「マグロ拾い」と聞いて、皆さんはどんなことを連想しますか?
この言葉は「鉄道業界」の隠語として使われていたそうです。
ここで言うマグロとは「電車での人身事故」によって、バラバラになった人間の肉片や臓器等を指しており、皆さんが連想する「鮪(まぐろ)」ではありません。
それでは「マグロ拾い」のバイトについて、2023年最新の情報を調査したのでご覧ください。
目次
電車のマグロ拾いバイトはある?応募先はどこ?
前述したとおり「マグロ」とは鉄道での人身事故により発生した、人間のバラバラになった各部位だとご紹介しました。
バラバラになった人間を拾い集めるバイトは、本当に存在するのでしょうか?
「鉄道人身事故」は度々発生していて、その都度電車は止まりますが、永遠と止まっていることはなく、誰かが「マグロ拾い」をしていることは事実としてあります。
それでは「マグロ拾い」の詳細を見ていきましょう。
マグロ拾いのバイトは存在する?
マグロ拾いという究極の「グロテスク」なバイトが、本当に存在しているのでしょうか。
結論から申し上げると「マグロ拾い」のバイトは存在しません。
鉄道での人身事故は、日々発生するわけではなく「いつどこで」起こるか特定はできないからです。
そのような偶発的に発生する事象に対して、バイトを募り業務にあたってもらうことは、不可能に近いと言えるでしょう。
それでは次に「マグロ拾い」の仕事内容について見ていきましょう。
マグロ拾いの仕事内容とは?
「マグロ拾い」とは文字通り、マグロを拾うものではありません。
人身事故によりバラバラになった、人間の肉片、臓器、頭部や腕などを拾い集める仕事です。
この仕事は実際に存在し、私たちが何気なく使用している、電車のダイヤを乱さないよう迅速に行われています。
そして人身事故の程度によって、バラバラになる具合も違いますが、ほぼ間違いなく部分的に欠損していると思われとても過酷な仕事と言えるでしょう。
マグロと呼ぶのはなぜ?
バラバラになった頭部や腕・足等の遺体は、魚市場の床に転がっているマグロに似ていることから、呼ばれるようになった鉄道業界の隠語です。
人間としての原形をを留めていない轢死体は「タタキ」「ミンチ」と呼ばれています。
しかしながらこのような隠語は、亡くなった人に対する礼を失することから、どの鉄道会社も使用を認めていません。
マグロ拾いの時給は超高額?
「マグロ拾い」の給料は日給制となっており、その額はなんと15,000円にもなるそうです。
この仕事は1週間の縛りがあるため15,000円×7日間で、少なくても105,000円が収入として入ってくる計算になります。
さらには作業が発生しない間の待機中であっても、給料は保証されているようです。
マグロ拾いの求人はどこで募集されている?
それでは「マグロ拾い」の求人は、どこで募集を行っているのでしょうか。
ネット上で検索をしてみても、なかなかマグロ拾い募集にたどり着く事はできません。
しかし鉄道での人身事故は発生し、誰かが必ず処理しているため、鉄道は常に運行が出来ているのです。
マグロ拾いは誰がやる?マグロ拾いの実態とは?
「マグロ拾い」は一体誰がいつ、どのように行っているのでしょうか?
人身事故が発生した場合、誰かが必ず「マグロ拾い」をしているという事実があります。
そのような求人がないとしたら駅員が直接対応するのか、それとも「専門機関」が存在するのでしょうか。
「マグロ拾い」の実態に迫っていきたいと思います。
マグロ拾いは駅員の仕事?
マグロ拾いが発生する場所は、大半が駅のホームで発生しています。
駅員は運行時間中は、どの時間帯にも必ず常駐しているため、人身事故が発生するとその対応に向かいます。
と言うことは駅員が「マグロ拾い」を行っているということでしょうか。
答えはその通りで、駅員自らが人身事故が発生した場合「マグロ拾い」を行っている、ということになります。
これは駅員の知り合いに聞いた話なんですけど、きさらぎ駅勤務、酔っ払いは来なくてゲロ掃除は滅多にないから楽らしいです マグロ拾いは多いらしいですが
— 矢持奎 (@PBW_K) January 2, 2023
マグロの独特な異臭がトラウマになる!
