QVCは1986年にアメリカ合衆国で創業された、テレビショッピング事業を運営する企業です。
QVCは「Quality（品質）」「Value（価値）」「Convenience（便利）」の英文字頭文字で構成されています。
日本では、2001年に三井物産株式会社との合弁企業の株式会社QVCジャパンがテレビショッピング事業を運営しています。
しかし、インターネットを検索すると「QVCジャパンは怪しい？」「顧客対応が最悪」のコメンㇳを見かけます。
これから、QVCジャパンの実態を紹介していきます。
目次
QVCジャパンが怪しい・最悪と言われる理由7選！
QVCジャパンが怪しい理由・最悪と言われる理由は下記のコメントが多くあります。
- 過去の番組で放送事故があった
- 悪い口コミが多く見受けられる
- 商品表示に偽りがあった
- コールセンターの対応が上から目線であった
- 商品紹介時にサクラを利用している噂があった
- 商品の価格が高いと声が多い
- 偽サイト、詐欺サイトがある
これらが真実なのかどうか、1つずつ見ていきましょう。
理由①過去に起こった放送事故
QVCジャパンでは過去に放送事故がありました。
イタリア製の18金・ファンシーチェーンネックレスを値引き販売する番組で、通常価格19,357円を特別価格15,998円で販売する内容でした。
生放送中にイタリア製の18金・ファンシーチェーンネックレスを購入したユーザーから問い合わせ電話がありました。
ユーザーはテレフォンオペレーターを介して購入しました。
テレフォンオペレーターは「イタリア製である保証書が付いている」と説明されて商品を購入しましたが、保証書が入っていないと苦情の電話でした。
なんと、司会者は強制的に電話中継を中断したのです。
その商品に「保証書」がないことが暴露されたのです。
理由②悪い口コミが多数ある
QVCジャパンでは悪い口コミが多く見受けられることです。
- 欲しい商品をスムーズに注文できない
- テレフォンオペレーターの対応が粗雑で上から目線だった
- 納品予定日までに商品が届かない
- 商品の梱包が粗雑
- 次回からQVCジャパンを利用しない
ユーザーの受け取り方によっても変わってくる部分ではありますが、良くない口コミが見られると少し不安になってしまうかもしれませんね。
理由③商品の表示に偽りがあった
消費者庁によって、QVCジャパンが販売した商品が、景品表示法の規定に違反するとして措置命令を行われたことがあります。
消費者庁は2010年3月31日に、住金物産（当時）が製造した掛布団を販売したことで景品表示法規定違反の措置命令を下しました。
掛布団の品質タグの内容が、テレビ番組で紹介したWebサイトと映像・音声との誤認を与える規定違反だったようです。
2009年11月に経済産業省・消費者庁が消費者に向けて「家庭用品品質表示法の誤表記として注意喚起」をしましたが、改善されないため措置命令に至りました。
理由④コールセンターの対応が最悪
QVCコールセンターの対応に悪い口コミが多くあります。
一例を紹介します。
本日限りのお買い得商品を注文した商品が届きましたが、開梱すると全く別の商品が入っていました。
即刻、返品受付専用の番号へ電話しました。
オペレーターから「完売商品なので1週間から10日在庫のお調べをして連絡しますが、ない場合もあります」と淡々と上から目線で応対してきました。
「なぜ、そんなに待つのか？」と疑問点を返すと「探すのに1週間から10日かかるのでご了承頂かないと」と指示書通りの文言を繰り返されました。
何度か繰り返すと、謝りもなく上から目線で電話を切ったのです。
企業が行なう顧客サービスにしては残念なことですよね。
理由⑤サクラを使っている疑惑
「サクラ」というワードをご存知でしょうか？
春に街を彩る「染井吉野桜」ではありません。
「サクラ」は隠語で、金で雇われた仕向け人が、特定の商品・サービスを声高に褒めることです。
