日本には信仰の自由があることから、数々の宗教団体が裏に数多く存在しているのを皆さんご存知でしょうか？
その中には良い宗教もあるのですが、中には裏の思想がヤバくて人を不幸にするような宗教もあります。
時には犯罪を起こしたり、信者や世間とトラブルを起こすなど、世間から強い批判を集めたことも1度や2度ではありません。
今回の記事では、日本にあるヤバいと噂されている宗教を16選ランキングで紹介します。
やばい宗教ランキング16選！近づいてはいけない宗教の見分け方は？
日本にある宗教団体の中には、信者や世間とトラブルを起こしたりする団体も存在します。
これらの宗教は世間から「カルト宗教」と呼ばれていて、時には裁判を起こすなど様々な事件を起こし、宗教そのもののイメージを悪くしてきました。
もちろん全ての信者が悪い人というわけではないのですが、こうしたトラブルはメディアで報じられたりしているので、イメージは年々悪化してしまっています。
ここからはそんなヤバい宗教を16選紹介し、近づいてはいけない宗教の見方についても解説しますので、参考にしてください。
1位：Aleph（旧オウム真理教）
日本人にとってヤバい宗教の代名詞とされているのは、間違いなく第1位のAleph（オウム真理教）ではないでしょうか？
1987年に松本智津夫（麻原彰晃）によって設立されたオウム真理教は、90年代に数多くの殺人事件を起こした宗教団体です。
当初はヨガ教室のような触れ込みで立ち上げましたが、80年代のオカルトブームと合わさり、徐々に若者を集めて修行をする団体になります。
しかし松本が1990年の衆議院選挙に立候補して惨敗すると、オウムは化学兵器を開発するなどテロ組織へと変貌し、施設の建設などでトラブルを起こし続けました。
その後、長野県松本市や東京の地下鉄で化学兵器サリンをばら撒くテロ行為を行い、その恐ろしさを世間に浸透させたのです。
やがて松本をはじめ幹部は逮捕され、松本を含む多くの幹部は死刑判決を受けました。
その後2000年にオウムは破産しアレフと改名し、2008年にAlephと改名し現在でも活動中です。
現在は目立った活動はしてない感じですが、これからの動向が気になりますね。
2位：幸福の科学
次に紹介するのは、幸福の科学という宗教です。
1986年に大川隆法によって設立された宗教団体で、歴史上神話上の守護霊の本心を伝える霊言を公開する宗教として知られています。
2009年には政治に進出し、「幸福実現党」を立ち上げました。
他にも思想を書いた本を数多く販売したり、学校法人や芸能プロダクションを立ち上げるなど、宗教団体として色々なことをしています。
その一方で、1991年には批判的な報道をした講談社のフライデーに対して、抗議活動を行ったこともありました。
この時幸福の科学は、講談社に対して抗議のファックスを55,000通送るなど、ヤバい宗教としても認知されたのです。
2023年に大川隆法は亡くなったそうですが、一般には公表されていません。
ちなみに息子の忠洋氏は、YouTuberやホストとして活動したり、渋谷区議会選挙に出馬したと思えば名誉毀損で逮捕されました。
大川隆法が亡くなったことで、この教団の行く末が気になるところですね。
3位：創価学会
日本を代表する宗教団体として知られる創価学会も、ヤバい宗教として世間に認知されています。
1930年に設立された歴史の古い団体で、日本だけでなく海外にも数多くの信者を抱えている宗教団体です。
全国で信者による熱心な活動が行われてますが、一方で信者によるしつこい勧誘活動が批判を浴びています。
また国内外で数々のトラブルを起こしたり、時にはデマも飛び交うなど良くも悪くも世間を騒がせる宗教団体として有名です。
こうしたことから各界著名人によって批判されることも多く、しつこい勧誘行動と合わせてヤバい宗教のイメージが強くなっています。
2023年には名誉会長の池田大作氏が死去したことで、これからの行き先が気になるところです。
4位：統一教会
日本だけでなく世界に多くの信者を持つ旧統一教会こと世界平和統一家庭連合は、1954年に韓国で文鮮明によって設立されました。
80年代には、教団内婚制として信者同士で結婚するという「合同結婚式」がマスコミで大体的に報じられ、元アイドルの桜田淳子さんや新体操の山崎浩子さんが参加したことでも有名です。
その後2022年、安倍晋三元総理が銃撃され殺害されたことで、統一教会と政治家との関わりがクローズアップされたことで統一教会は批判の渦にさらされます。
