人気アニメの謎とされている放送、ドラえもんタレントはドラえもんの幻の回で、都市伝説ともいわれる曰くつきの回です。
しかし、放送日も明確にされており多くの目撃者も存在しているので、完全なデマとはいえないのではないでしょうか。
実際の映像や証拠画像はあるのか、噂を検証しながらドラえもんタレントの真相を探っていきます。
目次
ドラえもん幻の回・タレントとは?ストーリーと特徴を解説!
国民的アニメドラえもんには、謎の回と呼ばれるものが存在しています。
支離滅裂な内容で、画像も乱れていたというドラえもんタレントはファンの間で有名な謎の回なのです。
いまだにその真相ははっきりとされておらず、多くの憶測が飛び交っています。
また、タイトルに死ネという文字が隠れていることも話題になりました。
ドラえもんタレントはいつ放送された?
都市伝説というと曖昧のものが多いのですが、ドラえもんタレントは放送日がはっきりしています。
それは1984年7月20日金曜日の19時から放送されました。
これに関しては当時のドラえもん放送日と一致しており、不審な点はありません。
しかし、公式にはこの日「のび太の童話旅行」や「四次元ポケットのスペア」というタイトルを発表しています。
放送日が重なっていることについて、ドラえもんタレントの放送日は2chで後付けしたものではないか、といわれています。
ドラえもんタレントのストーリーとは?
漫画を探してみてもタレントというタイトルは存在しません。
しかし、放送を見たという人が多数おり、当時の録画ビデオを持っているという人もいるようです。
そして不思議なことに、そのストーリーは2つ存在しています。
ストーリー①地球が割れて血があふれ出す
多くの目撃証言があるストーリーは、定番アイテム通り抜けフープを使ったものでした。
何かを暗示するような設定は、様々な考察を生み出します。
そしてそのラストシーンも、血があふれ出すといった国民的アニメとは思えない結末となっていました。
のび太とドラえもんが地下の商店街へ行く
学校のグランドにたたずむのび太が、いつものようにドラえもんに甘えるシーンからスタートします。
その内容は、地下にある商店街に行きたいというもの、なぜなのかその理由は語りません。
ドラえもんは通り抜けフープを利用し、のび太とともに地下へ下りていくのです。
2人がたどり着いた先は、人工的に作られた明るい空間でした。
ベレー帽を被った少女に出会う
地下空間で2人はベレー帽をかぶったジャイ子風の女の子に会います。
その女の子は赤い色の封筒と鉛筆、そしてインク瓶を2人に手渡しました。
その後、女の子は壁の中に消えてしまい、ドラえもんとのび太も後を追いかけます。
警察官のような男性と学生のような男性に出会う
壁の中に入った2人の前に、警官のような男性と泣いている学生が現れるのです。
なぜ学生が泣いているのかも描写されてはいません。
そして、2人に撮影ならアチラへ行けと木琴のような板が並ぶ道を案内しました。
地球のミニチュアが割れ血があふれ出し終了
案内された道を2人が進むと地球のミニチュアがあります。
するとそのミニチュアが割れ、中から血があふれ出すのです。
あまりにも意味深で、少々気味の悪いストーリーですが、それを見たドラえもんとのび太は、驚き抱き合って話は終了してしまいます。
ストーリー②空き地と商店街で知らない人と会話
ドラえもんタレントには、異なるストーリーも存在しています。
その内容も、意味不明の行動をするドラえもんとのび太が描かれていました。
こちらは無音となっており、会話がないために余計に謎の展開とされています。
のび太の部屋から空き地に飛ばされる
こちらでのスタートは、のび太の部屋でドラえもんと会話をするシーンから始まります。
無音のため、どんな話の内容なのか全く想像ができません。
その後、なんの前触れもなくいきなり2人は空地へ飛ばされます。
そこには見知らぬ人たちが3、4人いるのです。
知らない人と会話しそのまま終了
ドラえもんとのび太は、見知らぬ人たちと話をしているように見えます。
さらに商店街のシーンへと場面が変換しますが、先ほどとはまた違った見知らぬ人物が登場するのです。
その人物とも2人は会話をしているようですが、こちらも内容はわかりません。
そして、この話はこのまま終わってしまうのです。
ドラえもんタレントの特徴
ドラえもんタレントでは絵が全体的におかしいと指摘されています。
歪んでいたり、顔が長く描かれていたり、通常の放送とは異なっていたという印象を受けるのです。
また、上記で紹介したようにストーリー性はほとんどなく、音声も途切れ途切れとなっています。
一体なぜこのような回が放送されたのか、どんな目的でドラえもんタレントを放送したのでしょう。
タレント=死ネが崩れた文字?!