サクラがいるのではないか？と疑い、QVCジャパンが取扱いしている商品の真偽を調べた方がいます。
QVCジャパンの関係者と知り合い、利用者の感想動画・音声は実際の利用者のもので、「やらせ」ではないことが判明しました。
当然、利用者の感想動画・音声で「悪い」「合わない」「割高」等があれば、カットされているでしょう。
しかし、QVCジャパンの感想は本物であることがわかり安心ですね。
理由⑥値段が高いという声
QVCジャパンの利用者から「値段が高い」という口コミが多くあります。
現在は数え切れない通販サイトが出店しており、ファストファッション業界も通販ビジネスに力を注いでいます。
そのかで、婦人服の価格設定が他社より高めに設定されているという口コミが多いのです。
たとえば、婦人服の定番であるワンピースは他サイトで4000円～5000円平均の価格設定ですが、QVCジャパンの商品は8000円～9000円と1.5倍～2倍します。
QVCジャパンのユーザー層が50歳以上の方のご婦人型をターゲットにしていますので、高額価格設定をしているようです。
QVCジャパンは、一般的な金銭感覚と乖離が大きいという口コミが多いようです。
理由⑦偽サイト、詐欺サイトが存在する
現在、問題になっている通販サイト「www.hygsstore.xyz」については、信頼性が低い中国系の偽サイトです。
偽サイトはフィッシング詐欺や代金を入金しても商品が届かない詐欺サイトです。
ぱっと見QVCジャパンのサイトであっても、「www.hygsstore.xyz」サイトから購入してはいけません。
「xyz」表記のドメインには詐欺サイトが多く存在するようです。
もし、通信販売サイトでトラブルがあったときは、警視庁株式会社QVCジャパンページで確認しましょう。
そもそもQVCジャパンの商品は本当に売れている？安い理由も調査！
アメリカ合衆国のQVCは株式公開をしているので、株価や決算書で業績がわかります。
QVCジャパンは株式公開をしていないので、売上高・利益率の情報はわかりませんでした。
そのため、本当に商品が売れているか否かは、特定できませんでした。
QVCジャパンの売り込み手段は「在庫数が少なくなりました」「残りわずかです」というセールストークです。
慌てずに、急いで注文をしないで、該当商品を見極めてから注文してみましょう。
QVCジャパンとは
QVCジャパンの会社概要を紹介します。
会社名：株式会社QVC ジャパン（英語表記は QVCJapan,.Inc.）
所在地：千葉県千葉市美浜区ひび野2丁目1番地1
代表電話番号：043-332-5000
設立：2000年6月22日
株主：QVC UK Holdings Ltd. (60%）/ 三井物産株式会社（40%）
資本金：115億円
売上：1,118憶円（2019年度実績）
代表取締役社長：伊藤淳史
設立が2000年と言うことで、日本でも長く商売をしているのがわかります。
テレビCM
QVCジャパンのテレビCMの動画です。
画面左側に商品番号・商品名・詳細情報・残り個数を表示しています。
視聴者が見たときに、思わず購買意欲をそそられてしまいますよね。
商品は本当に売れている？
QVCジャパンのテレビショッピングで、商品が売れているか否かは、特定できませんでした。
QVCジャパンの売り込み手段は「在庫数が少なくなりました」「残りわずかです」というセールストークです。
他のテレビショッピング番組で「本日限り」「今夜12時まで」というセールストークをしている企業がありますが、購買者を煽りたてる手段です。
人は「本日限定」「200個限定」「在庫数僅か」のようにセールストークをされると、注文する行動をとりがちですが、該当商品を見極めて注文することです。
とはいえ、売れていなければ長く番組を続けることは難しいでしょうから、QVCジャパンを見て買う方は少なくは無いのでしょう。
QVCジャパンの商品はなぜ安い？
