ニッポン放送で60年近くに渡って放送され、数多くの人生相談にのってきたテレフォン人生相談という番組を皆さんご存知でしょうか?
リスナーからの悩みにパーソナリティーや専門家が答えるというシンプルな番組構成ですが、その中には衝撃的な内容や放送事故レベルの内容も多くあるなど話題を提供しています。
加えてその刺激的な内容から、やらせを疑う声が出たり、パーソナリティが偉そうに語るなど、放送のたびに様々な議論を呼ぶ番組です。
今回は、テレフォン人生相談がやばい理由や、番組がやらせと疑われている理由についても解説していきます。
目次
テレフォン人生相談について徹底解説!回答者が豪華でやばい?
テレフォン人生相談は、現在から過去に至るまでアドバイザーと呼ばれる解答者が豪華であることでも有名です。
これまで数々のアドバイザーが出演してきてますが、どれも癖がある出演者ばかりとなっています。
ただそうした出演者がいることが、番組が60年近く続いている秘訣にもなっています。
ここからは、テレフォン人生相談の番組の詳細とパーソナリティ、そして解答者について解説していきましょう。
【徹底解説】テレフォン人生相談とは?
テレフォン人生相談は、ニッポン放送を中心とした全国23局ネットで午前11時から月曜〜金曜日で放送されている人生相談番組です。
1965年に始まった長寿番組で、現在ニッポン放送の番組で最も長く続いている長寿番組となっています。
聴取者からの電話相談に答えるというシンプルな番組構成で、内容は法律問題や家族関係、健康や生き方の悩みなど様々です。
1980年代までは、実際の家庭裁判所の相談員が回答者として出演していた時期もありましたが、現在は弁護士や精神科医、作家やファッションデザイナーなどが回答者を担当しています。
相談者の内容は時に過激で衝撃的なものや、考えさせられる内容など様々で、時にはネットが軽く炎上する騒ぎを起こすなど、放送開始から60年を迎えてた今でも影響力の高い番組として有名です。
テレフォン人生相談のパーソナリティと回答者を紹介!
2024年現在、パーソナリティーは
- 月曜日:加藤諦三
- 火曜日:今井通子
- 水曜日:柴田理恵
- 木曜日:玉置妙憂
- 金曜日:田中ウルヴェ京
となっています。
中でも加藤諦三さんは、1972年からパーソナリティーを担当する番組の顔です。
社会学者や心理学者として、数々の本を出版したり、番組冒頭で生きるための格言を優しく語る姿は、テレホン人生相談になくてはならない存在として知られています。
過去には、児玉清さんやドリアン助川さん、勝野洋さんや安藤和津さんなど豪華な面々がパーソナリティーを担当していました。
そして2024年現在出演している回答者は、
- 大原敬子(幼児教育研究家)
- マドモアゼル・愛(エッセイスト)
- 高橋龍太郎(精神科医)
- 三石由紀子(作家・翻訳家)
- 森田豊(医療ジャーナリスト・医師)
- 中川潤、大迫恵美子、坂井眞、塩谷崇之、野島梨恵(弁護士)
といったメンバーです。
回答者は、相談者が安心して回答できるようにその悩みに合わせた専門家を出演させています。
テレフォン人生相談がやばい理由7選を大調査!悩みが深刻すぎてやらせ確定!?
テレフォン人生相談には、これまで数々の悩みがリスナーから送られてきました。
その中には、あまりにも悩みが深刻すぎたり相談者がやばかったりなど論争を呼んだことも多くあります。
また相談者の声があまりにリアルであったり、クズすぎたりすることもあって、中にはやらせではないか?と疑う声もあるほどです。
そこでここからは、テレホン人生相談がやばいと言われる理由を7つ紹介していきます。
テレフォン人生相談がやばいと言われる理由①:やらせの疑いがある!
テレフォン人生相談に送られてくる依頼には、かなり強烈な悩みを抱えている相談者も時々出演します。
そのあまりに信じられない相談や、話している内に感情的になり泣いたり怒ったりする人も多くいることから、実はやらせなのでは?と疑う声も一定数いるのです。
もちろん依頼者は完全匿名ですので、どんな人物かは声を聞いただけではわかりません。
そもそもこの番組は、「誰にも相談できない」「人に言えない」悩みを解決するためにある番組です。
なので依頼者も必然的に追い詰められているので、必然的に感情的になってしまうのは仕方がないことなのではないでしょうか。
テレフォン人生相談でやらせがない根拠は?
