【2024最新】多発性硬化症の有名人8選!なりやすい人の特徴や初期症状とは?

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難病と言われる多発性硬化症は、近年日本でも増えており、林家こん平さんなど有名人でも患った方がいらっしゃいます。

私たちにとってそれほど遠い存在ではない多発性硬化症は、一体どのような病気なのでしょうか。

なりやすい人の特徴や初期症状、寿命などを、多発性硬化症の有名人の例を元に詳しくみていきましょう。

【画像あり】多発性硬化症の有名人8選!美人が多い?

多発性硬化症の患者さんには、美人が多いという噂があります。

確かに、この病気は男性よりも女性の方が2〜3倍多いとされることが理由かもしれません。

多発性硬化症を患った有名人の事例を見て、この病気について深く学んでいきましょう。

有名人①アリス・紗良・オット

世界的ピアニストで、日本でも人気があるアリス・紗良・オットさんは、2019年2月に多発性硬化症と診断されたことを公表しています。

彼女は1988年にドイツのミュンヘンで生まれ、父親がドイツ人で母親は日本人です。

2010年には、ドイツの音楽賞であるエコー賞の「ヤング・アーティスト・オブ・ザ・イヤー」を受賞しています。

2018年の秋ごろに、日本ツアー中にだるさを感じ、その後、左半身の痺れや視野のぼやけ、歩行障害が出てきたため、入院した後に発覚しました。

闘病を経て、2021年にはアルバムを発売し、ヨーロッパや日本でツアーを開催しています。

周囲からは、病を患う前よりも音色が明るくなったと言われ、順調に回復しているようです。

2023年の現在も来日公演が決まっており、精力的に活躍されています。

有名人②セルマ・ブレア

アメリカ出身の女優セルマ・ブレアさんは、2018年に多発性硬化症と診断されました。

診断後には様々な治療を受けますが、どれも効果がなかったそうです。

そして、がん患者のほとんどが受けるより大量の化学療法を受け、幹細胞移植も行い一命を取り留めたと言われています。

激しい治療で、身体的ダメージも相当大きかったようです。

神経系にダメージを受けたために、体のバランスをとるのが難しく、日中眠気に襲われる慢性睡眠障害を発症したことも明かしています。

2021年8月に病状が寛解期に入ったと語っていますが、まだ完治したわけではありません。

彼女は現在も、息子さんの成長を見守りながら、病気とともに生きることについてメディアで積極的に発信し、多くの人々に勇気を与えています。

有名人③クリスティナ・アップルゲイト

クリスティナ・アップルゲイトさんは、Netflixのオリジナルドラマ「デッド・トゥ・ミー~さようならの裏に~」などで知られるアメリカ出身の女優です。

2021年8月に多発性硬化症を患っていることをツイッターで告白しました。

「デッド・トゥ・ミー」の最終シーズンを撮影中に診断を受け、その後無期限の闘病生活に入りました。

体重が約18キロも増え、杖が必要になったことも明かしています。

2022年11月には、ハリウッドセレブの成功の証とされる「ハリウッド・ウォーク・オブ・フェーム」に名前が刻まれるという幸運が訪れます。

クリスティナさんは病を公表後初めて、そのセレモニーに参加するために公の場に復帰しました。

一時撮影が中断していた「デッド・トゥ・ミー」の最終シーズンも無事配信され、現場にも復帰しているようです。

有名人④林家こん平

林家こん平さんは、日本テレビの長寿番組「笑点」の大喜利メンバーとしてお馴染みの人気落語家です。

2004年8月に声が出なくなり入院し、番組開始以来ほぼ無欠勤で出演し続けた「笑点」も休業することになりました。

翌年3月には多発性硬化症と診断され、5月に退院するも、右半身の麻痺と言語障害が残っており、リハビリ生活を送っていたようです。

2006年には趣味の卓球ができるほどに回復しましたが、噺家としての復帰は困難だということで「笑点」を降板しています。

その後も、講演会活動などで多発性硬化症の啓発活動を行うとともに、同じ病気の方々を勇気づけてきました。

しかし2013年には糖尿病が悪化し、壊死した左足の指を切断し、一時は生死の境を彷徨います。

その後療養生活を送るなかで少しずつ回復していきましたが、2020年12月に誤嚥性肺炎のため、77歳で亡くなりました

有名人⑤伊藤智也

伊藤智也さんは、三重県出身の車椅子陸上アスリートです。