商品を大量に仕入れることで、仕入れ原価を抑えて、販売価格を安価にしています。
また、倒産した企業から格安価格で商品を仕入れ、安価な販売価格を設定することもあります。
また、大量に仕入れた商品を短期間に安価で販売する特徴があります。
格安価格にして、ユーザーに大量に購入してもらう販売戦略があるようです。
QVCジャパンの商品はなぜ売れる？理由5選！
近年はインターネットの普及とICT機器の飛躍的進歩による通販サイトが台頭しています。
QVCジャパンはインターネットの普及により、テレビ離れが生じているなかで、テレビショッピングの売上は安定しているようです。
QVCジャパンの放送はインターネットで視聴できますが、テレビ放送による視聴率が多いようです。
その理由は、ユーザーの90％が女性で年齢層は40歳～70歳代が多く、いわゆるIT弱者の方々なようです。
理由①多数の購買意欲をそそる商品
QVCジャパンのテレビショッピングは多くの品揃えをしています。
テレビショッピング放送は、きめ細かい商品紹介とナビゲーターの話術で盛り上げています。
放送では、ナビゲーターの他にゲストを交えた掛け合いが番組を楽しくしています。
その掛け合いにより、購買意欲をアップさせて注文してもらう戦略があるようです。
理由②売れ行きがリアルタイムで分かる
QVCジャパンのテレビショッピングではナビゲーターが「在庫数が少なくなりました」「残りわずかです」と伝えます。
その時点の売れ行きの状況をユーザーに伝えて、購買意欲を煽りたてる販売戦略です。
人は「希少性が高いもの」を好む傾向にあるので、心理的に注文するように仕向けるのです。
現在庫が僅かであるテロップ表示や、ナビゲーターから「今、注文しないと手に入らない」と煽りたてるので注文するユーザーが多くいるようです。
理由③親しみやすいナビゲーター
QVCジャパンのナビゲーターの親しみやすさがキーポイントになっているようです。
QVCジャパンの放送では、台本がありません。
ナビゲーターとゲスト出演者がその場で感じたことを、そのままユーザーに視聴者に伝えます。
QVCジャパンのナビゲーターは、アナウンサー経験者・テレビ局関係者がいません。
QVCジャパンの社員がナビゲーターを務めているため、親近感があるようです。
理由④コールセンターの徹底的な配置
テレビショッピング番組とユーザーをつなぐためには、コールセンターが重要です。
QVCジャパンでは、放送をしている建屋のなかにコールセンターがあります。
約500人のオペレーターが24時間365日の電話対応をしています。
特に、その日の「目玉商品」を紹介する時刻が深夜0時です。
深夜0時からはオペレーター要員を増やした電話対応をしています。
理由⑤AI自動字幕で耳の不自由な方や高齢者に優しい
近年は、テレビ放送でリアルタイムの字幕放送（AI機能の文字表示）を開始しています。
いままでの字幕放送は、映像と文字表示までタイムラグがありましたが、解消させています。
聴覚障碍者のユーザーや高齢者のユーザーにわかりやすい放送にしています。
テレビ放送のユニバーサルデザイン化を推進しています。
QVCジャパンには良くない口コミもあるが怪しい会社ではない！
QVCジャパンは、千葉県千葉市の本社建屋にあるスタジオから生放送をしています。
ナビゲーターは、過度な紹介をせず、商品の魅力ときめ細かい特徴を丁寧に紹介しています。
QVCジャパンは、消費者庁から2010年に景品表示法の規定違反により措置命令を受けています。
そのため、口コミサイトに「QVCジャパンは怪しい」「最悪」と投稿する方がいらっしゃるようです。
また、過去に放送事故があり、テレビショッピング内容とオペレーターとの相違があったり、コールセンターにいるオペレーターが上から目線であったことも事実のようです。
しかし改善していかないと企業として存続できませんし、日本国内で20年以上も営業できるはずがありません。
QVCジャパンは今後も安心して利用できると言えるでしょう。