この他にも、
- 教団に関係した殺害事件
- 霊感商法
- マインドコントロール
- 悪質な勧誘活動
- メディアへの脅迫行為
が取り沙汰され、ヤバくて危険な宗教というイメージが浸透しています。
現在では世界平和統一家庭連合という名前で活動していますが、日本の政治家との癒着など、まだまだ謎多き宗教団体です。
統一教会に人生を狂わされた被害者は数多くいるので、早く被害者が救済されて欲しいですね。
5位：エホバの証人
続いて紹介するエボバの証人は、1870年頃にアメリカで誕生したキリスト系の宗教団体です。
アメリカを始め世界中に多くの信者がいますが、思想にはカルト的一面もあって世界各地で信者に関するトラブルが起こっています。
エボバの証人は禁止事項が多く、クリスマスや誕生日などの祝事や、信者同士の結婚の禁止など様々です。
中でも恐ろしいのは輸血の禁止で、これによって亡くなった子供などもいたことから、日本では裁判に発展することもありました。
このようなことから、いくつかの国ではカルトに指定されている宗教です。
現在でも多くの問題を起こしているので、カルトと言われても仕方ないかもしれません。
6位：顕正会
顕正会（けんしょうかい）は、さいたま市に本拠地を置く大石寺系の宗教団体です。
仏教系ではありますが、1973年に日蓮正宗から除名処分を受けたことで日蓮宗や他の仏教系からは邪教とされています。
有名なのは創価学会との対立で、これまで何度もその思想と政治活動に関して批判を繰り返してきました。
ただ以前から、強引な勧誘をして断られた人に暴力を企てる信者がいるなど、その強引な勧誘方法が時に批判されています。
この勧誘にはノルマがあるようで、そのせいで信者はかなりしつこく入信を要求してくると評判です。
こうしたことから、世間では危険でヤバイ宗教として見られてしまいました。
まだまだ実態が知らさせてない宗教でもあるので、要注意の教団と言えるでしょう。
7位：ひかりの輪
次に紹介するひかりの輪は、元オウム真理教幹部だった上祐史浩氏がオウム脱会後に立ち上げた宗教団体です。
オウムからの脱却を目指すのを目的として、オウム事件の被害者に対する賠償を行っています。
表向きは良い組織ではありますが、公安によって「麻原隠し」と呼ばれ、実はオウム真理教の影響を受け継いているのでは？と疑われたのです。
これによって上祐氏は観察処分の対象になり、オウム（現Aleph）との関わりを巡って現在でも裁判は継続中です。
上祐氏自身も麻原氏の影響はないと否定していますが、今後の動向がどうなるか気になりますね。
8位：新天地イエス教会
新天地イエス教会とは、1984年に韓国で誕生したキリスト教土壌の宗教団体です。
韓国ではカルト宗教として批判されていて、プロテスタント教会に信者を送り強引に勧誘する悪質な手段で信者を増やしてきました。
2020年の新型コロナウイルスのパンデミック時には、教会での集団礼拝によって感染者が急速に増えていったことで、その存在が世界に知れ渡ります。
これによってアメリカでもカルト宗教と呼ばれたり、当時のソウル市長が集団礼拝を禁止するなど、かなりの騒ぎになりました。
その異様な集団礼拝での信者の姿を見ると、やはりカルト教と言われても仕方ないかもしれません。
9位：法の華三法行
法の華三法行は、かつて数々の詐欺事件を起こしてワイドショーを賑わせた宗教団体です。
教祖だった福永法源氏の、「最高ですかー！！」という絶叫が今でも強く耳に残っている方は多いのではないでしょうか？
静岡県の富士市に本部を置いて、足裏診断として「ガンになる」と脅し、多額の現金を巻き上げたり福永氏の手形を高額で買わせるなどの霊感商法を繰り返しました。
やがて福永氏は逮捕され、被害総額は600億円と、豊田商事事件に次いで大きい金額の詐欺事件とされています。
その後2003年に解散しますが、2011年には一部幹部が法の華三法行の流れを汲んだ宗教団体を立ち上げ、現在も細々活動しているようです。
以前より注目はされてないですが、気になる存在ではありますね。
10位：立正佼成会
立正佼成会は、日蓮系・法華系の流れを組む仏教系の宗教団体です。
創価学会と同様に政治との関わりが強いことで知られ、立憲民主党とは協力関係にあります。
かつては強引な信者獲得の手法が批判されたこともありましたが、現在では社会貢献活動や他の宗教団体と連携活動も熱心に行っている宗教です。