ドラえもんタレントが、都市伝説といわれる理由の1つは「死ネ」という文字が隠れているという噂が広まったからでした。
この説は少々強引な気もするのですが、確かに死ネという文字を崩すとタレントになるようです。
しかし、もし本当に死ネという文字をタイトルに隠していたとして、その意図は何なのでしょう。
ドラえもんタレントの真相とは?仮説6選!
ドラえもんタレントについては、なぜこのような映像が流されたのか、実際の映像や証拠の画像は存在するのか、気になることがたくさんあります。
謎の回の放送から40年近く過ぎた今、その真相はいまだ闇の中といえるでしょう。
そんな謎を解き明かすヒントとして、様々に飛び交う噂を考察していきます。
仮説①ドラえもんの他の話と混同?
ドラえもんタレントについては、ほかの回の話と混合してしまったのではないか、といわれています。
その話というのが「地球製造法」です。
地球製造法が放送されたのも1984年で、ドラえもんタレントと一致しています。
その内容は、のび太が生き物の進化を学ぶために小さな地球を作り出し、その地球が割れて壊れてしまうというもの。
確かに地球が割れるという点で合致しており、インパクトの強いシーンなだけにドラえもんタレントとして残ってしまったのかもしれません。
仮説②ドラえもん「ゆめの町ノビタランド」の放送事故?
ドラえもんタレントが「ゆめの町ノビタランド」だったという説は、かなり有力です。
証拠画像として上記画像のジャイアンとしずかちゃんの間に、ドラえもんタレントに登場したとされる見知らぬ人が写っています。
「ゆめの町ノビタランド」放送時に電波障害などが起き、テレビの画面に異常が起きたのではないかといわれているのです。
有力候補とはいえ、「ゆめの町ノビタランド」は1979年4月2日に放送されているので、時期的なズレが生じてしまいます。
ちなみにこの「ゆめの町ノビタランド」は、アニメ放送40周年特別企画として2019年に再放送されました。
仮説③ドラえもんのNG・カットシーンの誤放送?
ドラえもんのNGやカットシーンが流れてしまったのではないか、ともいわれています。
確率としてはかなり低いとされていますが、全くのゼロではないかもしれません。
短時間の誤放送であったというなら、意味不明なシーンが多いことにもうなずけるのではないでしょうか。
仮説④当時放送の別のアニメと混同?
1980年代から1990年代は、藤子・F・不二雄 のアニメが多く放送されていました。
一説ではこれらのアニメの記憶が混合してしまったのではないか、といわれています。
特に注目されているのが1984年放送のパーマン「コピーワールドの謎」で、コピーパーマンが悪に操られてしまうという異次元世界のストーリーです。
また、キテレツ大百科「ウルトラ迷路でウロウロどっきり!?」では、登場人物のみよちゃんが迷路の壁に吸い込まれるというシーンも放送されています。
これらの記憶が混合して、ドラえもんタレントが都市伝説になったという説です。
仮説⑤ビデオテープが原因?
当時はビデオテープが一般的で、レンタルビデオ店で借りたドラえもんのビデオが悪戯されたものだったのではないか、ともいわれています。
前に借りた人が重ね撮りをしてしまい、画像がおかしくなったものを次に借りた人が見たという説です。
あるいは、家庭用のビデオで家族が編集した悪戯だったという説もあります。
見た人が悪戯に気が付いていなければ、謎の回であるドラえもんタレントが誕生してしまいます。
仮説⑥収録がカットされた回?
ドラえもんタレントが放送された1984年には、1度だけ脚本が間に合わず収録がカットされた回があるのです。
その時に、急遽流されたのがドラえもんタレントなのではないかと噂されています。
しかしこれに関して関係者からのコメントは一切なく、本当なのかデマなのか真相は分かっていません。
ドラえもんタレントの実際の映像、証拠画像はある?デマという噂も?