1982年に人材派遣会社を設立して、従業員200名の経営者として活躍していました。

しかし、34歳の時に多発性硬化症を発症し、診断を受けて入院後1週間で失明しています。

さらに、喉の障害のために話すことができず、両手足も動かないため、車いす生活を余儀なくされます。

合併症を起こせば余命3年とも言われたそうです。

しかし半年後には、奇跡的に右目が見えるようになり、話すことや手を動かすこともできるようになりました。

診断を受けた翌年から車いすの陸上競技を始め、北京パラリンピックでは400mなどで金メダル、ロンドン大会では3種目で銀メダルを獲得しています。

一時現役を引退しましたが2017年に復帰し、東京オリンピック出場を目指すことを決意します。

そんな中で、2020年11月に多発性硬化症の重度の再発が起き、左手には以前よりも進んだ障害が残ってしまいます。

東京オリンピックでは、障害が軽度だと判断されて本命種目ではありませんでしたが、出場を果たしています。

「車いすの達人」と呼ばれる伊藤さんは、今年で60歳になりますが、現役で今も活動されているようです。

有名人⑥ジャック・オズボーン

ジャック・オズボーンさんは、イギリスのロックバンド「ブラック・サバス」のボーカルのオジー・オズボーンさんの長男です。

ジャック・オズボーンさんは、2002年から家族で出演したリアリティ番組「ザ・オズボーン」で知名度を上げ、同年にはエミー賞を受賞しています。

その後も様々なメディアで活躍をしますが、2012年6月に多発性硬化症と診断されたと公表しています。

右目の視力の60%を失ったことで検査を受けて、病気が発覚したそうです。

両足の痺れなどの他の症状も出て、運動や食生活も見直すこと様々な治療を受けます。

幹細胞療法のためにヨーロッパまで行ったこともあるようです。

診断を受ける2週間前には、前妻との間に第一子が生まれたばかりで、彼は幸せと絶望を一度に体感することとなりました。

2013年10月には番組に出演しており、足の疼きと時折の倦怠感以外には、大きな症状はなかったと話しています。

2021年12月には、ファッションデザイナーのアリー・ギアハートと再婚し、2022年7月には娘さんが誕生しています。

2022年3月にはルーマニアを訪れ、ウクライナとの国境沿いでウクライナの人々を支援するボランティア活動をしていたようです。

今年で38歳になるジャック・オズボーンさんは、現在もInstagramなどでお子さんとの様子を公開しており、充実した生活を送っているようです。

有名人⑦大橋ノア愛喜恵

NHKEテレの情報バラエティ番組「バリバラ」に出演していた大橋ノア愛喜恵さんは、多発性硬化症を患っています。

1988年に福島県で生まれ、父が日本人、母がアメリカ人のバックグラウンドを持ちます。

高校在学中には柔道のアメリカ代表候補に選ばれてアメリカに渡り、北京オリンピックの代表にも内定していた実力だったそうです。

しかし、2007年3月に突然目が見えなくなり、腕が上がらずよく肩を脱臼するようになり、12月には多発性硬化症と診断を受けます。

日本で入院生活を始めますが、半年で胸から下が動かなくなったそうです。

現在は、筋ジストロフィーや重症筋無力症、シェーグレン症候群の障害も抱えながら、大阪市内のNPO法人「自立生活夢宙センター」のスタッフとして在籍しています。

やりたいことに前向きで、パワフルに自分の道を切り開く姿が、多くの人に勇気を与えています。

有名人⑧ロニー・レイン

ロニー・レインさんは、イギリス出身のミュージシャンです。

1960年代半ばから70年代前半に、人気ロックバンド「スモール・フェイセズ」に在籍し、ベーシストやシンガーソングライターとして活躍しました。

1973年にバンドを脱退してソロ活動を始めますが、数年後に自身の母親も患っていた多発性脳脊髄硬化症と診断されてしまいます。

治療を続けながら音楽活動を行っていましたが、症状は次第に悪化していきます。

1997年6月に、長い闘病生活を終えて、51歳の若さで短い生涯を終えています

多発性硬化症はどんな病気?寿命や治療方法は?

有名人にも患者が多い多発性硬化症は、一体どのような病気なのでしょうか。

初期症状や、なりやすいと言われている人の特徴などを詳しく調べてみました。

再発と回復を繰り返す特徴がある多発性硬化症が、患者さんに与える寿命への影響や治療方法などをまとめてご紹介します。

多発性硬化症は指定難病!どんな病気?