しかし近年は、信者の減少によって厳しい経営状況が続いています。
かつては普門館という、全日本吹奏楽部コンクールが行われていたコンサートホールを所有していましたが、耐震不足で2018年に解体されてしまいました。
苦しい状況が続いているので、影響力はダウンしてしまうかもしれませんね。
11位：崇教真光
崇教真光（すうきょうまのひかり）は、岐阜県高山市に本部を置く新興宗教です。
「地球は元一つ、世界は元一つ、人類は元一つ、万教の元又一つ」をコンセプトに、宗教や人種を超えた新たな原理の確立を目指しています。
1970年代にはブラジルにも進出し、約30万人の信者がいるそうです。
現在特にトラブルなどの事件はほとんど報告されてませんが、ネット上では「カルト教では？」という噂も一部あります。
あまりトラブルは表沙汰になってませんが、カルト教と言われていることはあまりありません。
ただ政治家との関わりも深く、組織票の存在も指摘されたこともありました。
まだまだ謎が多そうですが、気になる存在ではあります。
12位：霊波之光
千葉県野田市に本部を置く霊波之光（れいはのひかり）は、波瀬善雄によって1954年に創設された宗教団体です。
人類救済と世界平和を目的にし、「霊波」という独自の神通力で奇跡が起こると主張を持っています。
入信したことで救われたという信者もいるようですが、お守りなどの「お布施」にかかる費用が高く、中には100万円を使った信者もいるようです。
他にも知り合いに無理やりお守りを送ったり、強引な勧誘をしたりと批判をされることも多くあります。
また宗教活動の際には、必ず白装束を身に纏わなければならないことから、信者以外から見ると「怪しい」「ヤバい」と思われても仕方ないかもしれません。
13位：世界救世教
世界救世教は、岡田茂吉によって1935年に立ち上げられた新宗教系の教団です。
静岡県熱海市に本拠地を置き、熱海市にあるMOA美術館や箱根にある箱根美術館、「地上天国」と称されている箱根神仙郷と呼ばれる庭園を持つなど、芸術分野にも力を入れている宗教でもあります。
この宗教を有名にしたのが、「手かざし」と呼ばれる除霊方法で、悪いところに手をかざすことで病気が治ると信じられているようです。
しかしそれに関して医学的根拠はなく、健康保険の適用を受けることは当然できません。
教団内でも、除霊の方法を巡って組織で対立構造が造られるなど、身内同士での分裂がよく起こる宗教としても有名です。
MOA美術館や箱根美術館は観光地として高い評価を受けているので、美術館は残って欲しいですね。
14位：神慈秀明会
神慈秀明会（しんじしゅうめいかい）は、前述した世界救世教から分裂した形で生まれた宗教団体です。
本拠地は滋賀県甲賀市で、神苑と呼ばれる巨大な礼拝堂は、あの9.11のテロで崩壊した世界貿易センタービルを設計したミノル・ヤマザキ氏によって設計されました。
教祖は世界救世教の教祖の岡田茂吉で、信仰のスタイルは世界救世教とほぼ変わりません。
以前は強引な勧誘方法が社会問題になったことがありましたが、現在ではそのような方法での勧誘はほとんど行われなくなりました。
どちらかというと穏健な宗教ですので、このまま大人しく活動していって欲しいものです。
15位：かむながらのみち
かむながらのみちは、横浜市磯子区岡村を本拠地にする宗教法人です。
教祖は女性の北村慈敬で、その次男は何と人気フォークデュオ「ゆず」の北川悠仁さんとしても知られています。
北川さんがゆずで人気を得たことで、かむながらのみちが週刊誌を中心に色々とクローズアップされ、過去には資金集めのために自己啓発セミナー会社を設立したこともありました。
しかしこの会社が悪徳な方法でセミナー受講生からお金をむしり取っていたとされ、その後閉鎖されています。
現在は健全に宗教のみで運営されているそうですが、息子の悠仁さんやその奥さんの高島彩さんを悪い方向に利用しないかどうか心配です。
16位：生長の家
生長の家は、1930年に谷口雅春によって創設された宗教法人です。
人間は神の子という考えを基本方針にしていて、国内外に数々の「道場」を持つ宗教として知られています。
これまであまり世間でトラブルを起こしてこなかった宗教団体ですが、勧誘がしつこかったりお布施が高額で借金だらけになったという悪い評判も噂されているようです。
他にも、ヴィーガンのように肉を食べない生活を推奨している一面もあります。
