせていたルシファーズは警察に睨まれていたことは間違いなく、こういった事件との関連性がささやかれるのも不自然ではないでしょう。
そのため「ルシファーズ小田切事件」という名前が独り歩きしてしまっているのかもしれませんね。
小田切大作やルシファーズの現在は?

ルシファーズ小田切事件という言葉が生まれるほど注目されていた小田切大作は、現在どこで何をしているのか、ルシファーズはまだ存在しているのか、気になりますよね。
小田切大作の現在は?

小田切大作は現在も愛知県に住んでいて、板金の仕事をしているようです。
YouTubeにもさまざまな動画で登場しているようですね。
さまざまな騒動を起こし、ルシファーズ小田切事件の噂もあった小田切ですが、現在は意外にも落ち着いた暮らしをしていることがわかりました。
ルシファーズは今も活動中?

ルシファーズはさまざまな騒動を起こし、逮捕された人がいたり仲間割れをしたりといったことを繰り返してきたようですが、解散せずに今も活動を続けているとのことです。
ということは今でも世間を騒がせているということなのでしょうか?
実は意外な活動をしていました。
それがどのようなものなのか見ていきましょう。
小田切一家が路上生活者支援活動を行っている?

意外なこととは、小田切一家がしていた路上生活者への支援活動です。
小田切一家やルシファーズのメンバー、その家族たちが、路上生活を送る人たちのために食べ物を配ったり募金活動をしたりしていたのです。
この路上生活者への支援活動は、元受刑者でYoutuberとして活動している懲役太郎という人物に誘われたことがきっかけだったようです。
2023年6月の時点で3回目の活動となっており、継続されいることがわかります。
ルシファーズ、小田切大作、大関真悟、名古屋路上者支援報告! https://t.co/4SJgZDXi3w
第三回目と言うことで、今回は懲役太郎もルシファーズの方々に顔出しして、直接御礼を皆様にお伝え致しました
最初のきっかけは、路上生活者達への嫌がらせや、SNSへの晒し行為でした… pic.twitter.com/lgUzMlARtQ
— 懲役太郎@極道楽園連載開始 (@choueki_tarou) June 21, 2023
世間を騒がせ、ルシファーズ小田切事件などといったマイナスなイメージがあっただけに驚きも大きいですね。
現在は子どももいて、まじめに働いているようです。
一つ前の見出しでご紹介した動画でも「子どもができてから、人を責めるのではなく守ろうと思うようになった」と語っていました。
今はルシファーズの、そして小田切一家のリーダーとして誰かを守るための活動をしているということなのでしょう。
ルシファーズの小田切大作とは?

そうなると小田切大作という人物についてもっと知りたくなりますよね。
学生時代なども含め見ていきましょう。

小田切大作(おだぎりだいさく)
年齢:44歳
- 学生時代からやんちゃで、教師や他校の生徒とも喧嘩ばかりしていた
- 中卒で就職するも続かず、バイクに興味をもつようになる
- 愛知県で初めて暴走族を立ち上げた
- 腕力と組織力の強さで焼く30グループをまとめ、傘下には多くの少年たちがいた
- 2001年愛知県警の悪質路上犯罪特捜部によって障害の疑いで逮捕される
- 現在もルシファーズのリーダーではあるが、建築関係で真面目に働いている
- 結婚し子どももいて、現在は路上生活者の支援なども行っている
学生のころから暴れていた小田切大作は、ケンカの強さだけでなく、人をまとめる力があったことがわかります。
しかしそれだけの人数でバイクを乗り回したりケンカをしていたとなると、逮捕歴があるのも納得ではありますね。
小田切大作が率いていたルシファーズとは?伝説やギャング抗争がヤバい!

ルシファーズは名古屋発祥のチームで、もともとは暴走族グループを卒業した30人ほどのメンバーから始まりました。
それが巨大な勢力を持ったチーマーとなり、大きな組織になっていった経緯はどのようなものだったのでしょうか?
小田切大作の伝説といわれるエピソードや、ギャングたちの抗争について深堀していきましょう。
小田切の伝説やギャングの抗争
90年代は特に名古屋市内のギャング事情はすさまじかったようで、小田切は伝説を残していったといわれています。
ルシファーズが結成される前に起きた小田切の地元と別の地区の抗争はまさに伝説でした。
その規模は150対150という大きなもので、その戦いに勝ち、大きな1つのチームになっていったのです。
このようにして小田切率いるチームは、様々なギャング集団を傘下にし結成から1年後にはなんと1000人にも膨らんでいったようです。
これはすごいですね。
不良少年たちの中で伝説として語り継がれていったのでしょう。
金持ちからカツアゲをしていた?

ルシファーズの勢いのすごさや小田切の伝説についてわかりましたが、彼らがお金のある人たちからカツアゲをしていたというのは本当なのでしょうか?
これは事実のようです。
追剥のようなことを繰り返し、その周辺では高級時計をつけている人がいなくなるほどだったようです。
▼こちらの動画にもあるように、小田切大作本人が、「弱いヤツからカネをとるより強いヤツからカネをとるタイプ」と公言していました。
本人も言っているように、ひどいことをたくさんしてきたというのも事実のようですね。
半グレ集団で宮迫博之に会ったことがある?

半グレ集団とは、暴力団には所属しないで犯罪行為を行う集団のことを指します。
意外にも半グレ集団と芸能界とのつながりが深く、2019年には雨上がり決死隊の宮迫博之らと半グレ集団の関係が報じられたのは記憶に新しいですね。
彼がお笑い芸人として売り出し中の頃、小田切と写真を撮ったことがあるようです。
宮迫氏がトーク番組で「名古屋のやばそうなやつと写真を撮ったら、名古屋では知らないやつがいないほどの有名人だった」と言っていっていた事実もあるようです。
宮迫氏だけでなく、俳優の玉木宏や香里奈といった有名人とルシファーズの関係があるようです。
▼こちらの動画で紹介されているので、ぜひ視聴してみてください。
ルシファーズ小田切事件の意外な真相と現在の姿に驚き

世間を驚かせた名古屋中学生5000万円恐喝事件の真犯人は小田切大作ではないということがわかりました。
小田切が過去に悪事を働いてきたことは事実ですが、現在はルシファーズとして人のためになる活動を行っているようです。
今後の彼らの活動に期待したいところですね。