多発性硬化症(MS)は、脳や脊髄、視神経などの中枢神経系の病気です。

中枢神経は、暑さや寒さの感覚や体を動かす指令などを送る役割があります。

この中枢神経は、エミリン(髄鞘)と呼ばれるもので覆われて守られており、例えて言うならば、電線がショートを防ぐために、ビニールのカバーで覆うのと同じ原理です。

多発性硬化症では、炎症によってそのエミリンが壊れて、中の神経がむき出しになってしまう「脱髄(だつずい)」が起こります。

そのため、信号が伝わりにくくなったり、異常をきたしたりすることが発生し、視力障害、感覚障害、認知症、運動障害、排尿障害などの神経症状が現れます。

多発性硬化症では、脳や脊髄のいろいろな箇所で脱髄を起こし、寛解を繰り返すことが特徴です。

寛解は数ヶ月から10年間以上持続すると言われ、個人差があります。

約40%の人は通常の生活を続けているようですが、一部の人は、日常生活が急速に困難になることがあります。

ただ、重症でない限りは、一般的には寿命が短くなることはないと言われています

多発性硬化症になる原因は?何人に1人?

多発性硬化症が起こる原因は、まだ十分に明らかになっていませんが、自己免疫が関係していると言われています。

細菌やウイルスなどの外敵を排除するための役割を持つ免疫系が、本来の働きをせず自身の正常な細胞や組織にまで攻撃をして障害をもたらすことがあります。

多発性硬化症は、脳や脊髄のエミリンが自身の免疫系に攻撃されて引き起こされると考えられています。

他にも遺伝や環境面の影響や、ウイルス感染などの要因が重なって発病し、なりやすい人には特徴があるようです。

  • 遺伝:遺伝子の組み合わせによって、多発性硬化症になりやすい体質である。
  • 環境:緯度や日照時間、ビタミンD、喫煙など
  • ウイルス感染:衛生状態の良い地域や家庭に多く、ヘルペス属ウイルスなどの感染が引き金になる。

2017年の全国臨床疫学調査などによると、日本の有病率は10万人あたり約14〜18人と推定されて近年増えており、約17,600人の患者がいると言われています。

また、平均発病年齢は30歳前後で、男性に比べて女性の方が2〜3倍多いです。

多発性硬化症の症状や前兆は?

多発性硬化症は、脱髄が起きる場所とその組み合わせが人によって異なり、出てくる症状や程度も様々です。

同じ人でも、毎回同じ症状が出るわけではなく、頻度も人それぞれです。

また、初期には症状が出たり消えたりするようです。

多発性硬化症は、次のような症状がみられると言われています。

  • 視覚障害:視界がぼやける、色がわからない、視野が欠ける、ものが二重に見えるなど
  • 感覚障害:痛みや温度がわからない、触覚が鈍くなる、しびれ感や痛みなど
  • 運動障害:手や足に力が入らない、スムーズに動けない、ろれつが回らない、飲み込みが難しいなど
  • 平衡障害・失調・ふるえ:まっすぐ歩けない、上手に動かせない、動作が遅い、手足がふるえるなど
  • 排尿障害:急にトイレに行きたくなる、排尿を我慢できない、漏らしてしまうなど
  • 性機能障害:性感覚の低下、勃起不全、射精不十分など
  • 認識・感情の障害:思考速度の低下、記憶力・集中力・判断力の低下、情緒の不安定さ、抑うつ、機嫌が良すぎるなど。
  • 疲労・疲労感:すぐ疲れる、疲労感が絶えずあるなど

多発性硬化症の治療法は?

現在の医学で、一度壊れた脳神経組織を修復することは難しく、多発性硬化症の治療は早期であればあるほど治療効果が高いことがわかっています。

診断されたらなるべく早く、再発と進行を抑えるための治療を開始することが大切です。

再発進行を防止するために、1ヶ月に1回投与する点滴薬や、患者さん自ら注射する注射薬、飲み薬などがあります。

症状が強く出ている時は、炎症を抑えるためにステロイドが使用されます。

患者さんそれぞれに出ている症状に合わせた対処療法も行われおり、症状の応じて鎮痛剤やてんかんの薬、抗うつ薬などが処方されます。

多発性硬化症の有名人は男女問わず発症していた

多発性硬化症の有名人は、確かに美人が多いですが、女性だけでなく男性も同じ程度の割合で病気と向き合っていました。

ご紹介した有名人は皆、自身の辛く苦しい体験を糧に、前向きに他者のために発信したり活動をしたりしていました

多発性硬化症の治療技術が今後も進み、患者さんが暮らしやすい社会を目指したいですね。