テレフォン人生相談に関しては、やらせを行っていることはまず考えられません。
なぜなら、月曜から土曜日のほぼ毎日放送しているのに、わざわざやらせを仕掛けるほどの手間をかける意味が無いからです。
そして出演者は著名な教授や弁護士などの専門家ですので、この方々がやらせに加担しても何の得もありませんし、もしやらせが発覚したらすぐに降板することが考えられます。
そもそもやらせが仮にあったら、60年近くこの番組は続いていないかもしれません。
テレフォン人生相談がやばいと言われる理由②:相談者の精神不安定さが怖い!?
やばいと言われる理由の2つ目は、相談者の精神的不安定さに怖さを感じてしまうところです。
相談内容によっては、突然感情的になったり号泣したりする人も多くいます。
そうした感情が強すぎるために、「本当に泣いたり怒っているのか?」と疑ってしまうリスナーも少なくありません。
ただ本当にやらせだったら、そうした情報は何だかの形でリークされるはずですが、この番組では一度もそういったことはありません。
こうしたことから、出演者は本気で悩みを相談したいと思って良いのではないでしょうか。
テレフォン人生相談がやばいと言われる理由③:回答者の先生が偉そう!
3つ目のやばい理由は、回答者の先生が偉そうというところです。
ただ決して偉そうに言っているわけではありませんが、相談者の悩みに必死に答えているあまりついつい感情的になってしまう場面はよくあります。
最も代表的な先生は、大原敬子さんと三石由紀子さんです。
こちらの2人は時々言い方が感情的になることが多く、そのアドバイスは常に賛否両論に分かれています。
ただ放送は15分ですが、実際の相談は1時間近く行っているそうです。
なので、放送には乗らない部分で優しい言葉をかけている場合もあるので、一概にお二人の言い方がキツい訳ではありません。
テレフォン人生相談がやばいと言われる理由④:相談者が電話途中でガチャ切り!
テレフォン人生相談がやばいと言われる理由の4つ目は、相談者が電話をガチャ切れしてしまうことがあることです。
ガチャ切れしてしまった理由は、相談者があまりにもパーソナリティーの話やアドバイスを聞かなかったことにあります。
長年パーソナリティーを担当している加藤諦三さんは、ある時全くアドバイスを聞かない相談者に向かって、「電話を切ってください。当たり前のことが通用しないことを、自明性の喪失と言います」と言いました。
その後加藤さんは、「私は答えません」と言った後、相談者は電話をガチャ切りしたのです。
これ以外にも相談者が電話をガチャ切りしたことは何回かあるので、相談者も何だかの問題を抱えている人が多いのかもしれません。
テレフォン人生相談がやばいと言われる理由⑤:身バレしそう!
テレホン人生相談は、一般の方が相談者なので身バレしてしまうのでは?と気になっている人も多いです。
しかし、基本的に声のみで匿名で放送されるので、プライバシーは確保されていますので身バレの危険は少ないと言えます。
中には方言などの喋り方で、住んでる場所が特定されるのでは?という声もありますが、そうしたことを防ぐためにradikoでもタイムフリーで1週間聴けないようになっていますので、身バレのリスクは少ないかもしれません。
テレフォン人生相談がやばいと言われる理由⑥:悩みの内容が深刻すぎる!?
テレフォン人生相談は、とにかく相談者の悩みが深刻すぎると言われます。
不倫や虐待、子育ての問題や離婚調停など、「本当に?」と思わず疑いたくなるくらいやばい相談をされることもしばしあるのです。
このように現実にあり得ないような相談が寄せられてしばしリスナーを驚かせていますが、それが逆にこの番組の魅力なのかもしれません。
テレフォン人生相談がやばいと言われる理由⑦:回答者の先生がやばい!
テレホン人生相談は、回答者の先生のキャラクターがやばくて偉そうとも言われています。
相談の回答者は、各界の強烈なキャラクターの専門家の厳しい口調が人気の秘訣です。
それに加えてパーソナリティーのメンツも豪華で、時には専門家もパーソナリティーも相談者に対してかなり偉そうな口調になることもよくあります。
やはり相談者に立ち直ってほしい、あるいは問題を解決してほしいと思って向きあっているからこそ、ついつい偉そうな口調になってくるのかもしれません。
テレフォン人生相談のやばい相談5選まとめ!放送事故で場が凍った!?
テレフォン人生相談には、過去には放送事故レベルのやばい相談もいくつかありました。
中には平日の午前中に聞くにはかなり過激な内容も多く、思わず大丈夫?と心配になってしまう相談も多く寄せられています。
ここからは、過去にテレホン人生相談に寄せられたやばい相談を5つ紹介していきましょう。
テレフォン人生相談のやばい相談①:2000円の借金!?
