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華やかに見える人には、泥の積み重ねがある

今では「キング冨岡」「成金上等」というキャッチーなワードで知られる冨岡剛さん。
派手なスーツ、外車、ホテル暮らし――確かに目を引くライフスタイルだ。
でもその裏には、誰よりも地道な努力を続けてきた“継続の人”としての顔がある。
派手な“今”の背景には、20年以上コツコツと積み上げてきた“地味な過去”が存在するのだ。
野球少年が見つけた、人生の競技

冨岡さんが最初に夢中になったのは野球だった。リトルリーグで汗を流し、甲子園を夢見ていた中学生。
でも、たまたまテレビで観た大学ラグビーの早明戦で、その価値観は一変する。
「この競技、本気で命をかけてる。自分もここで勝負したい」
心のスイッチが入るのに、時間はかからなかった。
ルールも知らずに飛び込んだ“ゼロからの挑戦”

野球を辞め、まったく未経験のラグビーに飛び込む。
当然、最初は何もできなかった。タックルも怖かったし、走る位置も分からなかった。
でも、「とにかく、誰よりも練習する」と決めた。
その日から、“継続”が彼の武器になった。
青学で気づいた、“考える力”がラグビーを変える

青山学院大学ラグビー部では、試合の流れを読んでプレーする“頭脳型”のスタイルに魅了された。
フィールドの中で、味方の動きと相手のパターンを観察し、“次の一手”を常に考える。
冨岡さんは、ここで“考え抜くことの継続”が、プレーヤーをワンランク上げることを知った。
社会人ラグビーの頂点で、記録よりも継続
神戸製鋼時代、1年目から得点王に。
そして日本選手権決勝では“1試合71得点”という歴代最高記録を達成。
この記録はいまも破られていない。
でも冨岡さんは「記録は、毎日の繰り返しの“副産物”にすぎない」と言う。
勝負の世界で一番大事なのは、「準備を続けること」。
それが“勝てる選手”の条件だと信じている。
1日200本のキック練習を、10年続けた男

“ゴルゴ冨岡”と呼ばれるようになった理由は、感情を一切出さない冷静さもあるが、何より“安定”だった。
毎日200本のキック練習。雨の日も、風の日も、休まない。
「特別な練習じゃない。ただ、毎日やる」
それを10年続けた。それこそが、彼の“武器”だった。
28歳の引退、そして新しい継続が始まった

現役を28歳で引退した冨岡さん。そこからは、青学ラグビー部の監督として、“育てる側”の継続が始まる。
自分のように、どこかで転機に出会った若者に、“走り続けることの大切さ”を伝える日々。
結果を出すより、“継続して努力する自分を好きになれ”と語っていたそうだ。
“夜逃げ”からの挑戦。人生のリスタート

大学時代、父の事業失敗により一家は夜逃げを経験。
家も資産も失い、人生がゼロから始まった。
でも冨岡さんは、「誰にも頼らず、自分で立つ」と決めて、そこからまた走り出す。
アフィリエイトという“継続力が報われる世界”へ

成功するまでに1年以上収入がゼロ。それでも冨岡さんはやめなかった。
ラグビーと同じように、地道な設計と改善を毎日繰り返した。
その結果、今では20年以上にわたって年収2億円を維持し続けている。
キング冨岡が語る“継続論”とは

YouTubeでは「キング冨岡の成金上等」を展開。
成金という言葉の裏にある、“続けてきたから今がある”という自負。
「才能は、継続には勝てない」
その言葉を、今日もカメラの前で伝えている。
まとめ:続けた人にしか、見えない景色がある

冨岡剛さんの人生は、“継続で勝ち続けてきた男”の証明だ。
派手な結果の裏には、誰にも見せない積み重ねがある。
今、何かを始めたばかりの人にも伝えたい。
「すごい人じゃなくていい。ただ、続ける人になろう」と。