植林活動や太陽光発電の普及なども行っているなど、環境問題には積極的に取り組んでいるそうなので、トラブルを起こさず社会活動を欠かさずに継続してほしいですね。
カルト教団（やばい宗教）の定義とは！？国際的な基準の一つ？
上記で紹介したように、日本には数多くのやばい宗教があることがわかりました。
実はカルト宗教には、社会的に警戒を要する団体の国際的基準が存在します。
ここからは、カルト宗教の定義と国際的な基準について解説していきましょう。
セクト構成要件の10項目とは？
1995年12月にフランス国民議会で、通常の宗教かカルトかを判定する国際的基準が定められました。
この報告書はギュイヤール報告書と呼ばれ、報告者の名前が使われています。
その構成要件は、全部で10項目です。
どんな要件があるのか、ここから解説していきましょう。
セクト構成要件①精神の不安定化
10項目の1つ目は、精神の不安定化です。
これは主に親に信者を持つ信者二世に当てはまり、無理やり宗教を押し付けることで精神的に不安定になった子供は後を断ちません。
精神的な問題は簡単には解決しないので、最も危惧すべき問題かもしれません。
セクト構成要件②法外な金銭的要求
10項目の構成要件の2つ目は、法外な金銭要求です。
カルト教に関しては、高額なお布施や高額の商品を売るなど霊感商法の被害も多く報告されています。
宗教を信じすぎるあまり、財産を一瞬で無くしたり破産したりなど、お金にまつわるトラブルは絶えません。
金の切れ目は縁の切れ目とも言うので、お金のトラブルは人間関係を壊す恐ろしいものでもあります。
セクト構成要件③住み慣れた生活環境からの断絶
10項目の構成要件の3つ目は、住み慣れた生活環境からの断絶です。
住み慣れた生活環境とは、宗教にどっぷりと浸った家族と縁を切るという意味があります。
宗教が理由で家族が崩壊する意味でもあり、宗教のせいで不幸になるという典型的な例です。
セクト構成要件④肉体的保全の損傷
10項目の構成要件の4つ目は、肉体的保全の損傷です。
これは行き過ぎた信仰によって、暴力などに発展する場合もあることから定められました。
どんな状況であろうと、肉体を傷つける暴力は許されるものではありません。
セクト構成要件⑤子供の囲い込み
10項目の構成要件の5つ目は、子供の囲い込みです。
子供の頃から親が信仰する宗教の系列校に無理やり入校させられ、価値観を無理やり押し付けるマインドコントロールのことを言います。
親によって自由を阻害されてしまっているのですから、これは不幸と言う以外の何事でもありません。
セクト構成要件⑥反社会的な言説
6つ目の構成要件は、反社会的な言説です。
これは社会に対して、強権的で反発的な行動を起こす過激な宗教団体のことを指しています。
差別的な言動も含まれているので、宗教を縦にした悪質な言動とも言えるでしょう。
セクト構成要件⑦公秩序の攪乱
7つ目の構成要件は、公秩序の撹乱です。
こちらは単純に、公序良俗に反するような行動や言動のことを言います。
言うまでもなく宗教に誘うために犯罪に近いことをやってしまうことで、断じて許されることではありません。
セクト構成要件⑧裁判沙汰の多さ
セクト構成要件の8つ目は、裁判沙汰の多さです。
宗教を巡るトラブルや名誉毀損など、様々な理由で裁判を起こしている宗教団体はカルトと呼ばれます。
裁判の数が多ければ多いほど、怪しいと思われても仕方がありませんね。
セクト構成要件⑨従来の経済回路からの逸脱
9つ目は、従来の経済回廊からの逸脱です。
経済回廊とは、国境を越えて鉄道や道路のインフラを整備する経済開発計画を言います。
悪い宗教団体の中には、間違った経済回廊をして諸外国との関係を悪化させる組織もあるのです。
セクト構成要件⑩公権力への浸透の試み
最後の10個目は、公権力への浸透の試みです。
巨大化した宗教団体は、政治に進出して権力をさらに大きくしようと試みます。
やがて選挙の時に、信者以外の方にしつこく投票を呼びかけるなど、行き過ぎた状態になってしまうのです。
やばいと思った宗教には、近づいてはいけない！
今回は、日本にあるやばい宗教をランキングにして解説しました。
やばい宗教は、信者からお金をむしり取ったり、子供に宗教の信仰を押し付けて家庭崩壊に導くなどをします。
本来宗教は人を幸せにするものですが、やばい宗教は逆に人を不幸にするものばかりなので、やばいと感じたら近寄ってはいけません。
全ての宗教団体が悪質というわけではないですが、入信を誘われたらできる限り関わり過ぎないことが懸命です。