最初に紹介するやばい相談は46歳の男性の相談で、SNSで知り合った友人から借りた2,000円が返ってこないという相談でした。
最初はタバコを買うために立て替えた4〜500円と、カラオケ代の1,000円を奢った型で友人に支払った男性でしたが、急に友人から「お金を貸して欲しい」と頼まれるようになったのです。
パーソナリティーの加藤さんが、「いくら貸したんですか?」と尋ねると、何とその金額はわずか2,000円という安い金額でした。
お金を返すそぶりもなくSNSのフォローも解除されたので、何としても2,000円を返して縁を切りたいという何とも力の抜ける相談だったのです。
これには回答者の弁護士も、「中学生の話を聞いているみたい」と呆れ返ってしまいました。
テレフォン人生相談のやばい相談②:妻が出産したが自分は心当たりがない!
2つ目は51歳男性からの相談で、妻が出産したが自分は心当たりがないというものでした。
妻が「お腹が痛い」というので救急車を呼んだら、何と妊娠していることがわかり病院で男の子を出産したのです。
驚くことに男性はそれまで妻が妊娠していることに気づかず、妊娠しているのにも気づいていませんでした。
さらに男性は、当時2歳の子供に関しても心当たりのない妊娠だったと衝撃の告白をしたのです。
これには回答者の弁護士も「難しい問題」と困惑して、できるだけ早く家族と本当の父親との間で話し合うべきと答えるのが精一杯でした。
テレフォン人生相談のやばい相談③:結婚式で花嫁が逃亡!?
やばい相談の3つ目は、結婚式で花嫁が逃亡してしまったというエピソードです。
このエピソードはかなり衝撃だったようで、加藤諦三さんも週刊文春のインタビューで印象深い相談内容として語っていました。
何と相談者である女性が結婚式当日、「あの人と結婚したくない!」と言って突然旦那との結婚を拒否したのです。
驚くのはその後で、何と母親が相談者の妹に土下座して「代わりに結婚してくれ!」と泣きついてきて、その後妹が本当に男性と結婚してしまいました。
男性も全く問題なくそれを受け入れてしまったそうで、加藤さんも「離婚するべき」とアドバイスをしたそうです。
母親は世間体を気にしたことから、このような行為に及んだのではと加藤さんは推測していましたが、テレフォン人生相談にはこのような信じられない相談が時々送られてきます。
テレフォン人生相談のやばい相談④:遺産相続で揉めた!
次に紹介するやばい相談は、18年前に交わした遺産相続に納得ができないという相談です。
相談者の男性は、18年前に亡くなった母親の遺産を義理の父の遺産分割したのですが、義父が4,000万円渡すと言ったにも関わらず男性は1,500万円しか遺産をもらえませんでした。
男性は当時、書類の意味もわからず内容も吟味しないままハンコを押してしまったようです。
残りの3,500万円がもらえなかったことがよっぽど悔しかったのか、法律的に無理なのにも関わらず回答者である弁護士の坂井さんにキレる始末でした。
加えて男性はハンコを押す際に、義父が書類の細かい部分を裏で隠したと言ったり、義父の身体が大きくて何も言えなかったなどと言い訳を繰り返したのです。
さらに男性は、何の書類にハンコを押したのか全く覚えていないと謎の主張をして坂井さんを困惑させました。
いくら悔しいからと言って、書類も見ずにハンコを押すのは理解できませんが、家族同士で泥沼の争いにならないことを願いたいですね。
テレフォン人生相談のやばい相談⑤:娘が既婚男性の子を妊娠!?
最後に紹介するやばい相談は、娘が既婚男性の子供を妊娠しているという相談です。
相談者には出産を予定している娘がいるのですが、実はその相手が既婚者で3人のお子さんがいるというものでした。
普通なら離婚をする流れですが、娘は男性から「離婚はまだしていない」と言われ、しかも相手の両親からも何の連絡もなかったそうです。
回答者である弁護士の大迫先生も、娘と男性の関係が長く続くとは思わないと思ったそうで、関係を断ち切るべきとアドバイスをしました。
そして子供の認知をして、慰謝料をしっかりもらうべきと伝えたのです。
テレフォン人生相談には衝撃的な相談が多いがやらせは一切なし!
今回は、ニッポン放送で60年近くに渡って放送されているテレフォン人生相談の衝撃的な相談内容や、やらせに関する噂について解説してきました。
テレフォン人生相談には、放送事故級の相談が多く寄せられたり回答者や相談者が妙に偉そうなことから、一部ではやらせを疑う声が出ています。
しかしこの番組は、行き場がなく真剣に悩みを相談する人がほとんどなのでやらせはありません。
信じられない相談が多い番組ですが、それだけ世の中には悩みを持っても誰にも相談できない思いを持つ人が多いからこそ、この番組に助けを求めてくるのではないでしょうか。
今後もテレフォン人生相談が末長く続くことを祈りたいですね!