マグロは独特の「におい」を発するようです。
例えば損壊が激しい遺体になると、血液や体液が漏れ出してくるため異臭を発します。
また腸などが千切れている場合も多くあり、その場合は胆汁のにおいや、便が体外へ飛び散っているため、強烈な刺激臭を発しているようです。
さまざまな体液や臓器が飛び散り、その周囲は異臭が漂っており、季節によっても夏はさらに強烈な異臭に変化していきます。
事故車両の洗浄も駅員がおこなう?
人身事故は電車と人間が接触することで、体は状態を保つことが出来なくなり、引きちぎれ「臓器・肉片・体液」といった、ありとあらゆる物が周囲に飛び散ります。
当然それらの飛散物は電車へも付着するでしょう。
その洗浄を行うのは、まぎれもなく「駅員」さんなのです。
マグロ拾いが都市伝説の理由5選!マグロ拾いの高額バイトは存在しない?
マグロ拾いの求人が「存在するのか・しない」のかについてご紹介してきました。
ここまで読み進めていただいた、皆さんは「マグロ拾い」の実態について、分かってもらえたのでわないでしょうか。
ここからは「マグロ拾い」が都市伝説となっている理由と、高額バイトの真実について解説していきます。
理由①マグロは鉄道会社の駅員が撤去する?
理由の1つ目に関しては、前述したとおり「駅員」さんが飛び散った肉片や体液、臓器などを洗浄します。
亡くなった遺体については「その後の処理」のために回収し、警察の到着を待ちます。
既に亡くなっていると分かる状態であっても、生死の判断は医師だけとなっており、「心肺停止状態」と言うしかなく、丁重に救出をしなくてはなりません。
理由②警察が現場検証を行うため関係者以外は立ち入り禁止
駅員は人身事故が発生しいた場合、関係各所へ連絡し対処にあたります。
現場の保存に努め、警察や消防が到着次第、その指示に従い対応するのです。
人身事故が発生した場合は、関係者以外はもちろん立ち入り禁止となり、誰も立ち入ることはできません。
立ち入り禁止の間に、実況見分や現場の復旧などが行われ、電車動かすためにあらゆる準備しているのです。
理由③マグロがいつ現れるかわからないためバイトは雇えない?
もうお分かりいただけたと思いますが、「マグロ拾い」はいつ発生するか、特定することはできません。
と言うことは、いつ発生するかも分からないものに対し「バイトを募集」することは、一般的に考えられないということになります。
理由④そもそもマグロ拾いのバイトは存在しない?
いつ発生するか分からない、突発的な出来事に対しバイトは雇えません。
少しでもコストを抑えたいのが経営者というものでしょう。
いつもその場で働いている人たちが、対応することが一番「シックリくる」と言えるでしょう。
と言うことは「マグロ拾い」はバイトではなく「鉄道職員」が行っている、ということになるのです。
理由⓹マグロ拾いの元ネタはドラマのGTO?
マグロ拾いがアルバイトという噂を広める元となったのが、ある少年マンガだったという情報があります。
そのマンガはドラマにもなった「グレートティーチャー鬼塚(GTO)」だそうです。
鬼塚は修学旅行費を稼ぐため「マグロ拾い」のバイトをするのですが、その霊に呪われてしまうというものです。
GTOはとても人気のあるマンガなので、広がった可能性は十分にあると思われます。
高額時給バイトはなかった!それは「鉄道職員」の仕事だった!!
「マグロ拾い」という高額時給のバイトは、存在しませんでした。
人身事故により周辺に飛び散った「肉片・臓器・体液・服・アクセサリー」などは、全て鉄道職員が片づけていました。
駅員になる人たちは、救命救急の講習が義務づけられており、日々何があっても良いよう体制を整えているのです。
何の経験もないアルバイトが出来る業務ではなく、日々の訓練が必要な、とても過酷な業務と言えるでしょう。