ドラえもんタレントに関しては、都市伝説だという人もいれば本当に放送されていた、という人もいます。
国民的な人気を誇るアニメなだけに、多くのデマが流されていることも否めません。
実際の映像や証拠画像があれば、その真相を知ることができるはずです。
ドラえもんタレントの実際の映像、証拠画像は?
ドラえもんタレントの実際の映像については、以前2chで証拠画像があがっていたようです。
しかし現在はその画像を見ることは出来ませんでした。
また、同じく2chでビデオ動画をアップした人がいたようですが、こちらもファイル破損のため確認はできません。
ドラえもんタレントを再現する人はいる!
実際の映像は確認出来ませんでしたが、ドラえもんタレントを再現している人がいました。
上記映像では、地球が割れて血があふれ出すストーリーが再現されています。
印象的なのは、のび太とドラえもん以外の登場人物に感情がなく淡々と話が展開していくことではないでしょうか。
なぜ地下商店街に行きたいのか、なぜノートや鉛筆を渡されたのか、何も語られておらず最後に通された部屋では、日本の東の海である太平洋あたりがざっくりと切り裂かれています。
ドラえもんタレントはデマ?!
ドラえもんタレントは、多くの人が見たといっていますが、真実だと断定できる実際の映像も証拠画像も見当たりませんでした。
多くの都市伝説がそうであるように、ドラえもんタレントもまたデマだったのでしょうか。
40年近くの時間の中で、その証拠となるものが消えてしまっただけなのか、今となってはどちらともいえない状況です。
ドラえもんタレント以外にも都市伝説回がある?!
ドラえもんタレントを検索すると、もう一つの謎とされている「行かなきゃ」がヒットします。
こちらもドラえもんの謎の回として有名なもので、なんと深夜に突然放送されたのです。
「行かなきゃ」には藤子・F・不二雄の最後のメッセージが託されている、ともいわれています。
ドラえもん「行かなきゃ」という回
この有名な「行かなきゃ」は1996年の9月23日午前2時頃に、突然放送されました。
この放送を見たという多くの人は、のび太が暗闇の中をただただ歩き続け、行かなきゃというセリフを一言だけ語った、と証言しています。
中にはみんなのいる空地へ向かって走っていった、ジャイアンと喧嘩した、など異なるストーリーを話す人もいるようです。
いずれにしても、のび太はどこかに行ってしまいます。
この放送はタイトルのない映像でしたが、ネットユーザーからはのび太の最後のセリフをとって「行かなきゃ」と呼ばれています。
「行かなきゃ」は藤子F氏の声?!
「行かなきゃ」には、藤子・F・不二雄さんの死が関係しているのではないかと噂が立ちました。
実はこの放送と前後する23日午前2時10分、藤子・F・不二雄さんは息を引き取っていたのです。
偶然にしては時間がぴったりとあてはまりすぎます。
噂では藤子・F・不二雄さんが、自分が息を引き取った時に「行かなきゃ」を流してほしいと頼んでいたのではないかと囁かれました。
さらに、のび太の声は藤子・F・不二雄さんのものだったという話も出ています。
テレビ局は放送していないと答えていますが、多くの目撃情報があることからも藤子・F・不二雄さんからの最後のメッセージと考えていいのかもしれません。
「行かなきゃ」の実際の映像、証拠画像は?デマ?
「行かなきゃ」 に関しては深夜に突然放送された、ということもあり実際の映像や証拠画像は残っておらず、デマだったのではないかといわれています。そのため、こちらも上記映像は再現です。
ひたすら歩くのび太の姿が印象的で、急に振り返ると「行かなきゃ」と一言だけつぶやいています。
偶然にも藤子・F・不二雄さんの死亡時間と重なった放送時間、実際の映像は残っていませんがデマと言い切れるのか微妙なところです。
ドラえもんタレントは都市伝説だったのか
ドラえもんタレントには、実際の映像も証拠画像もありませんでした。
しかし、語り継がれる謎の回となったのは真実です。
本当に放送されたのか、ただの都市伝説なのか、それさえもはっきり断定することはできませんが、何かを訴えるような独特のストーリーは、今なお本編同様に見る者の心を惹きつけています。